第19章 あの頃の同級生(ドラブラメインストーリーまとめ)その1
スマートフォン向けMMORPG『コード:ドラゴンブラッド』メインストーリーのまとめです。
前回のあらすじ
消えたソ・シハンの痕跡を探すため、ロ・メイヒと《プレイヤー》、フィンゲルはプロファイリング能力を持つノノに協力を求める。一方、ロ・メイヒらがカッセルを発ったのと同じタイミングで、校長アンジェが襲撃される事件が発生。ロ・メイヒは被疑者としてシークレット・パーティーから追われる身となったーー
第19章 あの頃の同級生
シラン高校へ
ノノを睡眠薬で眠らせたまま、一行はロ・メイヒとソ・シハンがカッセルに来る前に暮らしていた街、シランへとやってきました。
案の定、目を覚ましたノノは激怒。
しかし彼女も覚悟を決めたらしく、すぐに今後の方針について話し合いが始まりました。
さて、シラン高校にやってくると、何やら賑やかな様子。ちょうど創立50周年記念式典が始まるところのようです。
高校の警備員はロ・メイヒの姿を認めると目を輝かせます。どうやらロ・メイヒはシラン高校で知らない者はない有名人となっているようです。これにはロ・メイヒだけではなくフィンゲルやノノもびっくり。
式典にはロ・メイヒがかつて憧れていた同級生、チン・ブンブンも来ていました。
ロ・メイヒに対してなんの思いも抱いていなかったはずの彼女だったのに、今はもじもじと恥ずかしそうに……熱っぽい視線で「ロ先輩」を見つめています。
ロ・メイヒ来校の噂を聞きつけたのか、校長も現れました。卒業生代表としてぜひ式典のスピーチを頼みたいと言ってきます。一行は促されるままに応接室へ。
別の選択肢
応接室でロ・メイヒが校長らと話している時、ふと違和感を覚えた《プレイヤー》は霊視を発動。空間に亀裂を見つけます。
その先に待ち構えていたのはロ・メイタクでした。
ロ・メイタクは、ソ・シハンとオーディンが最後に対峙するシーンを再現してみせます。
炎に包まれるソ・シハン。それを見て、ロ・メイタクは嘲笑うように囁きます。
偽りの記憶
現実世界に戻ると、ちょうどスピーチの準備が整ったところでした。ロ・メイヒが舞台に上がり、生徒たちの姿勢が一斉に彼に注がれます。
本当はそう言ってやりたかった。しかし、世界の危機も竜族の存在も知らない彼らを無用な混乱に陥れる訳にはいきません。
ロ・メイヒは用意された原稿のとおりを読み上げ、無事スピーチを終えたのでした。
一方、ノノとフィンゲルは、初めて出会った頃のロ・メイヒが負け犬のような顔をした寂しげな少年だったことを思い出し、シラン高校での彼とのギャップに違和感を覚えます。
その後、ロ・メイヒの叔父が一行をガーデンレストランへと誘います。これから謝恩会が行われるようです。校長やかつての同級生と話せる絶好の機会、これは行くしかない。
フィンゲルは校長に、かつてソ・シハンという生徒がカッセル学院に進学しなかったかと尋ねますが、そのような生徒は存在していないと言われます。
また、ロ・メイヒはチン・ブンブンにノノとの初対面時の状況を確認します。本来のシナリオであれば、ロ・メイヒは映画館でチン・ブンブンに告白しようとして失敗し、失意の中でノノに助けられるはずでした。しかし……
絶妙にありそうな話ではありますが、やはりここでも記憶の齟齬が起こっていました。ソ・シハン関連だけでなく、ロ・メイヒの不幸な記憶も改ざんされているようです。
ロ・メイヒは居た堪れなくなったのか、トイレに行くと言って席を立ってしまいました。
(その2に続きます)