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新型コロナウイルスがなぜ無症状でも感染力があるのか。

※今日、ツイッターで気になるというか、驚きの情報を見つけたので、ここにも書いておきます。



以前から「新型コロナウイルスは無症状でも感染源になる」という記事やツイートをよく見かけました。
それを聞いて不思議に思ったことは有りませんか?
「普通、感染して体内でウイルスが増えて、咳や頭痛・発熱といった症状が出るものだ。だから無症状で感染源になるっておかしくない?」
って。
私は、ウイルスについての情報に関しては信じている方ですが、これだけはなかなか納得がいきませんでした。

でも今日、実際に現在新型コロナに罹患している方のツイートを見て驚きました。
通常ウイルスが感染するとインターフェロンが作られ発熱、筋肉痛などを引き起こすが、《コロナは特殊でインターフェロン産生を抑える仕組みを持つ》と書かれていたのです。
※フォローもしていない方なのでリンクは張りません。ただ《》の中の文字で検索すると、該当のツイートに飛べると思います。

ところでインターフェロンってご存じですか?
私は知らなかったのでググってみました。
その中で一番分かり易いなと思ったのが、ここのページの一番上の説明文でした。

たとえばインフルエンザのときに、ウイルスの感染にともなって頭痛、発熱、全身がだるくなる症状を経験されたことのある方も多いでしょう。
あのつらい症状の一部はインターフェロンを含むサイトカインがたくさんつくられることにより引き起こされている状態(サイトカインストーム)と考えられています。

EPARKくすりの窓口コラム|ヘルスケア情報

《コロナは特殊でインターフェロン産生を抑える仕組みを持つ》←これを裏付けるように「インターフェロン応答を阻害する新たなSARS-CoV-2タンパク質の発見」という記事が、国立研究開発法人・日本医療研究開発機構のサイトにありました。

それと、こちらのサイトも分かり易いかも?と思ったので貼っておきます。

・SARS-CoV-2によるIFN誘導の抑制

SARS-CoV-2によるIFN誘導の抑制機構についても,多くの解析がなされつつある14)。詳細は触れないが,複数のNspやORFが,PRRによるウイルスRNA認識やIFN誘導およびIFN受容体を介したシグナル経路を阻害することが報告されつつある(図2)。これらの分子機構の解明を通じて,IFN系誘導を標的とした新たな創薬の可能性が期待される。

EBM Library 特設サイト|循環器科医の為のCOVID-19超解説 第4回

・新型コロナウイルスはのどや肺だけじゃなく腸などでも増殖する性質を持ってる。
・新型コロナウイルスはインターフェロンの産生を抑える物質も生成している。

この二つから推測できるのは、
1:ウイルスが増え始めているのに、発熱やだるさや筋肉痛などが起きない。
2:のどや肺以外で増殖した場合、のどの痛みや咳なども起きない。
3:結果、自分が新型コロナに罹患しているとは思いもよらないという状態で、増殖したウイルスを体外にばらまいてしまう可能性がある。
と、なるんです。
これは怖いわorz

なぜが分かっても怖い事には変わらないけど、知らずにいるより知ったほうが「自分は熱が無くても罹患している可能性がある」と理解できるので、いい情報を知れてよかったと心の底から思っています。



ネット上に落ちてるデータは正直どれを読めばいいか悩むことがあります。
そういう時Twitterはいい入口になってます。
そこから単語を拾ってググって色々調べて……知らなかったことを知れるので、本当に助かります。
ええ、若かりし頃(20年どころか30年前w)では考えられないことです。

だって学術論文なんて大きな図書館じゃないと入ってなかったと……思うので。
探したことがあまりないので、不確定ですが。

こういった研究が新たな薬の開発につながって、早く特効薬と言えるような薬が出てこないかなと、一般市民の私は思うばかりです。
医療機関・研究機関・医薬品関係の方々は今とても大変だと思いますが、どうかよろしくお願いします。
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