発達障害の事を知らない人に興味を持ってもらうことの難しさ
これは、8年前にツイッターを始めた時の初ツイート。この時から私は、アスペルガーや自閉症をはじめとする発達障害の理解をすすめる為に何かしたい、どうすればいいのか、どうやってわかってもらえばいいのか、何を伝えるべきなのか…を追求し続けてきて今に至っています。
その中でツイッターに始まり、ブログ、Facebook、ハフポストに寄稿…と色々自分なりに私自身ができることをやってきたつもりなんだけど、どうしても越えられない壁が「発達障害のことを全く知らない人にいかに興味を持ってもらうか、発達障害のことを知ってもらうか」の答えをみつけることなんだよね。
でもちょっとだけ光が見えてきたような気がするのがnoteの存在。
ーーーチャルメラTwitter&チラシnoteーーー
私はね、Twitterは屋台のながしのラーメン屋さんだと思ってるんだよね。チャルメラってやつ。逆にブログはお店を構えてるラーメン屋さん。
ラーメン屋さんにラーメンを食べに行く人は「ラーメンを食べたい」って人だと思うのね。これを発達障害への興味に置き換えると、「発達障害のことをもっと知りたいから本を買います・講演会に参加します・ブログを読みます」だと思うのね。
でもね、それじゃ発達障害のことに興味をもってくれてる人にしか届かないんだよね。
でもチャルメラだと、自分から出向いていって自分の存在を知らせられるんだよね。そんなにラーメンを食べたいって思ってなかった人にも「あ、チャルメラ来た!ラーメン食べようかな」って。それがTwitterだと思ってる。
ツイートがリツイートされて発達障害に興味のある人の領域から外側にでていって、発達障害関連の情報が入ってるツイートが興味のない人の目にとまる感じ。(だから「そんなこと初めて知りました!」ってレスがくるととっても嬉しい♪)
だから私はツイッターを好んで発達障害の啓発の為に使ってきたんだよね。でもね、ツイッターには短所がある…。140文字に必要な情報を詰め込むのが難しいんだよね…。
そんな時に知ったのがnoteの存在。
ブログが本の1章なら、noteは手軽に配れるチラシって感じだと思うのね。
チャルメラツイッターのツイートで発達障害に興味のある人やない人のタイムラインにお邪魔品しながら、ちょっと興味を持ってくれた人にnoteっていうチラシを配る感じ。チラシなら、そんなに真剣に時間をとって読まなくても、ちょっと目を通せばなんとなく言いたい事が伝わってくるでしょ。それがチラシnoteのいいところだと思うんだよね。
ーーー流行の波にちゃっかり乗っかるーーー
あとは、流行りや話題性の高いトピックに乗っかって(というかこじつけて(笑))発達障害のあんなこと・こんなことを説明するとかも意識してることの一つ。
例えばハンドスピナーが流行った時、猫も杓子もハンドスピナーを使ってたわけだけど、そもそもハンドスピナーが自閉症やADHDの人の感覚探求様に作られたグッズだって知らなかった人が多いと思ったんだよね。だから
こんなツイートをして「へ~そうだったんだぁ」のきっかけにしたり、身近な人に話したりしてコツコツ発達障害に触れてもらう機会を増やしたりもしてるんだよね。
息子の友達にも、ハンドスピナーをきっかけに息子の感覚探求行為(体を前後にゆすったり)の理由を説明したら、小難しい感覚統合障害のことをス~っと理解してくれた。
ーーー小さなコツコツがいつか大きな理解につながるはずーーー
こんな風に、私は私にできる範囲で発達障害のことを知らない人に理解を求めていこうとしてるんだけど、でも一人でできることなんて限界があるよね。
それに「発達障害」って一口で言いきれない個人差・バラエティが豊富だから、できるだけたくさんの人が「それぞれの知ってる発達障害」を口コミで広げて行くって、発達障害を知らない人に知ってもらうには効果的だと思うんだよね。
そんな風に一人ひとりが自分のできる範囲で、自分の得意を活かして発達障害の理解を広めようとしてると、その小さなコツコツがいつか「大きな発達障害の理解」に繋がって「ティラミスみたいな層のいっぱいある発達障害の理解」ができてくるんじゃないかな。
だからね、みんなで「発達障害理解のティラミス」を作り上げていって、発達障害のことを知らなかった人にも少しづつ届いていったらいいな、って気持ちを伝えたくて書いた、今日のnoteです。みんなでコツコツ頑張っていきましょう!
あっそうそう、「発達障害のことを全く知らない人にいかに興味を持ってもらうか、発達障害のことを知ってもらうか」は、これからも問い続けていきたいと思っています。これはずっと宿題。