潜在意識を活用する!

 スビリチュアル系の人や成功して成り上がった人、財を成した人は潜在意識を活用したという話をよく言う。情報であふれる現代ではこれはまるで宗教のように受け取られている側面がある。

 しかしあえて私は言う。潜在意識は確実に我々に強力な影響を与える。私が脳卒中で倒れて救急搬送され、病院内で様々な検査をされているときにエレベーターで上に下にと移動中に男性看護師が「患者さん、出血してるから移動は慎重にして下さい。」と叫んだのを聞き私は心中で(嗚呼、こりゃ麻痺残るな。リハビリ頑張らなきゃな)と思った。

 つまりその瞬間から私のリハビリ生活は始まったのだ。ここで腹を決めた。こんなに早く腹を決める人はいないと思う。普通の人はオロオロ狼狽えるか、ボーッとして何も考えられないのが普通だ。

 まず私はリハビリに対するスタートラインが違った事を驚異的と言われた回復の要因として挙げたい。

 そして本題。潜在意識を使う事ですが例えば脳溢血に倒れて体も満足に動かないと普通は悲観してしまう。しかし私は全くそう思うことをやめた。例えるなら軽い擦り傷を負ったとすると人は(2~3日ほっとけば良くなるだろう)と無意識に思う。

 私は脳溢血であっても少し時間が経てば良くなるだろうと思うようにして放っておいた。

 そして今の言葉が潜在意識を使う全てだ。

 擦り傷のように思い込み、あとは放っておく。これが重要。間違っても動かない半身に意識を向けたり、悲観したりしてはいけない。そういうネガティブマインドが出てきそうな時はyoutubeでお笑いを見て笑い飛ばしていた。

 院内でも患者同士の話でも私の周りは常に笑い声が絶えなかった。周りの人を笑わせる事も自分が笑う事も好きなのでいつもそのような会話を心掛けた。

 別病棟の患者さんが「いつも楽しそうなのでお話してみたい」と私の病室に訪ねてくることも珍しいことではなかった。やはり笑いは回復を助ける百薬の長である。

 有名なスポーツ選手が大怪我や大病を患ってもすぐに復帰して活躍するようなことがあるがこんなマインドが原因度と思う。担当の理学療法士曰く、そういう人達は日常生活を普通に送れるのがゴールではないから回復が早いという。そうかもしれない。

 まずは病気にかかった人、回復を望んでいる人、そういう人にこの記事が読まれることを願っている。願いは実現する。その証拠が私なのだから。

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