「うなぎ屋いけじ」さんのロゴを作ったお話
2020年の7月に友人から
“知人が飲食店のロゴをデザインしてくれる人を探してるんだけど”
って連絡をいただきまして・・
CDのアルバムジャケットやポスター・フライヤーなど、これまで携わってきた作品はわりと自由に僕のカラーを表現させていただけるようなアートワークでしたが
「ロゴマーク」
は未体験のフィールド。
細部にわたってきっちりかっちりやらなきゃいけないアートワーク。
それはちょっと苦手。。
ならば絶好のチャレンジになる!と思い、お引き受けしました。
その飲食店というのはうなぎ屋さんで、店舗看板や箸袋などのグッズに使うロゴをお願いしたいとのこと。
なるほどなるほど。
さっそく、未知の領域“ロゴマーク”をデザインすべくリサーチ開始!
すると、以下のようなことがわかってきました。
うなぎ屋さんのロゴはうなぎ若しくはうなぎを模したデザインが多い
毛筆のようなロゴタイプが多い
そりゃそうだ。
ということでまずは
"どのようなうなぎを描くか?"
を思案。
試行錯誤の末辿り着いたのは、
「タライの中に佇むうなぎ」
泳ぐでもなく暴れるでもなくしかし死んでいるわけでもなく・・・
“静”でありつつしかし“動”であるタライの中のうなぎ。
それを図案化したのがこのロゴマーク。
さて、次はフォントです。
毛筆のようなロゴタイプとは違った質感のフォントを使うことで他店との差別化を図りたいと思い、イメージに合致したのがフロップデザインさんの「姫明朝ともえごぜん」。
https://www.flopdesign.com/himemincho-font/tomoegozen.html
ひらがなの"うなぎ"がなんともぬるっとしていてイメージ通りでした。
商用利用するためにダウンロード版を購入し、加工もOKということでカーニング等若干手を加えて作ったのがこちら。
そして、
うなぎには山椒!ということで、山椒を添えてシンボル&ロゴが完成!
ロゴタイプだけのバージョンには「うなぎ屋」の文字下に焼いたうなぎ&山椒添えの図案を加えて完成!
商標登録されているうなぎ屋さんの中に極端に類似したロゴマークがないことを確認し、納品させていただきました。
CDのアルバムジャケットトータルデザインや各種ポスター・フライヤーの他にロゴマークの制作も承っております。お気軽にお声かけください!