「ダートと違って、芝の大幅体重プラスは来ない」という説が本当か調べてみた
わたしがストマックさんの大ファンであることはもはや周知の事実であろう。
私は過去にYoutuberとして活動していたこともあるんだが、それも競馬予想をエンタメの域にまで昇華したストマックさんに憧れてのものだった。
そもそもストマックさんのコンテンツは
中年オジサンの競馬予想
中年オジサンの当たった、外れたのすったもんだ
中年オジサンの食事風景
という絶望的なもので、そんな中、数万人規模のファン・アンチを生み出すなんて、ストマックさんが逸材中の逸材中なのは間違いないであろう。
もしこの記事を読んでいる方の中にストマックさんの日常を見たことがない方がいらっしゃれば、ぜひこちらの動画を見てほしい。
ハイライトは9:30~の競艇のシーンである。
人の不幸は蜜の味、というわけではないが、わたしはこの動画でどれだけ笑わせてもらったか分からない。
鬼嫁にいびられた時など、辛い時には必ずこの動画を見て、笑顔と元気を取り戻している。
そういうわけで、わたしはストマックさんの動画を欠かさずチェックしているわけだが、チューリップ賞の回顧でストマックさんが気になることを仰っていた。
この動画はストマックさんがウォーターナビレラに賭けて玉砕されるという今世紀最も悲しい映像の一つなんだが、ウォーターナビレラの敗因についてこのように指摘しているのである。
わたしは長らく競馬界に属しているが、このような定理は聞いたことがない。
さすがはストマックさんである。
ストマックさんは競馬に関しては様々な視点から独自の理論を構築されていて、勉強になることも多い。
「これは良いことを知ったぞ」というわけで、実際のデータはどうなのか調べてみた。
まずはダートのレースである。
■馬体重増減別成績(ダート)
基本的に馬体重の増減はないほうが成績が良く、大幅な馬体重の変動はそれがプラスであろうと、マイナスであろうと、成績は悪化する。
それ自体はよく知られた事実であろう。
ダートだけに絞ってもその傾向は変わらない。
つまり、「ダートはプラス体重でも来る」というのは間違っている。
定説の一文目からさらっと間違いをぶっこんでくるあたり、さすがストマックさんである。
が、これは日本語のあやというものだろう。
ストマックさんはダートはプラス体重でも来るということを言いたかったのではなく、芝の方がプラス体重だと好走率が減るということをいいたかっただけに違いないのだ。
そんな揚げ足を取ってはいけない。
というわけで、芝のレースで調べてみた。
■馬体重増減別成績(芝)
うん???
なんかパッと見、おかしなことになっている気がする。。。
が、わたしのストマックさんに限ってそんなことはないはずだ。
ちゃんと整理してみよう。
ふむ。。。
どこからどう見ても、芝の方が複勝率が高い。
なんか脳がバグってる気がするので、念のためストマックさんの動画を見直してみる。
ふむ。。。
どこからどう見ても、ストマックさんは間違っている(涙)
というか、今週行われたのはチューリップ賞であることを考えたら、桜吹雪の背景もおかしい。
何から何までおかしいじゃねえか!!
もうこの時点でわたしは絶望的な気持ちになっていたが、念のため出走頭数の補正をかけてみた。(芝の方が平均出走頭数は少ないため、複勝率は高く出やすい)
こちらが補正後の数字である。
やる前から分かっていたが、無駄であった。
というわけで、ストマックさんが仰っていた「ダート戦は+体重でも来るが、芝の大幅体重はほとんど来ない」というのは正しくなくて、「大幅体重増は好走率が下がるが、その影響はダートの方が大きい」というほうが、真実に近い。
これは知らなかった。ありがとう、ストマックさん。先生のおかげです!!
なお、このストマック理論について指摘をするのはこれが2度目である。
↓↓↓1度目はこちら↓↓↓
ストマックさんの過去動画漁ったら、それなりのシリーズ物が作れるんじゃないかという気がしないでもない。
というわけで、この指摘がストマックさんに届くことを祈りながら、本考察は終わりにしようと思う。
(わたしはいつかストマックさんと飲みに行きたい)
おもしろいと思って頂けた方はぜひイイネ!!してほしい。
↓↓↓これまでに書いた競馬の考察記事はこちら↓↓↓