見出し画像

2024/7/21 チルいタイポップ@SOUL SISTERS

暑いと動きたくないじゃないですか。DJ時もアガる曲はちょっとしんどいので、最近の曲を中心に原則BPM90以下で選んでみました。直前にインちゃん(Ink Waruntorn)観てきたのでかけたかったのもあります。いずれにせよ、聴いて涼んでいただければ。

กัญญาพะวง /  PAPAGUMP feat. แตงโม สยาภา

年末年始にNong Taprachan(バンコクのインディーズを支えるレコ屋)へ行ったときに激推しされたパパガンプ。流れるような多重サビが素敵。これ流してマッサージされたら最高な気がする。

แค่นี้...พอ (Present) / The Parkinson

某中村めぐみさんも推してたザ・パーキンソン。ちょっと前の曲ですが、アイズレーズ・ミーツ・シティポップな感じでシルキーです。ベースがスケベ。

Fool / LUSS

これもちょっと前の曲ですが、ラスはちょっとシリアスな曲の方が好きです。

Happy Pill / Pam Anshisa feat. UrboyTJ

ここ数年一番引っ張りだこと思われるラッパー、UrboyTJをフィーチャーしたパム・アンシサのチルチルな曲。呼吸音がいいんですわ。多分マイク前にフィルターしてないかすっごい薄いの使ってる。

ชอบอยู่คนเดียว / Ink Waruntorn

インちゃんの曲で一番好きかも。サビのしゃくりが特徴的。LuckyFesで、この曲のサビで他の数人のお客さんとヘイヘイ言ってたら最後の方お客さんのほとんどが乗っかってくれて楽しかった夏休みの思い出。

ลมหนาว / Zentyarb x Punyarb

ちょっとスケール感のある佳曲。モンゴルのラッパーもこういう曲やるよね。進行自体はラッパーらしくシンプルなのに飽きさせないのは立派。

Snooze / Earth Patravee

衝撃のゴロゴロしてるだけPV。小学生の頃友達にゲイ雑誌の畳の上でゴロゴロする半裸の小太りな中年男性の写真を見せられたことを思い出した。曲はすごく好き。

Real Eyes / Motley Flower feat. Pae Arak & Numcha

とにかく声が良くないですか?どうってことない曲なのに声だけで持たせてるのがすごい。ゲストもしれっと超豪華。

Can't Let U Go / Varis

目の前にいたちょっとイカツ目のお兄ちゃんが話を止めてガッツリ聴いてたので刺さったのでしょう。タイトなリズムに浮遊感のある上モノ乗せてくるところが上手だなあと思います。

ยิ้มมา (Crush) / Bowkylion

タイフェスにも来てたボーキーライオンの可愛らしい曲。暑いときはこういう隙間の多い曲が助かる。他の曲ではまた発声が違うし、かなり器用。

Bad Luck / Lipta feat. The Toys

進行だけ追うとよくあるタイポップなんだけど、とにかくアレンジが上手いのとそもそも歌が上手い。LiptaいいよねLipta(Twitterに書いた)。

That's Why / Quicksand Bed

これもちょっと前の曲だけど、チルさを求めてたどり着きました。途中でリズムが抜けるところとか軽く夢見心地になります。

ถ้าเธอไม่อยากโชคร้ายเรื่องความรัก (Let Me Love You) / Nont Tanont feat. Ink Waruntorn

インちゃん祭りなので選曲。ノンタノンもいい曲を連発してて信頼できます。このデュエットは痺れますわね。

My Best Friend / Narongvit, Bell & Bowling

流れでえらい古い曲を持ってきましたが、歌い方に若干時代は感じるもののいい曲なんですわ。前の曲からの流れはいいと思うんですけどね。

ซ่อน / Zom Marie

これ、ドラマの曲だと思うんですけどゾンマリさんです。何と言うか甘酸っぱい曲に仕上がっております。こういうの大好物なんですよ見た目に反して。

รัก.. ที่ไม่มีเธออยู่ / Singto Numchok

チルといえばシントー(ナムチョークの方)。古い曲とはいえ入れないわけにはいきません。それにしても何回見てもこのPV何でこんなの作ろうと思った?

Shelter / WNRDA

すげえいい曲だと思うんだけどWNRDAの読み方忘れた。UKものとかとつなげたい。

Playlist / Baybay

これ曲もいいんですけどとにかくPVがいいんですよ。うまいよなタイ人こういう日常を捻った観点で切る取るのほんと。

หยุดสักที / Lukpeach feat. Kob Flat Boy

ルクピーチが丸サ進行やるだけでたまりませんな。何かずるい曲。ちくしょう。

Can You Be My Umbrella? / Rainytoast

何だろ、プラスティック・プラスティックを少し大人っぽくした感じ。マットな声のイメージに引きずられてるかも。最後おかしなことが起きます。これは生で聴いてみたい。

Asian Flush / via.

最近気に入ってるvia.。先日ネオソウルのイベントで回しても好評でした。声の適度なスモーキーさがあまりタイにいなかった感じ?

รักครั้งเดียว / ETC.

Etc.好きなので入れておきたくて。ほんとにトラックがこなれてるよなあといつも感心します。ギターの人一番地味だけど一番上手いよな。

เผลอหรือตั้งใจ / Ink Waruntorn

インちゃん祭りなのでひとつなんとか。

ยกมาทั้งสวน / Ice Sarunyu

実はこの日一番かけかかった曲。あのアイス・サランユーがダンディ坂野みたいになっちゃった!という驚きの後、「あれ、この曲すごくないか?」となりました。Bメロがまるっきりルークトゥンモーラム、さらにイントロでいきなりラナート(タイの古典楽器の木琴。7音平均律なのでポピュラーミュージックではまず使わない)らしき音でタイっぽさを違う角度からぶっこんでくる。まさか「上を向いて歩こう」リスペクトでもなかろう。さらに意図的なヴァースの反復による聴きどころの強調など、掟破りの方法でローカル感を前面に出しつつ、ポップミュージックとして破綻していないすごさ。
ちょっと前まではポップスとルークトゥンモーラムファンはくっきり分かれていましたが、ここ5年ぐらいで両方聴く若い人が増えているので、明確にその汽水のような層を狙ったのかもしれない。さすが交通事故後ミュージカルで鍛えてきただけのことはある。

ちょっと暑いうちはこの路線で行きたいので関係者の皆様諸々おはからいをお願い申し上げます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?