【大丸札幌】~あなたの街のクロノスイス Vol.7
クロノスイスをお取り扱いいただいて10年超の大丸札幌店に伺いました。
大丸札幌店といえば、何と言ってもこちらのディスプレイ!かなり立派なディスプレイなんです。
本日は時計はもちろん、以前はジュエリーもご担当されていた、笑顔が素敵な上家さんにお話を伺います
上家さん、よろしくお願いいたします!
目利きに引っかかる、ファッショナブルで個性のある時計
クロノスイス:
はじめに、上家さん自身が思うクロノスイスの印象を教えてください。
上家さん:
腕時計メーカーらしい技術をきちっと使っていながらも、ファッショナブル。ファッションのアイテムとして取り入れられるようなデザイン。
他とは被らないような、個性を出しやすい時計かな、と捉えておりますね。
クロノスイス:
クロノスイスに興味を持たれるお客様の印象・特徴はございますか?
上家さん:
私は外販でご紹介することが多いのですが・・・
ご案内しに行き、しっかり見ていただけるお客様というのは、やはり何本か既に時計を持っていらっしゃる方です。
「良い時計」と言われるような時計…。名があるようなブランド、歴史があるようなブランドを何本かお持ちの方です。
更には、ブレゲですとかヴァシュロンなどのクラシックなタイプの時計をお持ちになりながらも、目を留めるべきブランド・時計をよくご存じの方が多いですかね。
「ええ!何なの、この時計?」というご反応を頂きます
クロノスイス:
もうすでに何本もその機械式時計を持たれていて、「ネクストウォッチ」をお探しの方が多いのでしょうか?
上家さん:
同時に色々なブランドをお持ちし見て頂くことが多いのですが、それらをご案内を差し上げた時に、クロノスイスについては「ええ!何なの、この時計?」とご反応頂くことも多いです。
当店ではクラシック・スタンダードと言われる以外にも、意外性のあるブランドやアイテムのお取り扱いも多いのでお持ちするのですが、その中でも「何この時計?」と手に取ってもらいやすいのがクロノスイスですね。
目を引く時計ではないでしょうか。
クロノスイス:
「おっ!」と思っていただけるのは、どのようなポイントでしょうか?
上家さん:
先ほども申し上げましたが、先ずはファッショナブルな色使いが目を引きます。
同型・同じデザインでも、色によって印象が大きく変わる点は特徴です。
凝ったギョーシェ彫りや、ケースにエッジが入っていたりですとか機械式腕時計の基本部分にもこだわりを持ちつつ、色によっての個性や印象を変えていますよね。
また他にないレギュレーターという「普通の見方では時間が見られない」という時計の部分。
これは「何だろうな?」と、パッと見てちょっと興味をそそられる機構です。
こういった点で、まず手にとって頂けるように思います。
”見づらさ”がデザイン性を生んでいる
クロノスイス:
レギュレーター式機構は、初見のお客様は「何だろう」と思われますよね。
「時間はどう読むんだ、読めないぞ」と。
上家さん:
私もご説明差し上げる中で、「こちらのお時計は慣れるまでは見づらいです。」と、もう正直に言ってしまいます。
ただ、この見づらさがデザイン性を生んでいます。
「他にはなかなかないデザイン」というのはお伝えしています。
外でクロノスイスを着けておられる時に、他の方がその時計をご覧になったら「おぉ、何それ?」となるような腕時計・デザインです、と。
他の人と差をつけるという言う意味もありますし、「こうやって時間を読むんだよ。」など、次の会話を生みだすきっかけにもなります。
こういった観点からご紹介・お勧めしていますね。
「ああ、それ綺麗だね。」
クロノスイス:
クロノスイスのチーフ・デザイナーのマイクが「この時計は単なる時間を知るためのものではない、アートなのだ。」というを思いを伝えてくれたことがあります。
機械式腕時計の機能だけに留まらず、まさにアートだったり、ジュエリーにも近いと言う印象を持たれるお客様もおられます。
以前はジュエリーのご担当をされていた上家さんにとって、 アートやジュエリー通ずるものっていうのは感じらますか?
上家さん:
感じますね。
例えばパライバ。 ジュエリーにしか出てこないようなネーミングや色の付け方ですね。
発色や色合いの見え方もジュエリーに通じています。
これはジュエリーの担当時代によく気を留めていた点なのですが、「ただ見るのとは違って、腕に乗せた時にこういう色に見える。角度によってこういう色に変わる。」という部分はクロノスイスの時計にはよく当てはまります。
そういう意味では、ジュエリーを担当していた経験がクロノスイスをご案内時に役立つかもしれません。
また、アイキャッチがよい点。
リューズも”オニオンリューズ”と言う可愛らしい竜頭がついていたり。
こう言った点もジュエリーにちょっと通ずるような部分があります。
お客様にご案内していても、お話が盛り上がったりする自信がある時計だと思います。
クロノスイス:
創業当時より作りもデザインのこだわりも他のブランドと一線を画していると我々でも自負しております。
実は現在のチーフ・デザイナーのマイクは高級ジュエラーの出身なんです。
上家さん:
クロノスイスについては、お客様は圧倒的に男性です。もはや10:0ぐらいと言っても良いくらい。
ただ最初に興味を持ってくださるのは男性なんですけども、ご夫婦で一緒にお話を聞いている時に奥様がご覧になって、「ああ、それ綺麗だね。可愛いね。」と言ってくださるシーンは結構多いと感じます。
奥様からの後押しというのは、僕らとしてはもう非常にありがたいシチュエーションではありますね(笑)
ブルーの時計にまつわる思い出
クロノスイス:
ご誓約につながったエピソード、もしくは印象に残るエピソードなどお話できることがあればお願いします。
上家さん:
私にとって「思い出深い商談」だった時のアイテムがクロノスイスの時計だったという話があります。
私が担当させていただいている顧客様の中で、奥様がとても青好きなお客様がいらっしゃいました。
クロノスイスの限定15本の真っ青のトゥールビョンが入ってきたことがありまして、そのお客様と奥様の顔がパッと頭に浮かび、ご紹介させていただいたことがあります。
クロノスイスのこちらは世界限定15本で、日本に入荷されたこと自体も希少なこと、さらにはお客様のお好みのブルーと言うことで、「ぜひ」と。
ご覧になってブルーの色は非常に気に入っていただいたんです。
ただ実は・・奥様のご意向も汲まれて、普段からご主人がお選び頂く時計はもう何かとか青が多く。かつ既に色々な時計をお持ちの方で。
それこそトゥールビヨンも何本かお持ちのお客様でした。
お手持ちの時計とのバランスもお考えになられておりました。
最終的にトゥールビヨンにお決めになるという段階で、普通のブルーのレセックもご覧になりたいということで。
悩まれた後、最終的に「こちらがいい。」と、レセックにご決定されました。
実はそのお客様はもう亡くなっておられまして。
おそらくお客様にとっても、最後に大きいお買い物をされたのがそのレセックだったと思います。
最後の大きなお買い物を私からご紹介させていただいたと言うのは、お役に立てて良かった事でも、お客様との関係を惜しむ意味で悔しかった事でもあります。
クロノスイスのエピソードというより、私にとって「思い出深い商談」のお話ですね。
クロノスイス:
そのお客様にとって、本当に人生最後の時計にクロノスイスをお選びいただいたんですね。
素敵なお話ありがとうございます。
おススメの一本
クロノスイス:
上家さんの推しの一本を教えてください。
上家さん:
今の推しで言いますと・・・
オープンギアのアイスブルーに見える文字盤、ヒプノティックですね。
純粋な氷のような色の出方が非常にきれいだなっって思います。
アイスブルー・カラーと一言で言っても、こういう本当に氷のような質感と色味の文字盤ってあまり見ないな、と。
そしてこの裏側はこの紫のパーツ。これも可愛いですね。
上家さん:
あとはまだ現物を見れてはいないのですけども、デルフィスはずっと気になっています。
金のタイプで黒青の。
デザインが好きだなと思って見ておりました。
黒と青の使い方が良いですよね、高級感を感じるような曲線だったりも。
ギョーシェ部分もカーブがかかってて、その上にエナメルですからね。
黒の部分もちょっとマーブル感あるような。 グラデーションのような感じの黒で、金ケースに非常にマッチしているなと思います。
非常に質感も立体感もあって、ちょっと面白いなあと思っていましたね。
クロノスイス:
世界限定50本でして、なかなかすべての店舗・お客様にご覧いただくと言うことは難しく申し訳なくお持っております。
先日のウォッチ&ワンダーで今年の新作としてこのモデルが多く発表されたのでお楽しみにしていてください。
上家さん:
そうなんですね、楽しみです。
新作と言えば、他もちょっと面白そうですね。
あの横付けの・・・水平レギュレーターの新作。
クロノスイス:
ストライク・ツーですね、お目が高い。
早速新作もチェックしていただきありがとうございます。
上家さん:
もうネットでずっと張り付いて情報をみていました。
一見クロノグラフとかのスモールセコンドなのかなと見えそうなのですけど、それ自体が時計針の部分だよっていうところは、作り方としては珍しいなっていう印象です。
GOLDEN GEARはちょっとシックな色遣いで綺麗なカラーリングですし、ギョーシェも綺麗だと思います。
最後に
クロノスイス:
では最後に大丸札幌店の時計売り場に来られるお客様へのメッセージをお願いします。
上家さん:
クロノスイスという時計自体が「時計らしくもあり、時計らしくない」と言うような、ちょっと矛盾したような時計でして、これが面白みかなと思いますね。
「ああ、こんな時計見たことないよ」という 時計をご覧になりたいという方は是非ちょっと立ち寄って、その複雑さだったり面白みを感じていただければと思います。
動き方も非常に面白いですよ。
クロノスイスも含め、こういう面白いものが数えきれないほどあるのが「腕時計の楽しみ」の一つかなと思います。
見るだけでなく、実際に身に着けられるのも腕時計の良さです。
お立ち寄りの際は覗くだけでも良いですが、試着もぜひしてみて頂きたいと思います。
催事告知です
今回インタビューさせていただきました大丸札幌店様では下記の日程でフェアが行われますので、この機会に是非クロノスイスをご覧ください。
6/12(水)-7/2(木)
ザ・ウォッチ 5階時計売場にて
店舗情報
〒060-0005
北海道札幌市中央区北5条西4丁目7番地
ザ・ウォッチ 5階時計売場
TEL:050-1780-6000
定休日:元日のみ
営業時間:10:00~20:00
編集後記
九州から少しずつ北へ進んできました本企画。
7回目にしてついに北の大地・北海道へ到達しました!!
そんな記念すべき北海道編でご対応頂きました上家さんは時計だけではなく、ジュエリーにも造詣が深いとのことでまさにクロノスイスにぴったりな販売員さんでした。新作情報についても早速お調べ頂きありがとうございます
さてwhere is the next Chronoswiss...
クロノスイスnoteチーム