「西野亮廣講演会inメルボルン」当日会場周辺で行われた大規模デモとその影響
こんにちは!オーストラリアで「西野亮廣講演会inメルボルン」を2023/10/22に主催した井口ゆきこです。
講演会を少しずつを振り返りながら、嬉しかったことや、渦中では表に出せなかった苦労を、時系列通りではなく思い浮かぶまま、書きたい順に綴っていきます。
講演会一週間前に大規模なデモが
講演会一週間前の10/15(日)、メルボルンでパレスチナ解放を訴える大規模なデモ集会があったことがニュースになりました。
講演会当日にもデモが
その後、講演会当日の10/22(日)にも、第二回目のデモ集会が行われる予定という情報が入りました。
西野亮廣講演会inメルボルンの会場は、
ビクトリア州立図書館(State Library Victoria)内のシアター。
デモが行われるのはビクトリア州立図書館の正面広場。
講演会当日のスタッフの集合時間は12:30、開演は15時。
デモの開始時間は12時。
日時も場所も、丸かぶりでした。
10/17(火)、SNSで注意喚起の投稿を上げ、同じ内容を参加者への一斉メールで送りました。
会場担当者とも連絡を取り、10/20(金)に再度SNSで案内。
デモの影響は
そして迎えた講演会当日。
私はスタッフさん二人と車に同乗し、早めに会場前に着いて、荷下ろしをしようと思っていました。会場担当者にも事前に確認を取っていました。しかし、いざ着いてみると、会場入口前の道沿いには警察の車両が縦列にびっしり停まっていて、停められる場所がまったくありませんでした。
仕方なく、数百メートル離れた道沿いになんとか一時停車して急いで荷物を下ろしました。長く停められる場所ではなかったので、運転をお願いしていたスタッフさんに車を移動してもらいました。小雨がパラつく中、他のスタッフさんたちにも手伝ってもらって、会場まで歩いて荷物を運びました。
その後、会場周辺の動画撮影したものが以下の投稿です。
騎馬警官も出動していました。
幸い、西野さんの宿泊先は、会場から徒歩10分弱のところに取ってありました。交通規制や道路封鎖があって、車の方が余計時間がかかるため、スタッフが宿泊先にお迎えに上がり、徒歩で会場までお越しいただきました。
デモの様子を西野さんはストーリーに上げていらっしゃいました。
また、同行していたホームレス小谷さんはFBライブ配信をしていました。
当日判断が必要だったこと
当初、早く到着されたお客様には、周辺のカフェでお茶したり、有名な観光スポットでもある州立図書館内を見学することをオススメしていました。しかし、周辺散策や図書館見学という雰囲気ではまったくなかったため、ステージリハーサルを急ぎ、開場時間を早め、お客様には受付順にどんどん入場してもらいました。
固定席のシアター会場だったので、椅子並べの必要がなかったことも、開場時間を早められた要因です。この会場を選んだ自分を褒めてあげたいと思います。
また、チケットを全席指定にしていて、本当によかったと思いました。
もし自由席だったら、当日判断で開場時間を早めたことに対して、後に到着されたお客様から不満が出ていたかもしれませんから・・・
残念だったこと
それにしても、下記の会場紹介動画を撮ったときには、まさか講演会当日にデモが重なるなんて、夢にも思っていませんでした。動画内に図書館内部の映像もあります。西野さんのイメージにピッタリな、吹き抜けの見上げる図書館ですが、西野さんにはシアター専用入口に直行いただいたため、お見せできなかったことが残念です。
無事開催できました
デモ情報をSNSやメールでシェアしたことによって、不安から参加を見送ろうかと連絡をくださったお客様もいらっしゃいましたが、私からは
・デモは平和を願う市民たちの意思表示であること
・デモ参加者は子連れも多く、警察の安全管理下で行われること
・一週間前のデモでは、暴動や衝突は起きていないこと
などを説明しました。
キャンセルが出ても仕方ないと思っていましたが、最終的にデモを理由に講演会参加を見送ったお客様はいませんでした。
別の理由でキャンセルされた方は数組いらっしゃいましたが、ギリギリで再販したところ、すぐに別の方に購入いただくことができました。
結果的に、デモによる大きな混乱や衝突もなく、会場に辿り着けないお客様も出ず、講演会は定刻通りに開始することができ、満席の会場で西野さんをお迎えすることができました。
この日のデモの参加者は約1万5千人と伝えられています。また、本記事を書いているのは11月中旬ですが、メルボルンでは6週間連続で日曜日に同規模のデモが行われています。