第19章 あの頃の同級生(ドラブラメインストーリーまとめ)その3
スマートフォン向けMMORPG『コード:ドラゴンブラッド』メインストーリーのまとめです。
ソ・ショウケンの病室
時間は遡りーー
トンおばさんと別れた一行が聖心仁愛病院に辿り着いた直後。
夜中に女性に面会に来たとなれば怪しまれるため、ノノは雨宿りを装って病院に入ろうと提案。男性であるロ・メイヒは警戒されないよう病院着に着替え、院内を調査します。
ソ・ショウケンは3階の個室に入院していました。そっと部屋に忍び込み、室内で手がかりになりそうなものを探します。
部屋にはギターや、ホットミルクを飲むためのカップ、日記帳などがありました。日記によればショウケンは時折、看護師の目を盗んで甘いものを食べようとしているようです。まるで子どものように天真爛漫な女性だ……
その時、物音に気づいたのかショウケンが目を覚ましました。
ショウケンはロ・メイヒを警備員だと思ったようで、警戒する様子はありません。困った様子のメイヒを見て、話を聞こうとしてきます。ゴシップに興味津々なところは息子とそっくりです。
ロ・メイヒは友達が失踪したと打ち明け、ソ・シハンとの思い出を語り始めます。
すると、次第にショウケンの目に涙が溢れ出しました。
夫とはずっと前に結婚したものの、長いこと子供に恵まれなかったというショウケン。しかし最近妊娠がわかって、ここに入院してきたのだと言いました。
ロ・メイヒは平静を装って病室を後にしましたが、その笑顔が引き攣っていることをノノに指摘されます。
この世にはあなたを心配する人がたくさんいる、あなたには友達がいる……
ノノがロ・メイヒを叱咤し、ロ・メイヒの顔にようやく笑みが戻りました。
欠落と補完
車で移動しながら、一行は病院での出来事を整理します。
ロ・メイヒがネットで調べると、聖心仁愛病院は精神病院だということが分かりました。ショウケンが妊娠しているというのは彼女の勘違い。彼女は精神疾患をわずらい、あの陸の孤島のような病院に隔離されていたのです。
これで突破口が見えた、と呟くノノ。
そんなことを話しながら橋を渡っていると、不意にカーナビの位置情報にエラーが生じました。
ここは……高架橋のニーベルンゲン!
ロ・メイヒの脳裏に不安と恐怖がよぎります。意を決して、一行は車を降りました。
(第20章に続きます)
余談
2021年5月のイベント(潮干狩り?)で、ソ・シハンやショウケンのボトルメールを読むことができました。
当時のメインストーリーはまだヤマル号に乗っていた頃ですが、この後の展開がほんのり匂わされていたとは……
妙な予感がしてスクショに残していた私、偉いぞ!