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【騎手考察】松山弘平編

2020年、デアリングタクトの牝馬3冠でいっきにトップジョッキーの仲間入りを果たした感じの松山さん。

2021年もルメールさん、川田さん、福永さんに次いでリーディング4位と安定した成績を残している。

ちなみに複勝率を年度別に見てみると、年々信頼度が上がってきている様子が一目瞭然である。

2016年:22.2%(リーディング22位)
2017年:22.7%(リーディング15位)
2018年:27.7%(リーディング8位)
2019年:28.7%(リーディング7位)
2020年:33.2%(リーディング4位)
2021年:36.3%(リーディング4位):6/13時点

ルメールさんや川田さんの複勝率が50%近いことを考えると、22.2~36.3%の複勝率はそこまで高くないと思われるかもしれない。

だが、これは騎乗技術がどうというよりは馬質の問題が大きく、実際過去5年の1番人気の複勝率は67.7%と高い水準になっている。

※数字だけだと、ルメールさんや川田さんよりも高い。が、ルメールさんなんかはルメールさんが騎乗するだけで1番人気になってしまうことが多々あるので、1番人気の馬質という意味では、松山さんの方が有利になりやすい数字だとは思う。


で、わたしの松山さんの評価なんだが、最も信頼している騎手の1人である。去年あたりからはよく買わせていただいた。転がしという勝負時にも松山さんなら安心して託すことができる。

が、じゃあどういう特徴があるかと聞かれても、ぱっとすぐには長所や欠点が出てこない。バランスが高次元で取れていて、特徴らしき特徴をあげるのが難しい印象である。そういう意味ではルメールさんに近い

過去に調べた福永さんや川田さんは明確な特徴があって、狙える条件と狙えない条件がはっきりしていたが、松山さんはバランス型のため、ルメールさんと同じく、調査したところで、そこまで顕著な特徴が出ないんじゃないかと不安ではあった。

が、今回の分析の結果、実際は強い条件と弱い条件がはっきりした騎手であることが分かって、個人的には面白かった。

※バランス型と思ってない方には面白くない考察かもしれません。ご注意ください


では、詳細に入っていこう。


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