んん!マカロニ大好き!!
僕はマカロンもマカロニも好きなのですが、どうしてこの二つはこんなにも名前が似ているのか、と思うことがある。何か関係性があるのかどうか、これを機に調べてみた。
まずマカロンについて。
起源については諸説あるのですが、有力な説として、ルネサンス期の貴族の食事に好んで使用された卵黄の残りが製菓用に流用された、というものがある。
卵白のみを使用した焼き菓子が資料に登場するのは14世紀ごろからになるが、現在のマカロンの形状に近いのが確認されるのが15世紀ごろ、マカロンという名称は16世紀ごろの文献で初めて登場する。
当時は砂糖もまだまだ貴重であり、フルーツや果汁で風味付けされていたのが基本だった。上白糖が一般市民にも流通するようになった19世紀ごろからフランスを代表する一般的な焼き菓子として周知されるようになり、今日に至る。
では、それとマカロニがどう関係あるのか。
卵白を円形に整形するのがマカロンであるが、それ以外にも卵白を様々な形状に整形して焼成した菓子が当時存在していた。
その中で、金属製の棒にメレンゲを塗布し、吊るしてオーブンで焼く、という手法で作られる、穴の空いた円柱状の焼き菓子があった。フランスでそれがどう呼ばれていたのか定かではないが、それが16世紀頃イタリアに伝わった時に誤ってマカロンと呼ばれるようになった。
ご存知のように、イタリアはパスタ大国である。同様の形状を小麦粉で整形し乾燥させたものが市場に流通するのが17世紀半ばであるが、それが「マカロンのようなもの」すなわち「マカロニ」と呼ばれ、今日まで親しまれている、というわけです。
また、いらない知識が増えましたね。
まぁ全部嘘なんですけど。
あ、ただこれだけは信じて欲しいんですけど、僕がマカロンが好きだというのも真っ赤な嘘です。
ところで、昔はこういう話のオチとしてエイプリルフールっていう名前の場所のグーグルマップのURLを貼ったりするのが使われてたりしてたんですが、最近は記事の中にURLを貼ると、そもそも記事の詳細を開く前に見出しにリンクが表示されるというオチ殺しもいいところの仕様が一般的になってしまって、なんだか寂しい気持ちになりました。
という、昔エイプリルフールの時に書いた記事の転載でした。
最近、「カスの嘘」という言い回しで、こういう全く意味も毒もない嘘みたいなのが話題みたいですよ奥さん。