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森井 啓二 人を支配したい集団は、まず問題を作り、混乱状態を演出します。そして充分に混乱してきたら、それを解決していきます。この時のポイントとして、混乱に乗じて、さまざまな的外れな騒動を作り上げていくのです。民衆の中の有志たちは、それらが偽りの騒動とは気づくことなく解決に真剣に取り組むようになります。それによって、物事の本質や本当の目的をごまかすことが出来るのです。多くの人が、この罠にはまっています。すると世間や人の目を気にする人たちは・・

森井 啓二
人を支配したい集団は、まず問題を作り、混乱状態を演出します。
そして
充分に混乱してきたら、それを解決していきます。
この時のポイントとして、混乱に乗じて、さまざまな的外れな騒動を作り上げていくのです。
民衆の中の有志たちは、それらが偽りの騒動とは気づくことなく解決に真剣に取り組むようになります。
それによって、物事の本質や本当の目的をごまかすことが出来るのです。
多くの人が、この罠にはまっています。
すると世間や人の目を気にする人たちは盲目的に罠にハマった人たちに従うようになります。こうして集団我が発生し、皆と同調しない人たちを敵のようにみなしてしまう。それは不安感や恐怖心が根底にあるから。

ここまでくると、支配層の思い通りに事を運ぶことができます。

唯一の誤算は、罠にハマらず、集団我に隷従することなく、自らの知性で行動する人たちがいること。

人には本来、優れた理解力や判断力が備わっています。普段から丁寧に生きていれば、活用できるはずです。
それを眠らせたままにしてしまうのはもったいないこと。

天気予報でも、昔は空気、雲、風、光を感じて天気を予測していました。
でもいまや天気予報の晴れや雨マークだけに頼る人ばかりになってしまいました。

自分に備わる知性や理性を目覚めさせ活用するには、今が最適の機会です。

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