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中国山地メンバーが選ぶ「2024年の5冊」①~森田一平さん編~
2025年になりました。みんなでつくる中国山地百年会議・事務局の中尾です。みなさま、年末年始はいかがお過ごしでしたか?
2020年10月に発足した「みんなでつくる中国山地百年会議」は、今年2025年に丸5年を迎えます。複雑で予測不能なVUCAの時代にあって、中国山地に息づく暮らしと知恵を本に記し、今を生きる私たちがつながりながら、次の世代へとバトンを引き継いでいく意味は、今後ますます大きくなってくると感じています。
今こそ、出会い直そう。つながり直そう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
さて、年末に「今年の10冊」というハッシュタグが周りで少し流行り、さまざまな方の10冊を楽しく覗いていたのですが、中国山地のメンバーなら何を選ぶのかが気になって、「2024年の5冊」を教えてくださいと呼びかけてみました。こちらでも紹介してみたいと思います。
まずは、みんなでつくる中国山地百年会議の発起人のひとりで、現在副会長を務めている森田一平さんが選ぶ「2024年の5冊」をコメントと共にご紹介します!
1冊目:『反資本主義─新自由主義の危機から〈真の自由〉へ』デヴィッド・ハーヴェイ(2023年、作品社)
「革命とは一時の出来事ではなく、長期の過程である」の名言。
2冊目:『宮本常一 〈抵抗〉の民俗学』門田岳久(2023年、慶應義塾大学出版会)
庶民はいつも抵抗が必要だ。
3冊目:『鏝なみはいけん : 石州左官が彩る鏝絵』渡部 孝幸(2008年、ワン・ライン)
石見人の仕事ぶりに感動。
4冊目:『Weの市民革命』佐久間裕美子(2020年、朝日出版社)
市民革命!
5冊目:『路上と観察をめぐる表現史─考現学の「現在」』広島市現代美術館・監修(2013年、フィルムアート社)
まちやむらは、みんなで、1人ずつつくったものの集合体!
「抵抗」「市民革命」「反資本主義」など、やや過激な(笑)キーワードが並んでいるのが、なんとも森田さんらしいなと感じました。1冊目の『反資本主義』は、12月にトークイベントでおじゃました徳島県美馬市の「泊まれる本屋まるとしかく」で見つけたのを、嬉々として読みふけっておられたのが私にとっても印象的だった一冊です。
みなさんにとっての「2024年の5冊」は何ですか?
よろしければこちらのフォームからぜひ教えてください。
百年会議の会員の方に寄せていただいたものは、ぜひこちらでも紹介させていただきたいです(それはちょっと、という方は備考欄にその旨ご記載くださいね)。