星新一 『暑さ』を読み解く
星新一の短編を研究して面白さの法則見つけちゃおう!
約2,800字
今回の法則
狂気×わかりきった結末=面白い
登場人物
巡査
おとなしそうな若い男
サル
アリ
カナブン
カブトムシ
犬
女
いつ :暑い夏の日の午後
どこで :交番で
だれが :若い男が
何を :自首をしようとした。
なぜ :毎年の発作が起こると思ったから
どのように:暑さであたまをやられて
起 暑い日に若い男が交番に来た。自分を逮捕してくれという。なんでもサルを殺したらしい。しかし、サルを殺した程度では逮捕できない。巡査は答えるも男は話を続けた・
承 男は暑さを感じると、いらいらをとめることが出来ず、頭が狂いそうになるという。そんな中、子供のころにその解決に成功した。アリを潰すと、いらいらがなくなった。
転 しかし、翌年の夏、アリを潰すも男のいらいらは収まることがなかった。
そこで、カナブン潰すと、収まった。翌年はカブトムシを潰した。一昨年は、犬を殺した。昨年はサルを殺した。
結 巡査は暑さのあまり男の話を聞いておらず、
若い男は自首できず帰ることとなった。昨年の秋に結婚した妻のもとへ・・・
私見
とても好きな作品。
鮮やかなオチまでの作り、教科書のような短編でしょう。
ある意味想定通りのオチなんだけど、狂気に恐怖して面白い。
わかってても、面白いってのはあるんだよね
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