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発達障害といじめ ~いじめをないものとしないアメリカの学校の取り組み~
みんなの知恵と行動を集めて実際にアクションに結びつけ、「1ミリ、世界をいい方へ」動かして行こう!
をスローガンに掲げる「Social Action Lab」という毎日新聞の取り組みがあります。
その取り組みのひとつである「発達障害といじめ」の問題で先日取材を受け、アメリカと日本のいじめ事情の背景の違いについて少しお話しさせていただいたものが掲載されました~! コチラです↓↓↓
発達障害のある子達は残念ながらいじめの標的になりやすいんだよね…。社会性の問題等、発達障害の子達がいじめの標的にされやすい要因はいくつか考えられるんだけど、その一つは他の子からの「やっかみ」の感情じゃないかなって思うんだよね。
発達障害の子は、障害があることが目にみえなかったり、障害の特性で困ってる事が障害のない子が抱えている悩みとも共通することが多いから、先生から個別に支援を受けていると他の子達に「ずるい、私だって困ってるのに」という風に受け取られることが多いんだよね。
そして子供達にとってそれは、「支援」ではなく「特別扱い」にうつるんだと思うの。だから「特別扱い」に対して何かやっかみに似た感情が障害のある子達へのいじめにつながるんじゃないかな、と。
だからこそ取材で述べたような、
「障害がある子だから特別に支援が必要」ということではなく「困っている子は誰でも支援の対象」という”機会均等”を障害の有無に関係なく大切にする先生方の姿勢と、
先生がどの子に対しても「私はあなたのこともケアしてるよ」という姿勢でいることで、発達障害のある子へのいじめって減らせると思うんだよね。
あとね、取材の時はお話ししなかったんだけど、学校や先生方の「いじめへの姿勢」も日本とアメリカでは違うように思うのね。
息子の通ってる学校では、いじめの存在を隠そうとはせず、いじめの芽が小さいうちにいじめの存在を先生達の中で共有して子供を守る為に行動を起こしてくれるんだよね。昔に息子がいじめられてるかもっぽい事を先生に相談した時も、その日のうちに数人の先生が動いてくれてすぐに解決したことがあったんだよね。
逆に日本は、いじめにあっていたであろう子が自ら命を絶ってもなお「いじめの実態はありませんでした」なんて学校側が調査後に報告する事も未だにあるよね…。
息子の通うアメリカの学校の先生ってね「色んな子供が同じ時間を長く過ごしてるんだからいじめの芽はあって当たり前。その芽が大きくなって取り返しがつかなくなる前に摘むのが自分たちの仕事だ」って考えなのね。「いじめはある」と認識してる。だから「あっ」と思った時にすぐに行動を起こせる。
逆に日本は「いじめはあってはいけない」って考えが先生方の中で根強く、それがファーストアクションへの足かせになってるんじゃないかなって思うのね。
いじめを「起きる可能性がある」と見越してプロアクティブに対応するのと「ないもの」としてリアクティブな対応では雲泥の差なんだよね。
いじめの全くない世の中って理想的だけど、現実にはそれは難しい。だからこそ「出来るだけ早い段階でどう対応するか」がいじめを最小限におさめる鍵になると思うのね。
だからこそ先生方には、「いじめの芽はある」「発達障害の子はいじめの対象になりやすい」っていう事を頭に入れて、いつでも素早く行動を起こして頂けたらなって思います。
今日のnoteは、「1ミリ、世界をいい方へ」の想いを込めて。
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