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お母さんだって、スマホチェックしたいはずだよね
今日役所に行く用事があってね。
アメリカでも日本と同じように、お役所にいくと用事そのものよりも待つ時間の方が長いんだよね。
そんな時は、スマホと仲良しになる時間なんだけど、悲しいかな充電の残量が乏しい・・・。
仕方ないので、ぼーっと待つことにした。
向かい側に座ったお母さん。傍らには2歳くらいの女の子。
お母さんは「記入してね」と渡された大量の書類と格闘中。
そんなお母さんに「これ読んで」と絵本をおねだりする女の子。
明らかにお母さんは書類をいっぱい広げてそれどころじゃなさそうだったんで、「私、英語うまくないけど、書類を書いてる間、絵本を読んであげていいですか?」と申し出たら喜んでくれた。
女の子は、私の膝の上にちょこんと座る。かわいい♪
私のつたない英語にちょっと戸惑いながらも、一生懸命きいてくれた。
そうしてるうちにお母さんが書類を書き終え、申し訳なさそうに「もうちょっと娘の相手をしててもらってもいい?少しだけ、スマホをチェックしたい」と。もちろん私はOKした。
お母さんは、時折「ははは」と笑いながらグループテキスト(チャット)をしてるみたいだった。読んだり書いたり、夢中だった。
お母さんの順番が呼ばれるまでのほんの5~10分くらいだったけど、お母さんはすごくすごくキラキラした笑顔で何度もお礼を言ってくれた。
いつも会話の盛り上がりのタイミングが他の友達と合わなくて、お子さんが寝た時とかにスマホを覗いて、既に終わった盛り上がっていた会話を見たりなんかして疎外感やむなしさをよく感じていたけど、今日は久々にタイミングよくリアルな会話に参加出来て楽しかったと。
その親子がいなくなった待合室を見渡すと、ほとんどの人がスマホを見ている。
でも不思議だよね。子供連れのお母さんがスマホを使ってると批判されちゃうことってよくあるの、なんでなんだろうね。
もちろん、子供の安全をそっちのけでとかっていうケースはどうかなとは思うんだけど、「女性が母親になったら、自分のやりたいことを全て諦めて子供優先に生きなきゃ許されない」って社会風潮は息苦しいよね…。
前に書いたnote↓↓↓でも言ったけど、
お母さんの「やりかけたことが最後までできる時間を保障する」ってとっても大切だと思うし、お母さんの「あれしたいな」「これしたいな」を隙間時間で叶えようとする事に、もっと肯定的なコミュニティだったらいいのになと思う。
今日出会ったお母さん、あんな笑顔になれる充実した隙間時間がもっともっとこれからもありますように。
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