LIVE Carnival 202404「虹トロ!絶対だよ」への道
はじめに
2024年4月から開催された第16回 LIVE Carnivalで4回連続、5度目の2000位入賞、虹トロフィー獲得を目指した取り組みの記録です。
前回1月に開催された時の記事はこちらです。
今回の結果
今回の最終的な結果がこちらです。
前回の結果に対して14,775VPの上積みに成功し、順位にしておよそ80位ほど自己ベストを更新することができました。
また、2001位ラインは383,990VPとなっており、前回の373,360VPに対しては1万VP余りの上昇を示しています。最早虹トロボーダーが40万VPの大台に乗るのが先か、デレステが終わるのが先かのチキンレースの様相を呈している感もあります。
取り組みの詳細について触れる前に、環境動向をどのように考えていたか、それに対してどのような準備を考えていたかについても簡単に書き残していきたいと思います。
準備段階・環境動向について
大まかな内容はLIVE Carnivalを遊びたい気持ちが高まり過ぎて開催前に投稿してしまった下記の記事にもありますので、合わせてご一読頂けると嬉しいです。
戦前の予想に対してという見方だと、11秒Da特化のトリコロール・スパイクの実装が先送りにされ、その代わり(?)に初の9秒モチーフの2種類目として[あなたに微笑むマドモアゼル]佐城雪美が実装されたことは一種のサプライズだったように思います。
スパイクの実装が引っ張られたことに関して言うと、11秒Vi特化のスパイクでCo属性の[純白の聖女]望月聖が、同じくVo特化ではCu属性の[普通の私に特別な魔法を]島村卯月が既に実装されており、Da特化ではPa属性での実装が確実視されているにも関わらず、3月末にはそのPa属性で11秒Da特化リフレイン[花霞のかぎろひ]依田芳乃が実装されていました。このことから、今にして思えば2か月連続でPa属性のBlanc限定が実装されることはないのでスパイクは先送りになるという読みは十分に成り立つのですが、すっかり「次はスパイクだろう」と思い込んでいたことに関しては浅慮を感じざるを得ません。
雪美の実装に関しては、LIVE Carnivalにおいては10th BOOTHに取られがちな9秒モチーフが2種類になったことで、10thに9秒モチーフを配置しながら6th~9thでも同じアピール値に特化した9秒モチーフをセンターに配置できる時代が始まったことを意味しています。
今回に限って言えば、10th BOOTHはCu属性軸での編成が強く推奨されており、9秒のダンスモチーフがPa/Co属性の2種類となったことはあまり大きな意味を持ちませんでしたが、今後の環境に対してはインパクトを与えうる出来事だったと思います。
スパイクに関しては上記のように少しだけインフレをコントロールしようという意図が見られましたが、もう一つのインフレの柱であるドミナントアイドルについては、13秒で各属性の2周目が終わると、6秒の実装が始まりました。
13秒の次があるのかどうか、あるとしたら何秒なのかは一部では注目の的となっていたかと思いますが、6秒で来たことには少々意外な印象もあります。9秒や11秒では高確率発動か中確率発動かでミューチャル・オルタネイトとアンサンブルの持続時間がズレていましたが、6秒を先に実装して9秒・11秒を引っ張ったということは、もしかしたらドミナントでは持続時間まで一致する仕様にしてくる可能性もあるかもしれません。
いずれにしても今回は前回までのインフレ傾向を引き継ぎ、正統に進んだ環境でのCarnivalとなっていたと言えるでしょう。
前回以降の戦力増強に関しては上記画像のような状況です。意思を持って引きに行ったのは[普通の私に特別な魔法を]島村卯月、[コンフリクト・リベリオン]星輝子、そしてシンデレラフェスBlancで天井を叩いて加入した[やすらぎの温度]高森藍子です。藍子に関しては先述の通り11秒Da特化のスパイクの実装が渋られたことや、ゴールデンウィークの無料10連によって通常よりジュエルの消費を抑えて天井できるという事情があり、奮発して7秒Da型の編成を整えに行った格好です。
[ふしぎの森のマイネリーベ]高森藍子については確かプレミアムパスの単発で引くことができましたが、こちらもかなり沁みる補強になりました。
環境動向や事前の準備についてはこんなところなので、以降では各BOOTHでの取り組みについて紹介していきたいと思います。
編成・選曲について
1st BOOTH
事前に想像していた通り、今回も1st BOOTHはイベント楽曲固定BOOTHとなりました。
今回のイベント曲「神様!絶対だよ」を歌唱する「Innocent Drops」は3タイプのアイドルが混合したユニットでしたが、イヴ・サンタクロースがセンターを務めているということもあってか、デレステにおいてはPa属性楽曲としての実装になっています。
これにより、今回のCarnival Rank SSSでは後述の5th BOOTHと合わせて、Pa属性楽曲を指定するBOOTHが2つあったことになります。Carnival開催までに実装済みであったドミナントアイドルは8種類で、そのうちドミナントタイプがCuとCoのアイドルは既に3名が実装済みだったのに対し、ドミナントタイプPaは[スプラッシュ・マイ・ラブ!]佐久間まゆと[ブルーミング・フェアリー]鷺沢文香の2名に限られていたので、この両名を所持していたかどうかで編成の悩み具合が変わったのではないかと思います。
私は佐久間まゆの方のみ所持していましたが、5th BOOTHと合わせていくつかの編成の組み合わせを検討した結果、まゆを含む編成は5th BOOTHの方に回し、こちらの1st BOOTHは従来のミューチャル+オルタネイト+アンサンブルの編成とすることにしました。一応9秒と11秒を見比べて9秒の方にしたものの、後になってミューチャル+オルタネイト編成よりもトリコロール編成の方が強いと言われて「あ」となりました。とはいえ、Pa属性3名のトリコロール編成をこちらに回すのは難しそうだったのでよしとすることにしています。
難易度MASTER+における楽曲レベルは29でしたが、Lv29曲は「できたり、できなかったり、できなかったりする」くらいの音ゲー力の筆者から見ても、初見の時から「もしかしたらこれくらいだったらフルコンボいけるかもしれない」と思わせてくれる絶妙な難易度設定が印象的です。最終的には特技「オーバーロード」の補助も受けつつ、何度かフルコンボに成功した中で最もマシなスコアを提出しています。
2nd BOOTH
2nd BOOTHはCu属性の課題曲からの選択で、3rd BOOTHと合わせてCu属性楽曲も2つのBOOTHで指定されていました。
2nd BOOTHの課題曲の中では「サマーサイダー」が唯一難易度MASTER+で楽曲Lv29となっていましたが、筆者は過去のイベントでフルコンボ経験がなかったこともあり、当初は逃げの一手でLv28の「ラビューダ♡トライアングル」でスコアを出していました。
イベント最終日に思い直して「サマーサイダー」でスコアを出すことに成功し、10万点程度の上積みをして喜んでいましたが、どうやらこのBOOTHではMASTER+でLv27ながらスライドアイコン率46%の「さやけき花の生命に」が編成次第で最大のポテンシャルを秘めているという話もあったようです。
編成に関しては3rdと見比べた結果、元祖ドミナントアイドルの「ラブリー・ラブミー」渋谷凛をセンターに据えた確定全発動の編成をこちらに配置することとしていますが、最終日に曲を変更してスコアを出し直すのにはオバロオバドラ編成の方が都合が良いので、結果的にはそうなっていて良かったとは言えるかなと思います。
3rd BOOTH
2nd BOOTHの項でも触れた通り、こちらもCu属性楽曲指定のBOOTHです。
BOOTH効果はアピール値290%アップとなっており、2nd BOOTHの320%と比べてやや控えめになっていますが、楽曲の選択肢が10曲と幅広く、MASTER+のLv30楽曲としては比較的リーズナブルと言われていた(ような気がする)「全開!ミラクルアドベンチャー!」のほか、Lv29楽曲からも3曲の選択肢がありましたが、結局全てから逃げてLv28の「メモリーブロッサム」を選択しています。
編成面では、ドミナントタイプCuの[ふしぎの森のマイネリーベ]高森藍子をセンターに据えて、11秒のミューチャル・オルタネイトと組み合わせたユニットを配置しています。
Carnival Rank SSSに昇格してひと通りBOOTHを眺めてみて、Cu属性BOOTHが2つあるけどドミナントが2人いるから何とかなるだろうと高をくくっていましたが、藍子のセンター効果で上昇するVoアピール値の高いCu属性のミューチャル持ちが2人しかおらず、うち一方の[ココロ・イルミネーション]島村卯月は今回10th BOOTHに回していたので、手持ちで成り立つ編成がほぼ一択状態でした。一応「メモリーブロッサム」がLv28楽曲の中では一番スコアが出そうだったということにはなっています。
4th BOOTH
今回SSSでは唯一のCo属性指定BOOTHです。
課題曲の数は少ないながらもスコアリング性能に優れた楽曲が並んでい(る気がし)ますが、事前にMASTER+のフルコンボに成功した経験がある楽曲は「ノーチラスソナー -Nautilus Sonar-」しかありませんでした。
しかし、同じ楽曲Lv28でも「あらかねの器」はスライドアクト入りの編成で「ノーチラスソナー」より20万点近く高いスコアが出る想定となっており、Lv29曲から逃げたとしても「あらかねの器」から逃げるのだけはないだろうということで断行しています。
編成に関しては、直前のドミナントガシャで実装され、引くまで回した[コンフリクト・リベリオン]星輝子をセンターとしたユニットを配置しています。音ゲー力的にフルコンボ率が低い上に、特技の発動が不安定な編成のためスコアを詰め切れなかった感はありますが、「あらかねの器」は「Lv28の希望」みたいな枠だと思いますので、今後は最悪「あらかねの器」は行ける体でLv29にチャレンジ、みたいなことができれば良いなと思います。
5th BOOTH
1st BOOTHの項でも触れた、もう1つのPa属性指定BOOTHです。
3rdや4thとほとんど同じことしか言っていませんが、ここでも10曲ある課題曲の中からいろいろなことに目を瞑ってフルコンボ経験のあるLv28の「空想探査計画」を選曲しています。
編成に関してもこれといって言うことはなく、1stとの見比べでこちらに譲ったドミナント編成を採用しており、13秒が手薄なことから脇には9秒のミューチャル・オルタネイトを並べています。
余談ですが、私は木村夏樹が大好きなので、「空想探査計画」も木村夏樹の関連楽曲の1つとして好きでしたが、今回プレイ中に改めて聞いてみると日野茜役の赤﨑千夏さんのお声がかなり利いていて、そちらの角度から聞いても名曲だと再認識しました。
6th BOOTH
6th/7th BOOTHは大方の予想通り、Da特化編成BOOTHとなりました。
今回ここには9秒の編成を配置しましたが、新しく実装された雪美はプロデュースptを全然増やせていなかったので、従来からいた[夢見りあむしか勝たん]夢見りあむをセンターとした編成になっています。
イベント出演アイドルにもっとPa属性やCo属性のアイドルが多くいれば雪美を引いたかどうかで差が付く可能性もあったので、今回そういう世界線のLIVE Carnivalも見てみたかったような気はしています。
楽曲は9秒編成への適性がある程度あって無理なくフルコンボできる曲を無難に選択しています。
7th BOOTH
同じくDa特化編成BOOTHです。
こちらへは先述の通り、シンデレラフェスBlancを天井まで回して獲得した[やすらぎの温度]高森藍子を採用し、なおも欠損しているリフレインの[我龍天征]向井拓海をゲストから借りて7秒のDa特化編成を配置しています。
自分はデレステがまだ終わらずに続いて欲しいと思ってはいますが、実のところ天井2回分くらいのスタージュエルを貯め込んでいたので、もし仮に近い将来デレステが終わるという話が出た時に抱え落ちするのは嫌だなという思いもあり、今回は少し財布の紐を緩めてガシャを回しました。デレステの「終活」対策みたいな感じ(?)です。
楽曲はこちらも無難な実績曲から7秒編成への適性を見て選択しています。
8th BOOTH
おなじみのいわゆる「スターランクBOOTH」です。
おなじみ過ぎてあまり言うべきことがありませんが、今回はこちらでも「終活」の一環としてスターレッスンチケットを放出するかで悩んだものの、今回は控えることにしています。
次回の開催時にこちらの編成を6th/7thに回す可能性があり、その時に別の編成のメンバーのために使えるスターレッスンチケットを残しておきたいと考えたのがその理由です。
このBOOTHでは前回と同様スターランク20のキャラを借りるためにゲスト枠を使用しています。また、選曲については周辺のBOOTHと同様、私くらいのレベルのプレイヤーがよくお世話になっていそうな曲からの選択となっています。
9th BOOTH
同じくおなじみの通称「ポテンシャルBOOTH」です。
過去には9秒Da型の編成を配置することが多かったBOOTHですが、今回9秒Daは6th BOOTHに回してしまっているので、代わりにスパイク実装済みの11秒Vo型の編成を配置しています。
貧乏性なのでこれまではプロデュースレシピの使用も割と渋りがちでしたが、やはり今回ここでも一種の「終活」として一ノ瀬志希・結城晴の両名に新たにプロデュースレシピを投入しています。
プロデュースレシピに関しては、次回また9秒Da編成をこちらのBOOTHに戻す場合でもプロデュースレシピを必要とするのは2名で、今回志希と晴に5個ずつ使っても在庫が2個残るので、次回Carnivalまでに10個くらいには在庫が回復しそうという計算もあって使用に踏み切った感じです。
10th BOOTH
今回の10th BOOTHも前回と同様、選曲自由のGRAND LIVEブースです。
今回はCu属性を中心に「Starry-Go-Round」編成への適性の高いアイドルが多数「イベント出演アイドル」に選ばれており、その辺りをどこまで持っていたかでかなり大きな差が付いたかと思います。
ユニットCに「スキルブースト」の[アヴァンチュール・シャト]前川みくなんぞを配置していますが、この辺を[フューチャー・スペース]島村卯月や[うさぎさんわーるど]緒方智絵里に置き換えるとそれぞれ数十万単位でスコアが上昇するというシミュレーション結果が出ていました。とはいえ、持っていないものは仕方がないので、[さざ波の花嫁]水本ゆかりだけゲスト枠で借りて臨んでいます。
それよりも、ユニットBに「トリコロール・シンフォニー」の[逍遥の息吹]中野有香を編成するとスコアを上げられることを最終日の午後に至るまで失念していたことの方が反省すべき点だったと思います。
だいたい毎回何かしらこの手の見落としをしており、時間を掛けてスコアを出し直していれば現実的にあと5万点くらいは積めそうだったので、今後はこういった見落としを減らせるようにもっと意識したいところです。
おわりに
インフレの影響もあって自己ベストのスコアと順位を更新することができた今回のLIVE Carnivalですが、同時に更に上を狙うには、編成で音ゲーの腕をカバーするやり方だと限界が近いことも改めて感じられました。
選曲の面で何か1つ2つブレイクスルーがなければもう一段階上のステージに上がることは難しそうではありますが、オーバーロードの横に置くオーバードライブの整備等、編成面での上積み要素もまだ残されてはいるので、それぞれ無理のない範囲で取り組んでいきたいと思います。
Carnivalに関しては1年に3回の開催が維持される保証もありませんが、とりあえず次の周年にないということはなさそうなので、そこでまた何かしらの成長を示せることを願って今回の記事の締めと替えさせて頂きます。
最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。