灰色
日差しが差し込む部屋でひとり
頬の雫は乾ききって
瞼を刺す悪意に目を瞑る
変色した左腕と
偏食気味の内臓も
静かに断末魔を上げた
繋がれた管は僕の命を
皮肉にも殺してはくれなくて
埃と煙を吸った肺が
僕を隅々まで汚していく
動かなくなった時計が
充電の無い携帯が
鈍い音で僕を殴っている
砂嵐の映るこの窓の向こう
きっと君が嗤っている
日差しが差し込む部屋でひとり
頬の雫は乾ききって
瞼を刺す悪意に目を瞑る
変色した左腕と
偏食気味の内臓も
静かに断末魔を上げた
繋がれた管は僕の命を
皮肉にも殺してはくれなくて
埃と煙を吸った肺が
僕を隅々まで汚していく
動かなくなった時計が
充電の無い携帯が
鈍い音で僕を殴っている
砂嵐の映るこの窓の向こう
きっと君が嗤っている