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2021/9/4 City Pop
DJ教室応用編(曲の構造の理解と選曲)の後、続けて3時間近くぶっ通しで回してまいりました。前半は過去セトリの流用だったので、こちらをご参照ください。
今回は、9月下旬に予定されていたシティポップの回用に作っていたセトリを公開しちゃいました。また0から作らなきゃならねえです。
今回のテーマは、シティポップの周縁とセンターの使い分けでした。ベタ曲だけだと他とかぶりますし、知らない曲だらけだとポカーンとなってしまうので、試行錯誤の結果がこちらです。
夜間飛行 / スターダスト☆レビュー
根本要のイメージが強いスターダスト☆レビューですが、三谷泰弘のシティポップ的センスで塗りつぶされているのがこの曲。三谷脱退後の曲、例えば「木蓮の涙」あたりと比べると全然別バンド。Aメロふわっと、Bメロタイトに、サビはA'というジャズ的な展開も印象的。
Because / 杉山清貴&オメガトライブ
アルバム「river's island」の中でも異質な曲。ベースがサビ以外同じパターンを繰り返すことで、独特の浮遊感を実現している。彼らのミッドテンポ曲はシングルカットされない名曲が多いので注意。
鸳鸯袜 / 容祖儿
Joey Yungこと容祖儿は香港のシンガー。その名も「J-POP」という名のアルバムに収録されており、この曲のサビのめくるめく進行はまさにシティポップ。
ミスティック・ラバー / フィロソフィーのダンス
単なるアイドル曲にしておくにはもったいない名曲。特にじっとしていないベースラインが秀逸。ドラムのフィルインもセンスがいい。
YoutubeはPremiumメンバーにしか見せないようなのでSpotifyでどうぞ。
スノッブな夜へ / 国分友里恵
前の曲とのつながりっぷりがすごい。40年近く経っているのに!近年の再評価はうれしいばかり。歌詞の古臭さは否めないが、楽曲としての強度はゴリゴリに強い。
My Favourite / LUSS
今の「都市生活者のための音楽」ってどんなんやろなあ、と考えたときに真っ先に出てきた曲。ジャンルとしてのシティポップから逸脱しているけど、これが今のシティポップではないかという仮設。ちなみにLUSSは若い女子に受けがいいです。
かけてあげる / DAOKO
この曲も前の文脈で登場してもらうことに。歌唱法など、後のJ-POPに大きく影響を与えた気がする。
Feel So Right / Afgan, Isyana Sarasvati, Rendy Pandugo
インドネシアの実力派歌手が集結して90's R&Bをやったんだけど、サビでシティポップになっちゃった的な曲。PVもなぜか秩父宮ラグビー場だし。ただただ声がかっこいい。
テレフォニズム (Night Tempo Melting Groove Mix) / フィロソフィーのダンス
再び登場フィロのス。今回はNight Tempoのアレンジの妙で大傑作に。過剰な要素が削ぎ落とされコンプレスされ、曲の情感が引き立っている。オリジナルにはない間奏とかやばい。
City Pop / 江海迦
AGAこと江海迦も香港の人。タイトルが「City Pop」で疑うべくもなくシティポップなのですが、杏里風のサビはお見事。PVもなかなか狂っていて素敵。何でギアのバーが光っとんねん。
ああ無情 / 谷口雅洋
アン・ルイスよりも早く発表されていたにも関わらず圧倒的に知名度が低い"The City Pop"。特にAメロBメロは秀逸。ほのかに大滝詠一っぽい声のような気がする。
きらり / 藤井風
現代のシティポップと言えばこれかなと。歌詞も含め、圧倒的な才能に圧倒される。サビの締め方は素晴らしいし、AメロBメロサビの関係性に至っては正気の沙汰ではない。
Top Form / Mamakiss
タイのシティポップエピゴーネン(言い過ぎ)、ママキッスの思いっきりシティポップ書きました的曲。BPMの速さ、エコー使い、シンコペーションの多用といずれもツボを突いてきてニヤニヤしてしまう。PVもアホ。
Let Me Love You / 少年隊
彼らのアルバム「Prism」は奇跡の傑作で、この曲以外にも山下達郎提供の「湾岸スキーヤー」など名曲揃い。「仮面舞踏会」「デカメロン伝説」しか知らない人はもったいない。
濃妝搖滾 / 藍心湄
近所で台湾マッサージ受けてたら流れてきて、速攻で身元特定した曲。杉山清貴&オメガトライブの「Asphalt Lady」の完コピながら、おそらく無許可、そういう時代。「Go! Disco Dance!」のサビで原曲を知る人はひっくり返る。
Oh No, Oh Yes! / Tokimeki Records
竹内まりやが中森明菜に提供した不倫曲をTokimeki Recordsがリメイク。こちらの方が明菜版より淡々としていて良い。とりあえず竹内まりやなので自動的にシティポップ扱い。これもしかして、アイズレー・ブラザーズの「Between The Sheets」やろうとしてた?
วันที่ฟ้าเป็นใจ / Penguin Villa
タイのポップバンドが放つ、ギターポップ的でもあり70年代シティポップの香りもある佳曲。こういうのを次の曲とつなげると意味が固定されるので面白い。
Down Town / Sugar Babe
ここで大ネタ使い。シティポップの始祖だし、後の達郎の活躍を予見させるし、ギターポップへの影響も感じさせるし、何より曲が良い。
銀座 / 古内東子
恋愛にパラメータを全振りした女、古内東子。子孫には西野カナ等がいる。元オリジナル・ラブの小松秀行プロデュース期は名曲が多く、これもその一つ。銀座って言ってるからこれ以上のシティはないでしょう。PVには変な語りが入っているので閲覧注意。
これ使っちゃったんで、またセトリ組まなきゃいけないです。今回入れなかった安部恭弘や稲垣潤一あたりを積極的に起用したいです。うーん悩ましい。