見出し画像

車業界の次の「戦場」

車業界も苦しそう。

性能は上がってるんだろうけど、
いつの間にか軽自動車も乗用車と変わらない価格設定になってる。

若者の車離れが進み、減る販売台数を補うため、
高品質なシートやスピーカーなど、車に付随する機能の性能を上げることで
1台当たりの単価を上げ、
売上維持を目指してきたんだろう。

個人的な感覚としては、
車を4~5人乗りの用途で乗る場面は極めて少なく、
大半は1~2人乗りで乗ることが多いので、
2人乗りの車を低価格で売り出せば大きな需要が見込めると思うが、
どの車メーカーもそれはやらない。

たぶん、それをやると高価格帯の車の販売が減り、
総じて売上が減ることに繋がり、
自分の首を絞めることになると考えているんじゃないかな。

これからはガソリン車からEV車への変革が進むことで、
必要な部品数が激減し、新規参入がしやすくなる。

一時は、数多くある下請け企業の部品製造メーカーを守ろうと、
水素発電式の車への移行を目指してた時期もあったみたいだけど、
全国に水素ステーションを作るのはやっぱり現実的じゃない。

GoogleやAppleが参入し、
スマホと連動型の革新的なデザインの2人乗りの車を
手の届く価格で出して来たら・・・
国産メーカーは生き残れるかな。

携帯メーカーが、ガラケーをもっと軽く、もっとコンパクトに、
とやっている間にスマホに全部持っていかれたように、
車の「戦場」はもう変わってる。
消費者が求める「新しい性能」は、これまでの車の延長線上にはない。

これまで日本は、テレビを韓国に、家電を中国に、ケータイをAppleに奪われてきた。
その経験を、今こそ活かす時。車だけは死守して欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?