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[歌詞考察]≒JOYデビュー・ミニアルバム収録曲「きっと、青い」①※自己解釈
どうもクロノです。
歌の歌詞というのはそのまま読んだだけでも聴き手の感性、タイミングによって捉え方が違うところが面白いですよね。
作詞家が詞に込めた意図が存在する時点で勿論正解は存在するのですが、そこから枝が広がりこういう捉え方もあるのではないか?みたいな事を考える、これがまた楽しいんですよね。
さて、それでは行きましょう!
今回は2024年01/17 発売予定の≒JOYデビュー・ミニアルバム収録曲「きっと、青い」です。
まだ聴いた事のない方は是非聴きながら読み進めてみてください。
公開日2023/12/11 ↓
今回の曲はメンバー達自身を「僕ら」に置き換えて歌っている曲になっています。
「僕らが駆け抜ける虹
遠い未来だって
きっと、青いね」
冒頭部分、虹の道を駆け抜けるようなイメージ。
遠い未来はそのままだと思うのですが、なら青いとはなんでしょう。
こういう場合の青いものというのは青空とかになるのでしょうか?
「早く行こうみんなで集まったら
大人には見えないって噂の空へ
その空は見た事ない青色」
冒頭の「青い」とはやはり空の色、青空の事だったのか。
しかもその青空は大人には見えないと言われている。
そこにみんなで行こうとしていると。
「それを見て「青春」が出来たらしい」
これは大人には見えない訳ですね。
梅などでもまだ熟していない若い実の事を青梅と言ったりするように、青って大人になる前とか未熟さや若さを感じさせる言葉ですよね。
そして春といえば桜!と言いたいところですが、どちらかというと始まりとかそういう方向の意味ですかね。
大人になって毎日仕事もして色んな責任を背負って過ごしながら、たまに旧友と学生時代の事を肴に酒を酌み交わしながらふと思ったりします「青春だったな。」と。
不思議なもので、それが青春と気付かないまま大人になっていき、色んな判断が出来るようになった後になって「あぁあれがそうだったんだな」とようやく気付いたりするものですよね。
もう戻る事の出来ない若い時だけの特権。
さて、歌詞によると噂では
・大人には見えない空
・その空は見た事ない青色
・その青さをみて青春という言葉ができた
なんだか冒険みたいで好きです。
噂や証言を頼りに突き進む冒頭。
「不安だった此処に来るまで
未熟ながら悩んだりして」
「勇気出して踏み出した時
その一歩が輝き
その一歩が虹になったよ
雨は降らせない」
なんて事のない小さな不安が大きく感じたり、どうしたら良いか分からず悩まされてしまうのは未熟であるが故にな部分も大きいのかもしれませんね。
それでも勇気を出して一歩踏み出した時、その一歩が虹の道となって現れた…みたいな。
そしてそんなかけがえのない虹を消してしまうような雨は降らせない。と。
さぁここからサビに入ります。
「走ろうまだ続く虹
転んでも大丈夫!
まだ止まらない」
青春へ向かって続く虹をひたすらに走っていくイメージ。
もし途中で転んでしまっても止まらないよ、大丈夫。
なんだか安心感がありますね。
これ冒頭でも書いたのですが今回の曲、メンバー自身の決意とか意志を歌っていると思うんですけど、ファンに向けてのメッセージに聴こえる部分がかなり多くて、指原さんの作詞のセンスは凄いなと思わされるばかりです。
「走ろう大好きな道
学校より楽しい!
そんな場所見つけたよ」
辛かったり不安があっても一歩踏み出した先に出来た道は「学校よりも楽しい!」と思えるほどに大好きな道となり、だからこそもっと走りたくなる。
そんな場所を見つけたよ、という感じですかね?
曲中で3箇所「Fly high! Fly high!」という詞が出てくるのですが、意味としては「高く飛ぶ」みたいなそのままの意味と「着実に進む」「開花」「歴史の頂点に達する」みたいな使われ方もあるようです。
もしかしたらプロデューサーの指原さんはグループに対してこういったイメージも持っているのかもしれませんね。
ここまでが1番の歌詞となります。
当初かなり前向きで明るく元気で真っ直ぐな曲だなという印象でした。
でも今はその真っ直ぐの中には様々な意味や想いのようなものが込められていて実際はもっとなめらかで深みのある歌詞だなと感じています。
次の投稿では2番からラストまでを取り上げていきたいと思います。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
長文駄文のクロノがお送りしました。
それではまた。