骨盤を立てる?傾ける?

ロードバイクの乗り方についてネット界では骨盤を立てるとか、傾けるなどの議論が多いようだ。しかしゴルフの世界でもアドレス時には骨盤を後ろに突き出すように、そして背中をまっすぐ伸ばすというアドレスが良いとされてきた。

しかし実際本場、USPGAを主戦場として戦った丸山茂樹プロに言わせれば外国人は骨盤を立てているわけではなく、生まれながらの性質として骨盤が前傾している。真似しても無駄。と言い放った。

これをロードバイクの乗り方に置き換えて考えてみると昔から言われる骨盤を立てて背中を折り曲げて前傾姿勢を作るのは勘違いということになる。彼らの骨盤は寝ないのだ。だから骨盤が立って見え、前傾姿勢をするのに背中を曲げる必要があるのである。これはもはや外国人は手足が長いから整形手術で手足を伸ばすと言うようなもの。極論ではあるが。

面白い動画を見た。フランスの英雄ベルナール・イノーのプライベートを追ったフィルムだが現役時代物凄く身長の割に高かったサドルと低かったハンドルはそれほどまでに高くもなかった。つまりイノーはプライベートでのポジションは低いのだ。反して80歳を超える超人エディ・メルクスは現役時代さながらのサドルの高さである。今でも年間5000キロ走るというからこれは本当に超人である。

このように身体的な違いがあるので一概にポジションがとは言えないし、ペダリングもまた同じである。ゴルフのスイングもタイガー・ウッズを真似ても同しようもない。人間が違うのだから。小柄で非力なアジア人に生まれたからにはそれを活かした使い方をすべき。

しかし私自身、握力90kg、背筋力300kgを記録したパワーの持ち主なので省エネで漕いでもパワーがあるのは当たり前。参考にならないのでまた気が向いたら書いてみたいと思います。

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