第7章 東京恋愛物語(ドラブラメインストーリーまとめ)その8
スマートフォン向けMMORPG『コード:ドラゴンブラッド』メインストーリーのまとめです。
愛媛県にて
一行が訪れたのは愛媛県梅津寺町。海のすぐ横にある駅が印象的な美しい町です。
やはり麻衣も愛媛に来ていました。東京恋愛物語計画の期日まであと1日。明日までに結婚式を挙げられなければ、絵梨衣を殺さなければならなくなると《プレイヤー》を脅してきます。
そんな計画のことは知らないロ・メイヒは、絵梨衣を連れて海辺を歩きだしました。絵梨衣は日本人ではないロ・メイヒがなぜこの場所を知っているのかと不思議がります。ロ・メイヒは、前に見た日本のドラマに出てきた有名なスポットなのだと説明しました。そのドラマのタイトルは「東京恋愛物語」。
ロ・メイヒは絵梨衣の手を取り、山頂へと連れて行きます。ネットの情報によればそこからの景色が最高らしい。
絵梨衣は"外の世界ってこんな感じなのね"とスケッチボードに書いて見せます。「海魔獣も秘密組織もなくてがったりした?」とロ・メイヒが言うと、"がっかりなんてしてないわ。こんな世界が好きよ。優しく穏やかなこの世界が"と返す絵梨衣。
ロ・メイヒは絵梨衣の顔を見て、
"親友って何?"と絵梨衣に問われたロ・メイヒは「ちょっとイカれてるけど、何があろうと君のことを信じ、どんな時でも傍にいてくれる人の事さ」と答えます。
大切な時間は過ぎ、辺りも暗くなってきました。そろそろ帰る時間です。行きは車で来ましたが、帰りは絵梨衣が乗ったことのない電車に乗ろうとロ・メイヒが提案しました。
山を下りながら、ロ・メイヒはドラマ「東京恋愛物語」の結末を絵梨衣に話します。
別れ際に、絵梨衣は海岸で拾った貝殻を《プレイヤー》に渡し、感謝を伝えました。
いよいよ東京行きの最終便が出発します。
発車のアナウンスが流れる中、ロ・メイヒはそっと席を立ち、絵梨衣を車内に残して電車を降りました。
絵梨衣は驚き、窓ガラスに寄って"Sakuraは東京まで送ってくれないの?"とスケッチボードを掲げます。
「僕は歓迎されないよ」と言うロ・メイヒ。絵梨衣に手を振り、さよならを告げます。絵梨衣は最後に"Sakuraは誰?"と名前を聞こうとしますが、
彼は最後まで素性を明かさないまま、絵梨衣を送り出したのでした。
自分の心に従って
ロ・メイヒは公衆電話で、稚生に絵梨衣が梅津寺町から東京に戻る9:45発の終電に乗っていることを伝えました。稚生は「おい」と何か言いかけましたが、ロ・メイヒは構わず「また会おう」とだけ言って受話器を下ろしました。
ロ・メイヒと《プレイヤー》は駐車場に向かってゆっくりと歩きだしました。通り道で酒徳麻衣の姿を認めた《プレイヤー》は、少し独りにしてくれと言うロ・メイヒと一旦別れます。
最後の場面で、彼女のボス、ロ・メイタクは彼女に引き金を引くよう命じませんでした。プランBが上手くいくことを願うばかりだと麻衣は言い、ロ・メイヒの今後を《プレイヤー》に託しました。
その後、ロ・メイヒと《プレイヤー》は車で東京へと戻ってきました。お世話になった温泉ホテルにも、もう長居する必要はありません。
さて、気になるのは今後のこと。温泉ホテルの支払いもそうですが、絵梨衣を独断で逃してしまったロ・メイヒを先輩たちは許してくれるでしょうか。裏切り者に対して、学院はどのようなペナルティを課すのでしょう。拷問とか、もしかしたら一撃で殺されてしまうかも……
そんなことを考えながらホテルの部屋に戻ると、なんと先輩2人と鉢合わせてしまいました。ロ・メイヒは思わず両手を挙げて降参のポーズをとります。
実は、シーザーたちも梅津寺町までロ・メイヒを尾行しており、彼のしたことを全て知っていたのでした。
ロ・メイヒは必死に、今回の件は自分の独断によるもので絵梨衣も《プレイヤー》も関係ないことを説明します。
ところがシーザーはそんなことには構わず、ラーメン屋に夜食に行こうと言い出しました。
チーム全員で絵梨衣のおもちゃを片付け、配達用の段ボールに詰め込みます。ホテルの支払いは、今晩の分も含めて既にシーザーが支払ってくれていました。
「先輩、ありがとう……」先輩たちの温情に、ロ・メイヒは感謝の気持ちでいっぱいになりました。
(第8章に続きます)
余談
2020年4月25日と29日に、ロ・メイヒと絵梨衣の幻の結婚式イベントがゲーム内で開催されました。当時私はまだ未プレイだったため参加はしていませんが、イベントの様子はTwitterハッシュタグ #幻の結婚式 やYouTube等の動画で見ることができます。
もちろん、この結婚式は現実には起こらなかった幻のシナリオ。結婚式の夢から覚め、現実に引き戻された《プレイヤー》の目の前に現れたのはロ・メイタクでした。