2023年アニメ視聴振り返り
気付けば2023年も終わりということで、昨年noteに投稿し始めた年間を通じたアニメ視聴記録の記事を2023年も何か書いてみようという記事です。昨年の記事はこちら↓です。
初めに
ネタバレについて
ネタバレについては作品によって配慮したりしなかったりしますが、自分がなぜその作品を評価しているかを表現するのにどうしても一定のネタバレが必要なケースが出てきます。ネタバレに関しては自己責任ということで、ネタバレが嫌だという方は以降の内容を読むのはお控えください。
記事の構成
昨年の記事では年間を通じて名作ベスト10を選出するという構成を取っていました。しかし、こういった記事を書くに当っては、誰もが知っている圧倒的な話題作よりも、できれば期待を超えて奮闘した良作の方について言及したい気持ちが強いです。名前を挙げて恐縮ですが、『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』や『SPY×FAMILY Season2』がこんなに面白い…みたいな話を、ただでさえしょうもない自分の記事の中でわざわざ書くことに抵抗を感じるというような話です。
そこで今回は、普段アニメ評価の備忘録のような目的で、1月、4月、7月、10月の各クールの中でS、A+、A、B、C、Dとランク付けを行っているので、そこでAランク以上とした作品を列挙し、その中で特筆すべきと思った作品について取り上げて紹介するような形式にしようと思います。なお、各ランクの評価は自分の中では(だいたい)以下のようなイメージです。
Sランク:A+作品の中でも1年を代表するレベルの傑作
A+ランク:Aランク以上の作品の中でもそのクールを代表するような名作
Aランク:放送・更新が楽しみになり、下位の作品よりも早く最新話を視聴
したいと思ったり、逆にお楽しみは後に取っておこうと思ったりするような(感覚的に)視聴の優先順位に影響を与えるくらい気に入った優秀な作品
Bランク:十分な魅力を感じて毎回視聴できる佳作
Cランク:相応の面白さは感じられるが、相対的に突き抜けた評価を与えるほどではない平凡な作品
Dランク:視聴は一応継続するものの、欠点が目立ち、別に見なくてもまあいいなと思う程度の作品
同一ランク内に複数列挙している場合、先に挙げた方が何となく評価が高いという感じですが、あくまで何となく程度とお考えください。
また、きっかけがなくそもそも視聴しなかったというケースもありますので、自分の好きなあの作品がないんだが~?みたいなこともあると思いますが、その点についてもご容赦ください。
それでは以降で1月クールから順に振り返って参ります。
2023年1月クール
1月クール上位ランク作品
Sランク:ヴィンランド・サガ SEASON2
A+ランク:お兄ちゃんはおしまい! / もののがたり
Aランク:トモちゃんは女の子! / ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん / 吸血鬼すぐ死ぬ2 / シュガーアップル・フェアリーテイル / HIGH CARD
1月クールピックアップ作品:ヴィンランド・サガ SEASON2
今回の記事の構成を選んだ以上は当然の成り行きというところではありますが、2023年を代表すると位置付けた本作品がピックアップ作品のトップバッターとなりました。
しかし、作品の魅力について踏み込んで語ろうとするとそれ自体が決定的なネタバレに繋がってしまいやすく、紹介するのが難しい作品です。
ちなみに、上記リンクの公式サイトで「INTRODUCTION」の項をクリックすると、SEASON2のイントロダクションに飛び、未見/未読の方にとってはSEASON1の内容に関するかなりヤバいレベルのネタバレを踏むことになるのでその辺りは自衛願います。
2019年の7月から12月に掛けて放送されたSEASON1から3年ほどの期間を経て満を持して放送されたSEASON2ですが、私は今年の夏頃にSEASON1からSEASON2までまとめて視聴しました。そのため、毎週1話ずつ視聴した作品と同列に評価するのが難しい部分もあるとは感じましたが、それを差し引いたとしても、見る者を引き込む圧倒的な重厚感は今年最もおすすめしたい作品に相応しいと自信を持って言うことができます。
少々話が逸れますが、その関連で言うと、SEASON1、SEASON2共に2クール・24話ずつあるため、後から追うのが重いというのは本作品の数少ない欠点の一つです。原作コミックではSEASON1、SEASON2の内容を合わせて確か20巻に満たないくらいで、時間対効果?で言うとコミックの方がだいぶ優れていますので、そちらもおすすめです。
話を作品の評価に戻して、本作品の優れた点(の一部)をネタバレに配慮して(いるようなつもりになって)言うなら、視聴者・読者の心理誘導が非常に巧みです。登場人物の行動変容を通じて起こる受け手の感受性への影響や、複数の事件が同時並行で発生している場面で一方の解決に当っている間に他方が着々と進行していることを忘れさせたり思い出させたりといった部分は全て計算づくのようで、作り手の掌の上で転がされていることに気付いた時には快感さえ感じます。
「強さ」とは何なのか。「戦う」とはどういうことか。ネタバレを減らすためにそのくらいにしておきますが、その他にも今を生きる私たちも自らに問うべき普遍的な問いが投げかけられる「戦士の物語」であり、その行く末を見守る人が一人でも多く増えて欲しい、そう感じる傑作です。
2023年4月クール
4月クール上位ランク作品
A+ランク:推しの子 / スキップとローファー / 鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 / アイドルマスターシンデレラガールズ U149
Aランク:江戸前エルフ / 機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2
4月クールピックアップ作品:スキップとローファー
地方の中学校から都会の進学校に入学したヒロイン、岩倉美津未を中心とした人間関係を描く青春学園コメディです。
過疎地で育ち、同年代との付き合い方に慣れていない不器用な美津未ですが、真面目で、純粋で、真っ直ぐな彼女の周りには自然と人の輪が生まれていきます。
様々な個性を持つ登場人物が繋がっていく中で、彼ら、彼女たちが時に摩擦を抱えながらも人間関係を育んでいく様子は、さながら「三歩進んで二歩下がる」を地で行くようです。しかし、三歩進む時も二歩下がってしまう時も、(具体的に同じような経験がないにも関わらず)何となくそれぞれの人物の気持ちが理解できるような気にさせられる説得力を感じます。心理描写やセリフ回しが非常に巧みで、原作者の作家性が発揮されているからこそのものだと思います。
このように、原作からしてさぞかしよくできているのだろうと思わせる作品ですが、アニメ化に当っては、美津未役の黒沢ともよさんや、もう一人の主人公とも言えるクラスメイトの志摩聡介役の江越彬紀さんを筆頭に、キャスト陣の熱演が作品の魅力を更に際立たせています。黒沢ともよさんは天才だと思ったのはこの作品で何度目だったかもう思い出すことができませんが、とにかくスタッフ、キャストの志の高さが感じられる名作です。
2023年7月クール
7月クール上位ランク作品
Sランク:無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜Ⅱ
A+ランク:Lv1魔王とワンルーム勇者 / 七つの魔剣が支配する
Aランク:るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- / ホリミヤ -piece- / BanG Dream! It's MyGO!!!!!
7月クールピックアップ作品①:無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜Ⅱ
アニメの評価を記録し始めた一昨年・2021年には年間最優秀作品に選出した、いわゆる「異世界転生もの」の金字塔、待望の第2期です。
第1期で数々の困難を乗り越えて里帰りを果たした主人公・ルーデウスですが、待っていたのは更なる障害でした。しかし、34歳無職童貞ヒキニートから異世界に転生した男は、「今度こそ本気で生きる」ため、本当の意味で自分の足で二度目の人生を歩き始めます。
第2期ではなかなかストーリーが決定的な前進を見せずもどかしく感じる場面もありましたが、「自分の心の中の壁・自分の殻を打破する」のは本来的にそれだけ難しいということの表れでもあるということだと受け取ることにしました。丁寧に描いた分だけ進展した時の感動も大きく、横綱相撲の印象です。
また、ルーデウスの抱える問題が一歩前進する過程で、大きなストーリーを進めるための外堀も着々と埋められているようであり、来年放送の2期第2クールでの更なる飛躍も期待させる内容だと評価したいです。
第2期も1期と同様に魅力的なサブキャラクターが登場しましたが、その中でも何かとルーデウスに突っかかってくる冒険者・ゾルダートは、名優・鳥海浩輔さんの力もあってエピソードに厚みを持たせることに大きく貢献しており、個人的には第2期 第1クールのMVPだと思います。
7月クールピックアップ作品②:Lv1魔王とワンルーム勇者
7月クールにおいて『無職転生』に次ぐA+ランクとした作品です。
10年前に魔王を打倒した勇者マックスですが、その後急速に発展した人間社会から必要とされなくなり、怠惰な生活を送る中年男性となり果ててしまいました。10年ぶりに復活した魔王は、持っていた力の多くを失い、幼女のような姿となりながらも、復讐を期してマックスの元を訪れますが、変わり果てたその姿を見かねてマックスのアパートに居候を決め込み、何かと世話を焼き始めます…
本作品はギャグのセンスが非常に高く、1クールを通じて安定したクオリティが光る作品でした。それでいて終盤の山場ではきっちり締めてくるところも素晴らしいのですが、全盛期から10年を経た今の元勇者・現無職中年男性のマックスにできることとは何なのか?という点にしっかりと向き合ったストーリーに好感が持てます。
同じく7月クール放送の『七つの魔剣が支配する』より若干高く評価していますが、大きな要因の一つがその「安定感」です。『七つの魔剣~』は一番盛り上がった回のテンションの上がり具合という点では年間最優秀作品レベルのものを持っていましたが、それが放送期間の中ほどというところで、以降それに匹敵するような山場が来なかった点が唯一にして最大の瑕でした。
『Lv1魔王~』はマックス役・中村悠一さんや魔王役・大空直美さんをはじめとするキャスト陣の好演や、スタッフの努力に支えられ、1話から12話まで大きな偏りなく楽しむことができる作品に仕上がっていたと思います。
7月クールピックアップ作品③:るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-
言わずと知れた伝説的な剣術バトル漫画を原作としたアニメのリメイク版です。
私も割と原作直撃世代なので、初めて再アニメ化と聞いた時には大丈夫か?と心配な気持ちもありましたが、この「伝説」に挑むプレッシャーに負けない現代のスタッフ、キャストの奮闘ぶりが光っています。
特に私は相楽左之助というキャラクターが好きだったのですが、いくらなんでもうえだゆうじさんの左之助には敵わないだろうという先入観がありました。しかし、視聴を続けるうちに、八代拓さん演じる新しい左之助もこれはこれで良いなと思えるようになりました。その他にも薫や弥彦などは特にマッチしていると感じましたし、キャストは総じて高水準だったと思います。
第1期は7月から10月クールまでの2クールに渡って放送されましたが、その間ほかのアニメを評価する際に「『るろ剣』と比べたら全然ダメじゃね…?」とか、「これは『るろ剣』と比べても負けないくらい面白いな」といった具合に、アニメ評価Aランクの門番として君臨した印象度を買って、本記事でピックアップ対象としています。
余談になりますが、本作品の魅力についてある友人は「『るろ剣』はエピソードの深みみたいなのはほとんど無いのに画面のカッコよさだけで歴代のジャンプ作品を代表するレベルに上り詰めたのが凄い」という趣旨のことを言っていました。今回のリメイク版アニメもまたその「カッコよさ」の普遍性の証左の一つと言えると思います。
2023年10月クール
10月クール上位ランク作品
A+ランク:カノジョも彼女 Season2 / 葬送のフリーレン / SPY FAMILY Season2
Aランク:薬屋のひとりごと / オーバーテイク! / 最果てのパラディン 鉄錆の山の王 / ミギとダリ
10月クールピックアップ作品①:カノジョも彼女 Season2
2023年10月クールはアニメの放送本数自体も(体感)非常に多く、またその中で良作も多く生まれた群雄割拠のシーズンでした。その中でこの作品が『葬送のフリーレン』と比較可能なほど面白いのか? また仮にそうだとして、その面白さを言語化できるのか?と言われると怯んでしまう部分は正直なところ大いにあります。しかし、この手の落書きみたいな記事で意思を出さずにどうするのか?ということで、気合のピックアップです。
主人公・直也がヒロインその1・咲(赤)とヒロインその2・渚(青)の二人と合意の下で(!)二股共同生活(!)を始めるという頓狂なストーリーに付けられたキャッチコピーは「ネオスタンダード・ラブコメ」です。Season1は2021年に放送され、その放送終了からちょうど2年ほど経過した10月に始まったのがこのSeason2です。
Season1のラストでヒロインその4・学年一の秀才で咲の親友である紫乃(紫)もまた以前から直也に思いを寄せていたことが視聴者に明らかになり、Season2では「親友の咲を二股男から守りたい」という「建前」と「直也への思いを諦めきれない」という「本音」の間で揺れる紫乃を軸としてストーリーが進んでいきます。ところがこの紫乃が想像を上回る恋愛脳のドポンコツぶりを発揮し、恋愛模様は更に混沌としていく、そんなお話です。
私はアニメをニコニコ動画の配信で視聴することが多く、Season1ではこのバカげたラブコメを救ってくれる常識人枠として「紫だけが希望」というタグが付いていることがよくあったのですが、今となっては良い思い出という感じです。
この作品の何が面白いのかを頑張って言語化するならば、まずこの歪んだ交際関係について、本人たちはそのこと自体に対しては一切ふざけたところはなく、至って真面目に向き合っているということに触れておくべきと思います。真面目な、必死の行動が生み出す笑いというものがおそらくあり、そこに一役買っているのが直也役の榎木淳弥さんや咲役の佐倉綾音さんたちの勢いあるお芝居なのだと思います。
榎木淳弥さんは結構「曇らされる」役を演じられることが多いような印象がありますが、私はネジが一本(もっとか?)外れている直也役を演じられている榎木さんの方が好きだなと感じます。
10月クールピックアップ作品②:オーバーテイク!
「モータースポーツの甲子園」FIA-F4選手権を弱小プライベーターチーム「小牧モータース」で戦う高校生ドライバー・浅雛悠(あさひな はるか)と、仕事で偶然レース会場に居合わせたフォトグラファー・眞賀孝哉(まどか こうや)の出会いから始まる心の交流を中心とした作品です。
筆者も一昔前にモータースポーツに傾倒していた時期があり、大正義アニメを差し置いて我を出していくためにはどういう構成の記事とするべきか、と考える問題意識の根底にあった作品と言ってもいいかもしれません。
ここまでこの記事を書いて初めて気付いたのですが、今回ピックアップ作品に選出した中で、本作が唯一のコミックやノベル原作でないオリジナルアニメとなっています。続編を必要としない1クールアニメ単体での完成度という観点でも個人的には2023年随一のレベルと評価しています。
本作品は「モータースポーツの魅力を伝える」ことと「人間ドラマを描き切る」こと、その二本の柱から構成されています。
前者については、リアリティと迫力のある3DCGによるレースシーンが軸となっていますが、いくらリアルに描いても「本物」には敵わない部分が出てきます。そこでどうアニメならではの良さを出していくかという点については、スタッフの方々が様々な努力をされていると思いますが、素人の自分にもはっきり感じられたのはカメラワークによる表現です。実際のレース映像ではあり得ない動きでレーシングカーの動きを追う様子は「アニメだからこそ出せる迫力」を出すことに一役買っており、一見の価値があると思います。
後者の人間ドラマの面については、W主人公である悠と孝哉だけでなく、悠が所属する「小牧モータース」オーナーである太や、息子でメカニックの錮太郎、ライバルとなるF4選手権のトップチーム「ベルソリーゾ」の面々など、登場人物をある程度絞ってそれぞれしっかり奥行きを出して描いている点が印象的です。
その中でもやはり悠と孝哉、年の離れた二人の間に生まれていく信頼関係は「友情」呼ぶほかなく、時に悩み、時に励まし合いながら前へと進んでいく姿はレースシーンと共に見る者の胸を熱くしてくれます。
一点だけ、公式でもテロップによる注意がなされていますが、作中には東日本大震災をモチーフとした描写があるため、その辺りに関しては予め理解した上で視聴頂く必要がある点についてはご注意頂ければと思います。
10月クールピックアップ作品③:ミギとダリ
本記事で取り上げる最後のピックアップ作品(の予定)です。
第1話を視聴した段階ではDランクだかCランクだかに位置付けた記憶がありますが、視聴を進める中で「これ結構面白いかもしれない」と思いBランクに昇格しました。そして、本記事を執筆し始めた12月29日の時点でも10月クールからは『最果てのパラディン~』辺りのことを書こうかなと思っていましたが、12月30日に本作の最終回を視聴した後で、「Aランクに上げてもいいな」と思い、今に至っています。
本作の長所として挙げられるのは、ギャグとシリアス、ミステリアスのバランスとその緩急です。割と重大なネタバレになってしまうかもしれませんが、作品全体としては一貫してミステリアスな雰囲気を出しているのですが、序盤はかなりシュールなギャグが主体の展開で、シリアス風はずっと吹かせているけど本当にシリアス展開が来るのか?という感じでした。
終盤に向けてそのギャグとシリアスのウェイトが徐々に移り変わっていくのですが、決してどちらか一方だけに傾くことがないようコントロールされており、そのさじ加減が心憎いです。
ある作品を持ち上げるために他の作品をおとしめるようなことを言うのは良くないとは本当に思っていて心苦しくはあるのですが、この辺りのハンドリングについて、同時期放送の『ウマ娘 プリティーダービー Season3』の最終回がかなり筋悪に映ったので余計に印象に残ってしまいました。
『ウマ娘~』は終盤かなりシリアスに偏っていたと思いますが、最終回で相当くどくギャグが入れ込まれており「ギャグを挟まないと〇んでしまう発作を発症しちゃったのかな」と思う場面が見受けられました。
翻って『ミギとダリ』では序盤から常にギャグとシリアスの天秤は常に揺れ動いており、視聴者にもこの作品が「そういうもの」であることが十分理解できていたのではないかと感じています。逆に、それがなければクライマックスでギャグの分量を間違えることは劇毒になり得るという一つの典型例と言うことができるように思います。
いずれにせよ、スタッフ、キャストの皆さんは本作品の放送を2か月後に控えた今年8月に急逝された原作者の佐野菜見さんに対して恥ずかしくない、賞賛に値するお仕事をされたと思います。
おわりに
以上で本記事を一旦締めくくり投稿したいと思います。
あるいは『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』の野心的な挑戦や、『最果てのパラディン 鉄錆の山の王』の本格ファンタジーに正面から取り組む勇気、少年サンデーの突然変異種『葬送のフリーレン』辺りについて触れるのも良いなとは思っていたのですが、2023年に投稿している体で書き始めてしまったので、タイミング優先で終わっちゃおうかなというのが本音です。
今回の「大正義作品は一旦スルーして自分の言いたいことだけ言う」スタイルは割と最後まで気分良く書くことができ、また文章量もある程度コントロールしやすいので、悪くなかったかなと思っています。
ピックアップ作品の本数がより記憶に新しい下半期に偏っているのは偶然ではなさそうなので、その点は少々気にはなりますが、今の時点では来年も同じくらいアニメを見ていたらこういう感じで書こうかなという気になっています。
この手の評価みたいなのは言ったもん勝ちだと思うので、この記事をたまたま読んでくださった皆さんもどんどん偉そうに語って頂ければ良いなと思います。
それではまた来年、よいお年をお迎えください。