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タイ音楽アーカイブ - G

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Gail Dila / เกล ดีล่า

Gail Dila / เกล ดีล่า (2000)

長くジャズ寄りの曲で活躍するシンガー。この頃は正直あまり歌が上手くないが、後の活躍を見るにタイ語詩よりも英語詞の方が得意なのかもしれない。

Gam The Star / แก้ม เดอะสตาร์ (วิชญาณี เปียกลิ่น)

Baby, It's You (2011)

ゲームは名前のとおり、オーディション番組「ザ・スター」出身。南部のパッタルン県出身。色白至上主義でハーフ>華人系タイ人>タイ人のヒエラルキーが未だに強いタイ芸能界では珍しい存在ながら、「Let It Go」はじめタイのディズニー歌手としても活躍。本作はいい意味で90年代US R&Bを聴いているような感覚。歌唱力は抜群に高い。

Girly Berry / เกิร์ลลีเบอร์รี

Stop Me Babe! (2008)

タイのアイドルの中では早くからK-POPの影響を受けていた。ヒップホップソウルのような曲も面白い。2014年に解散しているが、その後もイベントでちょいちょい再結成しているらしい。

Goong Nang / กุ้งนาง กุ้งนาง ปัทมสูต

คนมันแรง (1993)

女優のクンナンのファーストアルバム。声質からロックテイストの曲の方が合っている。2011年に42歳の若さで亡くなっている。

Gramaphone Children

Slice & Dice Volume One (2016)

DJとして活躍するグラマフォン・チルドレンのアルバム。タイのクラブシーンのレベルの高さを証明する作品に仕上がっている。本人はハービー・ハンコック、プリンス、ミッドナイト・スター、シュガーヒル・ギャング等に影響を受けているらしい。これは見つけたら即買い推奨。

Grammy Best Of The Year

1998 (1998)

ジャケがマイク・オールドフィールドの「Tubular Bells」みたいなグランミーの年間ベスト。デザインにグランミーを感じるオールドファンも多いと思う。バード、アッサニー・ワサン、ローソーと錚々たる顔ぶれが多いがバラード中心。今の耳ではリオ・プットの「ไม่รักได้ไง」が面白い。

2005 (2005)

このベスト盤だけを聴くと、1998年からあまり変わっていない印象を受け、この時期のグランミーの停滞を表しているように見える。その中でも異色なのは本格R&Bのラナ・カミンズ。当時どの程度の人気があったのかはわからないがトラックがしっかりしていて、このベスト盤の中では浮いた存在になっている。

GMM Grammy Everlasting Love Songs

The Beauty Of Acoustic (2007)

グランミーのテーマ別ラブソングコンピレーション。これはアコースティックがテーマということで、ボー、ダー・エンドルフィン、パーミー、カロリーズ・ブラー・ブラーとバラードの名手が揃う。全てを比較したわけではないが、おそらくアレンジ違いの再録。冒頭のアオフの曲がドラマティックでなかなか良い出来。

The Colour Of Love (2009)

グランミーのテーマ別ラブソングコンピレーション。テーマが抽象的過ぎてイマイチ意図を掴みかねるものの、佳曲が並ぶ。M The Starの「เกินตัว」はオリジナルとアレンジが異なり、今のポップスとしても十分聴ける仕上がりに。

Grammy Number One Download

Grammy Number One Download (2008)

グランミーの雑コンピ。この頃をピークにCDの売上が落ち始め、その後チェーンのCDショップが次々と閉店していくことを考えると、このタイトルは興味深い。Buddha Blessの「Bump Boom Boom」が従来のグランミーのコンピとは異色で、時代の変化の兆しを感じる。

Groovy Flowers From Asia 2 Driving Thailand

Groovy Flowers From Asia 2 Driving Thailand (2021)

韓国でミュージシャンとして活躍する長谷川陽平によるルークトゥンコンピレーション。選曲はマフト・サイに近いレアグルーヴ観点。ディープ・パープルの「Black Night」を豪快にパクった曲も。

Gym And Swim

Amazing Pingpong Show (2019)

メンバーのSNSへの書き込みが発端で解散に至ってしまったポップバンド。来日時のライブはとても楽しかったので残念。後にメンバーのチャルームはVINIのツアーマネージャーとして来日したが「自分のバンドで来たかった」と言っていた。この作品は明るいポップセンスにあふれているが、落日飛車とのコラボ曲で見せる哀愁が美しい。


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