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【G1 CLIMAX 33】予選ブロック結果と予想の振返り【新日本プロレス】
こんにちは!
皆さん、 G1 CLIMAX 33楽しんでおられますでしょうか?
私は大いに楽しんでます!
今回から試合形式が20分1本勝負に変更されたことで、スピーディーな試合が展開されたり、時間切れ引き分けが発生したり、予想が付かない展開が起きていますね!
20分1本勝負、賛否はあるみたいですが、私個人としては良いんじゃないかと思います!観戦する側も20分を超えると集中も切れてきますからね。
さて、8月9日の静岡・浜松大会を持ちまして、リーグ戦各ブロックの全試合が終了いたしました!
各選手の皆様、本当にお疲れ様でした!
そこで、私が予想した内容と結果がどうなったか、そして各ブロックで印象に残った試合について書きたいと思います。
それではどうぞ!
開幕前の私の予想記事はこちら ↓
【Aブロック】
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(予想)1位:SANADA 2位:清宮海斗
(結果)1位:SANADA 2位:ヒクレオ
Aブロックの予想と結果はこうなりました!1位に関しては私の予想通り、圧倒的な強さでSANADA選手が全勝で予選通過となりました!どの試合も安定感のある王者としての貫禄勝ち!という内容が多かったと思います。やはり現王者は強し!です!
そして、2位予想の清宮海斗選手ですが、残念ながら予選敗退、戦績も2勝3敗2分と芳しくない結果となってしまいました、、、
ただ、試合内容はどれも素晴らしく、特にSANADA選手との試合に関してはG1公式戦ベストバウトだと個人的には思います!
SANADA対清宮海斗。この試合、色んな視点から見ることが出来ますよね。新日本プロレス対プロレスリング・ノア、IWGP世界ヘビー級王者とベルトを持たない者、そして武藤敬司の遺伝子を受け継ぐ者同士、2人にはお互いに負けられない理由がいくつもあったと思います。それが、20分が一瞬に感じられるような、激しい試合になった原因なのではないかなと思います。最後の決まり手はSANADA選手のシャイニング・ウィザード、皆さまご存じ武藤敬司選手の技です。今フィニッシャーとして使っているデッド・フォールではなくこの技をチョイスした意図、私の稚拙な想像力では分かりませんが、ひょっとしたら、「お前より俺の方が上手くシャイニングを使えるんだ」という意地のようなものが有ったのかも知れません。本心はSANADA選手にしか分かりませんが。。。
さて、そんな清宮選手や令和闘魂三銃士を3タテしてブロック2位に輝いたのは、ヒクレオ選手でした!
これは予想外と言いますか、しかし、改めてヒクレオ選手を考えてみると、身長203cm、体重120kgの大男であり、私の大好きなジェイ・ホワイト選手も一騎打ちで倒しているレスラーなんですよね。ブロック突破するポテンシャルは十分にあったと言いますか、「デカいは強い!」を体現する令和の巨人レスラーだと思います!決勝トーナメントでもインパクトを見せて欲しいですね!
Bブロック
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(予想)1位:ウィル・オスプレイ 2位:オカダ・カズチカ
(結果)1位:オカダ・カズチカ 2位:ウィル・オスプレイ
Bブロックの予想と結果はこうなりました!突破する選手は正解でしたが、順位が違いましたね。まぁオカダ選手が2位突破というのも、清宮選手が決勝トーナメントに上がって来ることありきの予想だったので、順当な結果と言えるのではないでしょうか。
このブロックで特に印象に残った試合、それはやはり最終戦のウィル・オスプレイ選手対エル・ファンタズモ選手です!
実は私、8月6日の大阪・エディオンアリーナ大会を現地観戦しに行きまして、この試合は生で体感したんですね。なので、少しばかり贔屓目というのはあるんですが、それを引いても最高の試合だったと思います!
2人共、新日本プロレスではジュニアで活躍していただけあって、やはり華麗な空中殺法が目を引くんですが、特にヤバかったのがファンタズモ選手が放った場外へのロープ渡りラ・ケブラーダ!
場外への飛び技って、マットが無いから特に危険だし、タッグマッチ等の複数のレスラーがいる時にやるのが普通だと思うんですが(受ける人が多い方が比較的安全なので)、シングルマッチでこれをやるというのは、相当自分の技術に自信があるか、頭のネジが外れてるかしか無いと思います!
プロレスラー全員に言えることですが、一歩間違えれば選手生命にすら危険が及ぶ技を見せてくれる彼らには、本当に畏敬の念を抱かざるを得ませんよね。お互い身を削っての攻防の果てに、オスプレイ選手が繰り出したストーム・ドライバー'93が決まり、勝負は決しました。正直観戦中はファンタズモ選手を応援していたので、少し残念でしたね。
ファンタズモ選手って、ここぞという試合でいつも勝てない、みたいな印象があります。ジュニア時代もスーパーJカップの2連覇という素晴らしい結果こそあれど、シングルのベルトは取れずじまいでしたし。ただ、実力が有るのは誰の目に見ても明らかなので、ヘビー級に来て、ベビーターンも果たしたファンタズモ選手に、どうかベルトを獲って欲しいと、そう思ってやみません。オスプレイ選手もそうですが、いつ海外の団体に行ってもおかしくない選手ですので、素晴らしい外国人選手は大事に扱って頂きたいですね。
Cブロック
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(予想)1位:デビット・フィンレー 2位:鷹木信悟
(結果)1位:デビット・フィンレー 2位:EVIL
Cブロックの結果はこうなりました!1位のフィンレー選手は見事的中!バレットクラブのニューリーダーとしての実力を見せつけましたね。
そして2位はEVIL選手!まさかどちらもヒールの選手が上がって来るとは思わなかったので意外な結果になりました。
8日に行われたCブロック最終戦は、鷹木信悟選手対EVIL選手。もし鷹木選手が勝てば、同点かつ引き分けているタマ・トンガ選手と、2位決定戦を試合後に行うという衝撃的なアナウンスが!これは盛り上がりますね!
ただ、肝心の試合はというと、引き分けでもリーグ抜け可能なEVIL選手がハウスオブトーチャーのメンバーを乱入させてやりたい放題。大ピンチに陥る鷹木選手の下に辻陽太選手・BUSHI選手・高橋ヒロム選手が救援に駆け付けました!かつてEVIL選手は「ロスインゴのメンバーは仲間がやられていても助けに来ないからクソ」みたいなことを言っていたような記憶がありますが、この展開は意趣返しのような形になりましたね。トーチャーのメンバーも排除して、あとはラストオブドラゴンを決めるだけ!と思いきやEVIL選手の金的攻撃が炸裂、鷹木選手はあえなく敗北、リーグ戦敗退となってしまいました。。。イベント盛り盛りのRPGのボス戦みたいでめちゃくちゃ面白かったんですけどね~、EVIL選手が一枚上手だったということですね。
私の優勝予想は鷹木選手だった訳ですが、いや~現実はそう上手くはいきませんね。バレットクラブの2ユニットのリーダーが予選突破、直接対決ではフィンレー選手に軍配は上がっているものの、両ユニットの格は同じくらいなのでしょうか。これからも目が離せませんね!
Dブロック
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(予想)1位:ジェフ・コブ 2位:内藤哲也
(結果)1位:内藤哲也 2位:ザック・セイバーJr.
そしてDブロックの結果はこのようになりました!ジェフ・コブ選手、ザック選手、内藤選手のリーグ抜け争いになることは私の予想の通りになったのですが、ジェフ・コブ選手ではなくザック選手が上がってきましたね!本当にどっちが上がってもおかしくなかったのですが、9日に行われたシェイン・ヘイスト選手対ジェフ・コブ選手、シェイン選手が執念の両者リングアウト引き分けに持ち込んだことで運命が分かれましたね。
決勝トーナメント進出を仲間に託すための犠牲、と言えば聞こえは良いですが、ジェフ・コブ選手からしたらたまったもんじゃないので、今後TMDKとユナイテッド・エンパイアの間で抗争が勃発しそうですね!武闘派集団エンパイアに付け狙われるヤングライオン藤田くんの運命やいかに!
印象に残った試合と言えば、最終戦ばかりになってしまうのですが、やはり棚橋弘至選手対内藤哲也選手でしょうか。もうこの2人はもうドラマしか無いですよね。この試合、棚橋選手からしたら勝っても負けても決勝トーナメントには進めない状況ではあったのですが、要所要所で丸め込みを多用したり、リーグ戦の中で一番と言っても良いほど勝ちに貪欲な試合の組み立てをしていたように思います。
棚橋「このまま…内藤はたぶん、勝ちか引き分けで(決勝Tに)行くのかな? このまますんなり行かせても俺は全然、面白くも何ともないんで。久しぶりに……俺の中で“イヤな棚橋”が出てくるかもしれないね。とにかく最後、最後まで全力で行きます」
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 8, 2023
全文は
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8日の試合後のバクステで、棚橋選手は「内藤にこのまま決勝へ行かせても面白くないんで、”嫌な棚橋”が出て来るかも知れない」とコメントされていましたが、これが答えだったんですね。それに成績3勝3敗という状況で、来年のG1出場の為にも勝ち越しで終わりたかったということも9日のバクステで言っていました。普段はまるで子供達のヒーローのような棚橋選手が、一人のレスラーとして何が何でも勝ち星を取りに行こうという姿勢がカッコ良かったですね。
棚橋「クソッ!もう俺には何も残ってないよ!5年連続で負け越しか。こんな俺に『また来年も出たい』なんて軽く言うことはできないから、力で勝ち取るしかないな。世界中のベルト、1本や2本、3本や4本手土産にして、来年は堂々と『G1』出てやるからな」
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) August 9, 2023
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一方の内藤選手はそんな棚橋選手を全力で迎え撃ちます。なんせ負ければ決勝トーナメントに出られないのですから。長年の戦いの蓄積に加えて厳しい日程のリーグ戦でもうお互いの肉体はボロボロのはず。それでも戦い続けるのが本当にプロレスラーの尊敬するところですね。
内藤選手は以前、「棚橋選手に憧れて、背中を追いかけてずっとやってきたけど、もう追い抜いてしまった、またかつての輝きを取り戻してほしい」と語っていたことがあります。愛憎入り混じる感情と言いますか、内藤選手から棚橋選手にはクソデカい矢印が向いている訳ですよね。そういう背景を考えながらこの2人の戦いを観ていると本当に胸が熱くなりますね。
この試合の決まり手は内藤選手のスイング式DDTからの丸め込み。また技名が付くんでしょうか?ザック選手からも勝利を奪った新技ですね。トップレスラーになっても新たな必殺技を開発し続ける内藤選手の引き出しの多さには驚かされるばかりですね。
【決勝トーナメント1回戦】
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Aブロック1位 SANADA VS Cブロック2位 EVIL
Bブロック1位 オカダ・カズチカ VS Dブロック2位 ザック・セイバーJr.
Cブロック1位 デビット・フィンレー VS Bブロック2位 ウィル・オスプレイ
Dブロック1位 内藤哲也 VS Aブロック2位 ヒクレオ
さて、決勝トーナメントのメンバーが出そろい、本日からその戦いが始まります!(日程が本当にハイペース!)
私の予想した優勝者である鷹木信悟選手は、惜しくもリーグ戦で敗退してしまったので、新たにこの中から優勝者を予想するとしたら、、、
ウィル・オスプレイ選手ですかね!
さぁ、真夏の祭典G1 CLIMAX 33はまだまだこれから!
皆さん楽しんでいきましょう!!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう。
それでは!