第13章 ピエロ(ドラブラメインストーリーまとめ)その2
スマートフォン向けMMORPG『コード:ドラゴンブラッド』メインストーリーのまとめです。
鬼の戦い
激しく斬り合う稚生と風間瑠璃。
稚生は刀と壊れたヘリを言霊で投げ飛ばし、風間瑠璃にぶつけようとします。
風間瑠璃はこれを薙ぎ払うも、刀が刺さって鬼化が解け、普段の姿に戻りました。一方、跳ね返されたヘリは稚生に激突。稚生を下敷きにしたまま炎に包まれます。
呆然とその様子を眺め、心の痛みを感じる風間瑠璃。
ついに夢が実現するーーヘリに背を向け、高笑いする王将の背後から、なおも生き延びていた稚生が斬りかかりました。
何と稚生は、橘政宗がひそかに遺していた竜血を接種することで鬼の力を得ていたのです。稚生は躊躇うことなく王将に刃を突き立て、息の根を止めました。
再び兄弟水入らずの時間ができたことを喜ぶ風間瑠璃。一方、稚生は冷淡な態度を崩さず、同じ鬼となってもなお弟を拒絶します。
すると風間瑠璃は、足元に落ちていた聖骸を踏み潰してしまいます。彼は聖骸にも竜王の座にも興味はありません。彼が望むのはーー破壊のみ。
風間瑠璃は笑い出し、再び稚生と激しい戦いを繰り広げます。
悪夢の世界へ
風間瑠璃が突然歌い出し、《プレイヤー》は幻を見ます。それは横たわるロ・メイヒ、シーザー、ソ・シハン、フィンゲルの亡骸。さらには零号やヴェラの亡骸までもがあります。混乱する《プレイヤー》。
ふと、うずくまる零の姿を見つけ、慌てて駆け寄ります。
零は《プレイヤー》を見つめると、不気味な笑みを浮かべました。
それは零ではなく、風間瑠璃の冷たい声でした。夢へ誘われるように意識を失う《プレイヤー》ーー
気がつくと、《プレイヤー》と稚生は鹿取町に立っていました。かつて稚生と稚女がともに暮らしていた、今はない町です。
ここは17歳当時の稚生の記憶を再現した悪夢の世界。
稚生は弟との記憶を辿るように町を歩き出します。その後ろをついていく稚生の幻影を《プレイヤー》は見ました。
(その3に続きます)