FUCKED UP FEST
久しぶりだね。これを書いている今はFUCKED UP FEST "まであと数日ってところ。BAKA GAIJIN + FRIENDSとNAKANO MOONSTEPの初のコラボレーション・イベントで、BAKA GAIJIN + FRIENDSのショーとしては初めて、ホームであるARENA下北沢以外で開催される。
これを書いている今、特に緊張しているとは言えない......いや、それは少し嘘。イベントをプロデュースする前には常に不安のようなものがあるけれど、それは何かがうまくいかないという気持ちよりも、みんなに楽しい時間を過ごしてほしいという気持ちの方が強い。
自分の作品をプロデュースするとき、飄々としているとか、のんびりしているとか思われることもあるけれど、私にはとてもこだわりがある。今回のイベントでも同じことが言えると思う。これを書いている現在は、土曜日に向けての “やることリスト”は完全に空っぽ。やるべきこと、あるいは前もってできることはすべて終わっている。すべてのレスラー、バンド、スタッフに連絡を取り、会場のチェックを済ませ、当日のために注文や購入が必要なものはすべて購入し、グッズもすべて到着して準備して待っている。
思えば、最初のコンセプトはMAOの功績だと思う。マットプロレスと音楽ライブをミックスしたイベントは、間違いなく彼のアイデアだった。
私はそのフェスのコンセプトを受け継いで行動に移し、それは今日までうまく伝えられてきたし、当日もうまく伝えられると思う。音楽のパロディが描かれた鮮やかな色のシャツは、BGのショーの定番じゃない。フェスティバルのロゴが入ったプラスチックのカップでビールを飲めば、上に屋根がなく、太陽の下で外にいるような気分になれる(正直なところ、日本では屋内フェスがかなり一般的なようだが)。リストバンドは、退場する人や休憩する人のために実用的であることを考慮する前に、この感覚にマッチさせるための純粋な選択だった。ほかにもちょっとしたサプライズを用意した。タイムテーブル形式のポスターでさえも、8時間の音楽とプロレスのショーに備えるんじゃなくて、ウッドストックで1日を楽しんでいるような感じを演出している。
絶対に全力を尽くすつもりだ。この週末の編成について大まかに見積もれば、我々のチームは全員で6人。大きな後ろ盾もなく、完全に自分たちだけでやる。DIYのようなものだけど、バラエティーに富んでいて誇りに思う。ハードコア、シューゲイザー、ダイセツと呼ばれるような音楽、DJ、コメディ、ハードコア・レスリング、海外からのゲスト、恐竜、デビュー作などなど。もしあなたが楽しめるものを見つけられないとしたら、それは何かが間違っていると思う! 逆に楽しむべきことが多すぎる。1日の大半はストレスでぐちゃぐちゃになるだろうけど、私も楽しもうと思う。
人々の記憶に残る1日になればいい。私たちにできることは思い出を作ること、それがパフォーマーでありプロデューサーである私たちの力なんだから。みんなの記憶に永遠に残る日にしよう。
その日は僕の誕生日でもあるんだけど、気にしないで。
じゃあ土曜日に、FUCKED UPしよう。