【騎手考察】川田将雅編
2019年、2020年と2年連続でリーディング2位(1位はルメールさん)。2016年にマカヒキでダービージョッキーになったほか、これまでG1を17勝(2021年6月9日時点)している日本を代表するトップジョッキーである。
厳つい顔や愛想の悪さなどもあってイメージにないかもしれないが、特別模範騎手賞やフェアプレー賞を受賞したこともあるクリーンな騎手でもある。
なお、わたしの川田さんのイメージは
【良い所】
・先行意識が高い
・折り合いをつけるのが上手い
・馬を追える。残せる
【悪い所】
・ポジションの取り方が雑
みたいなところだろうか。
わたしは競馬は先行勢が有利というデータがあるにもかかわらず、大外ぶん回しを安易にやる騎手が大嫌いなので、そういう意味では、先行する意識の高い川田さんは好きな騎手である。
ちなみに川田さんが最初のコーナーで5番手以内にいる確率は60.6%。ほかの騎手と比較すると、いかに先行意識が高いかが分かる。
【最初のコーナーで5番手以内にいる確率】
・川田さん:60.6%
・福永さん:53.7%
・ルメールさん:47.4%
・全騎手平均:38.3%
競馬は基本先行有利なので、川田さんの安定感はここからきているように思う。
おかげで、複勝率は49.9%。
2回に1回は馬券圏内に持ってくる。この数字はルメールさんの54.6%に次いで2番目に高い数字である。(ルメールさんがちょっと異常なのはこの記事でも書いた)
1番人気での複勝率を芝・ダート別に見たのが下記。
ダート:67.8%
芝:65.8%
先行できて、馬を残せる腕っぷしもあるので、ダートのほうがより信頼できる。(ダートは芝よりも更に先行有利)
ルメールさんや、福永さんは芝の方が信頼できた(複勝率が高かった)が、川田さんは特徴が違う感じ。とはいえ、芝・ダートでも高い複勝率を誇っており、われわれ複勝ドカン党にとってありがたい存在なのは間違いない。
ただ、そんな川田さんの1番人気でも、信頼しにくい条件というのが存在するので、これから紹介していこう。
(しかも顕著に傾向がでている!!!)
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