第14章 天罰(ドラブラメインストーリーまとめ)その4
スマートフォン向けMMORPG『コード:ドラゴンブラッド』メインストーリーのまとめです。
白王の血
《天罰》に倒れた白王・ヘルツォークは海へと沈みました。零号は《プレイヤー》を連れてその亡骸の前に行き、白王の血を回収しました。
零号が提案したのは、この竜血を《プレイヤー》に移植すること。竜王の血を受け継ぐことで、不安定な《プレイヤー》の血統が安定するだけではなく、絵梨衣を連れ戻せる可能性もあるというのです。
聖骸に寄生され純血の竜となった絵梨衣は、人間としての命は尽きてしまいましたが、今は高天原の海底で仮死状態にあります。《プレイヤー》がその血を受け継ぐことでこの状態を維持し、いつか絵梨衣を蘇らせることができるかもしれない……!
《プレイヤー》は絵梨衣を救いたい一心で、白王の血を受け入れました。
エピローグ
《プレイヤー》が地上に戻るとEVAからの通信があり、この災害はカッセル学院により無かったことにされたと告げられます。
あの日、高天原で堕武者を目撃した者は精神病院に運ばれ、投薬による記憶操作を受けました。人々の間には、東京の街が津波に襲われ、暴動を起こしたヤクザがシーザーチームによって撃退されたという偽りの記憶が植え付けられ、これにより高天原ではBasaraKing、右京の人気が急上昇していたのです。
しかし任務を終えた彼らはまもなく帰国します。今夜は高天原で最後の公演が行われることになっていました。
アンジェは上杉越の遺言に従い、彼の所有する土地を牧師に寄付。今後、そこから得られた利益の大部分は孤独な老人の救済に充てられることになります。
一方、フロアでは今期最も花チケットを多く集めたスターが発表されました。司会を務めるのはザトウクジラ。彼は重傷を負いつつも一命を取り留め、オーナーとして復帰を果たしていました。
BasaraKing、右京を抑えて1位に輝いたのは何とSakura! 花チケット獲得総数は驚異の100320票です。
実は《天罰》事件の前、密かに高天原を訪れていた絵梨衣は、Sakuraがスタッフとして働き続けるために花チケットを集める必要があることを知り、彼のために1億円の小切手をザトウクジラに渡していたのでした。
ザトウクジラの計らいにより、1億円の花チケットはロ・メイヒが持つことになりました。シーザー小隊はザトウクジラに感謝と別れを告げ、お世話になった高天原を後にしました。
***
ヘリポートに到着すると、桜井七海とカラスが見送りに来ていました。オロチ八家の家主として唯一生き残った桜井七海は新たな大族長および日本支部長に、カラスは本名である佐伯竜治として執行局長に就任していました。
カラスは大族長が遺したものだと言って、シーザーに日焼け止めの入ったガラス瓶を、ソ・シハンに稚生の愛刀を贈りました。
EVAはシーザーに1枚の写真を見せました。それは麻生真との仲睦まじいツーショット写真。シーザーが望むのなら削除するとEVAは提案しますが、シーザーは「この女の子が東京で俺を救ってくれた」とメッセージを添えてノノに送るよう依頼しました。
***
学院へ戻る飛行機の中で、ソ・シハンはシーザーに「最後のピンタゾウガメ、ロンサム(孤独な)ジョージ死亡」のニュースを見せました。かつて稚生はそのゾウガメに自身を重ねていたといいます。
フィンゲルは零の脚の具合を気遣っている様子。
ロ・メイヒは絵梨衣の日記を読み返していました。
彼女は以前、自分は世界に嫌われる怪物で、いつか正義のヒーローに殺されてしまうのだと言っていました。
そして、心象世界で絵梨衣と再会した《プレイヤー》は、去っていく彼女の背中を見送りながら、彼女を絶対に連れ戻すのだと誓うのでした。
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