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完全初見で少女歌劇レヴュースタァライト ライティング上映を観てきた【ネタバレあり】
またしても何も知らないクロマキバレット(32)
今度は池袋の新文芸坐にて、「少女☆歌劇レヴュースタァライト」のライティング上映を観てきました。
アニメ原作でアニメから続きの話と聞いてますが、アニメも見てないです。
そして「ライティング上映」というのも聞き慣れない言葉で初めて知ったんですが、会場の照明が光るとのこと。
「映画はめちゃくちゃいいけど初見に伝わるかどうか…」とめっちゃ言われたんですが、先日ガンダムを全く知らずにGQuuuuuuXを観てきたところ、興味を持つきっかけになったので、こういう入り方もありかなとは思ってます。
ちなみに、今回はARMSの有名プレイヤーのたかじんさんに誘われたので断る理由もないですね。
誘ってくれてありがとう!!
以下ネタバレを含む感想です。
ライティング上映って何ですのん
劇場のライトが光る…ってのは聞いてたんですが、正直ピンときてなくて。
あんまり情報を入れていくより、実際に体感したほうがいいなとは思ったので、よくわかんないけどそのまま向かいました。
新文芸坐という劇場を初めて知ったんですが、入った瞬間なんか独特の空気で、チケット拝見とかもなく、満席だからそのまま席に着いてくれと。令和にそんなことあるんだ。
そしてスタァライトを上映するためか、フロアがスタァライトであちこち装飾されており、みんな写真撮ってました。
ただ事前知識がないのでそもそもキャラとかなんの装飾なのかがわからないんですよね…。
(これが登場キャラか…?と思ったら全く関係ないウマ娘のポスターでした)
壇上には謎の脱ぎ捨てられた服…?もみんな写真撮ってるけど重要アイテムみたいですねこれは。
経験者のたかじんさん曰く、この新文芸坐、音響がすごいらしい。
あまりに響きすぎて同建物のパチンコのマルハンの事務所から何事かと何度も言われてるとのこと。そんなことあるんだ。
で、その爆音と会場に張り巡らされたライトがめちゃくちゃ光ると。
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時間になると、会場の人から挨拶が始まりました。そんなことあるんだ。
聞くところによると、今回のスタァライトは9回目。次回で10回とのこと。
映画自体は数年前のものなので、未だに劇場でやってるのは凄い作品なんだということを伺わせます。
会場の人「新文芸坐初めての人〜!」
手を挙げる(割といっぱいいる)
会場の人「この映画初めての人〜!」
手を挙げる(割といっぱいいる)
アニメ見ずに来た人もいるのかわからないけども、意外と新規勢が多かった模様。
そして音響は凄いらしく、特にスタァライトやるときはマルハンの人にアナウンスしてるらしいです。そんなことあるんだ。
会場のライトは自動で制御されているのでなく、照明さんがリアルタイムで操作するのだとか。
それ故毎回違うライティングになるんだとか。
普通の映画館の延長みたいな感じで来たんですが、すごい特異な劇場というのがわかりました。
本編
いきなり爆発するトマトにビビらされました。
始まったばかりで音量の加減が全く分からないのに急に脅かすのずるない??
そしてCVツダケンのキリンが…。そして主人公らしい2人が……
……?
………??
…………???
初見なので恐らく必要な前提知識が足りておらずついていけてないんですが、知ってたらこれわかるんだろうか……?という感じ。
内容は良くわかんないけど、すごい映像でぶん殴られてる感じがしました。
そして周りのライトもすごい。壁と天井に張り巡らされた照明が映像に合わせて色を変え、会場前方の左右にあるサーチライトがこちらも映像に合わせて表現してくる。それらが合わさって没入感がすごい。
なんだこれは……なんだこれは……。
あと何かすごいんだけど映像のほうはよくわからない。よくわからないけどすごいということがわかる。
場面が切り替わり、キャラクターが自己紹介兼ねて進路をそれぞれ報告しているシーン。
アニメでは学園生活を行っており、劇場版ではその続き、とは直前に聞いていたのですが。
「大場なな」という名前が「デカバナナってこと???」と気がついてしまい、頭にもツインバナナがついてる(そういう髪型)ことに気がついて他のキャラの名前が入ってきませんでした。ずるいだろその名前。
それからかれんとひかりの幼少の頃の話があり、なるほどこの2人主軸の話なのだなとわかりました。
そしてその2人以外が歌劇で有名な学園の見学に電車に乗ってみんなで行く…という流れだったと思ってたんですが。
飛行機の酸素マスクよろしく、吊り革と一緒にステージ衣装が上から出てきて(?????)
電車は変形し、スマブラの終点化ステージに早変わりし(???????)
バナナがご乱心で急に武器を持って戦い始め(?????????)
衣装の上着のボタンを取られたら負け、そういう戦いが始まってました。
え、そんな戦うんだ??何故???
普通にエグい出血が……と思ったら血糊噴霧マシーンが血糊ばら撒いてました。
???????????
理解は全く追いついてないものの、電車の終点ステージが移動し続けてるので、周りの照明はトンネルのライトのように等間隔で移動していくような表現をしていました。そして出血時は真っ赤に。この劇場、没入感がすごい。
みんな死んだみたいになってるのは演技者としての死というそういう表現だったらしく。
かれんとひかり以外も燃え尽きたとこからまた火がついていくという流れに。
世界観がなんとなく掴めてきました。
理屈で考えたら駄目なやつですねこれは。
ワイルドスクリーンバロック
ワイドスクリーン?映画だから?と思ったらワイルドスクリーンでした。野生?
かれんがみんなの下に向かおうとする中、デコトラ、弓手と獣、競技場での戦い、七変化と悪魔、とそれぞれ1on1の対決が行われていきます。
私たちはもう舞台の上。
この戦いは、彼女らは固有結界を互いにぶつけ合って、周りの風景やフィールドを自分の意志で具現化し、己の信念を持って武器を手に戦う。
要はものすごい莫大なエネルギーを演技にぶつけていることがわかりました。
アニメを見てないので分かりませんが、ここまで教育した学園の人達は、相当な術者なのでしょう…。
ひかりが5歳でかれんを演技の道に誘ってましたが、5歳の頃から固有結界を得ていたのかは気になるところです。
ちなみにもう戦闘のシーンは理解をある程度放棄して感情だけで見ていたんですが、会場のライト演出と迫力ある音響、そしてものすごい映像と曲を交えた戦闘で、良くわからないまま涙が出てきました。
人って良くわからなくても感情が高ぶって涙出るんだ……。
アニメ見てない人間ですらこれなのに、前提知識入れてたらどうなってしまうんだこれ………。
そしてキリンさんは野菜になって燃え尽き(????)
かれんとひかりの最終決戦………。
うおおおおおおおおお
爆音
東京タワーブシャアアア
轟音
うおおおおおおおおおお
スタァライト!!!!!
終わったあと
感想としては、簡潔に述べるとすると、「フルスロットルで曲と映像で感情込めてぶん殴ってくる」そんな映画でした。
そこに会場の爆音(本当にめちゃくちゃ振動しててやばかった)と光の演出(めっちゃ照らされて眩しいほどだったし、映像に合わせてきて没入感がすごかった)が重なってものすごい体験をしました。デコトラのとこ好き。
映画もすごかったんですが、この会場初めてだったけどすごいなと言うことで記念に写真を。
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会場後ろの照明さん、ありがとう。
リアルタイムで操作するとかプレッシャーやばそうだけど、演出最高でした。
あと終わった後に会場の至る所に小ネタが用意されているのをやっと理解しました。
このずっと出てきたテトリミノみたいなやつかいたやつ!!
脱ぎ散らされた衣装!!
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入口でたとこの掲示もみんな撮ってたけど、そういうことだったのか〜と。粋な演出でした。
初見で新文芸坐ライティングで見れたのはとてもいい体験で、幸運でした。
誘ってくれたたかじんさん、ありがとう。
流石にアニメを見ないと回収されないところもあると思うので、ちゃんと見ておこうと思います。