食品ロス問題の根本原因は?

以前冷蔵庫の中を時々整理したときに、消費期限が切れてしまっている食材を見つけることがあ利ました。

自分の場合肉や野菜といった食べ物というよりか、チューブの生姜やレモンシロップなどが圧倒的に多かった。

たまに自宅で少し凝った料理を作ろうとして買った調味料だが、結局その時限りになってしまうケース。酷いと冷蔵庫の奥に隠れてあることすら忘れてしまう始末といった具合です。

いまはホステル暮らしだからということもあり、そういった廃棄は皆無になりましたが、今の僕の消費者の食品ロスに対する心掛けは、

・なるべく最低限の種類の食材のみ買うこと

・冷蔵庫の中を(できるだけ)把握しておくこと

です。

もちろん一消費者の行動は軽んじるべきではないし、ないがしろにする訳ではありませんが、

根本の大きな問題は利益第一主義の企業戦略にあると考えています。

品切れを出さないためや、多様な消費者のニーズに応えるための品質と量を確保するのは事業者として最低限しなければならないことという 前提を踏まえた上での課題点は、

商品が売り切れてしまったら売り上げが作れないからという理由で抱えてしまう過剰な発注や仕込みによる過剰在庫。

そして過剰だったとしても利益率がでているのだから、ほんの数%の廃棄は仕方がないという落とし所の思考です。

日本の食料自給率はカロリーベースで38%、6割は輸入に頼っているという計算ですが、

カナダ 264%

オーストラリア 223%

アメリカ 130%

フランス  127%

ドイツ 95%

イギリス 63%

と、先進国の中ではかなり低い食料自給率です。

そして食品廃棄量は643万トンで世界で6位の多さ、アジアではワースト1位です。

単純に、輸入している食材が多いのに廃棄している食材が多いということです。

当然ですが、輸入した食材は企業が買ったものだから、使うも捨てるも買った企業の自由です。

しかし、世界の9億人にものぼるある国や地域の人々が食べ物や栄養を満足に摂れていないという事実がある限り、僕にはこれがとても残酷なことをしているように感じてしまいます。

ですが、この統計値を改善するために僕は食品ロス問題に取り組みたいわけではありません。

「目の前にある食べられる食材を無駄に捨てないこと」

まずはそこからです。

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