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FACT(ファクト)

3/23(土)、作年度末で閉館を迎える福ビルにて、福岡の歴史を振り返る"FACT"のキックオフトークを聞いてきた。
・「歴史×デザインを知る 半世紀前 福岡から国内で注目されたNIC~デザインフィールドでの一つの企業造形~」
・「まちづくり× Fukuokaを知る~これからの福岡と場づくりを知る~」

(※登壇者等の概要は最下部リンクにて)
いくつかあるトークイベントの内、僕が聞いたものは上記二つ。
僕らの世代はリアルで見聞きしたことのない話にとても心を動かされました…
オープンなようで、まだまだ知らずに終わることの多い、福岡のイベント等のコンテンツ、是非みなさんチェックを!(これから週末のイベントまとめを不定期で発信していければと!FBinstagram)

「歴史×デザインを知る 半世紀前 福岡から国内で注目されたNIC~デザインフィールドでの一つの企業造形~」

ここ最近では、ありがたいことに"福岡LOVER"としてお店や人を紹介したり、繋いだりという活動が増えてきたわけですが、まだまだ氷山の一角しか理解できていない福岡。

第一部での主役NICは、1966年からおよそ30年に渡り、福ビル→岩田屋にて営業していたインテリアデザインショップ。運営企業である、西鉄と岩田屋の頭文字をとってNIC(Nishitetsu Iwataya Company)となったそう。今となっては大小様々なるセレクトショップ、インテリアスタイルショップ等が街にはあるが、当時はNICがほぼ唯一と言っていいほどのお店だったそう。世代的には僕らの親世代が全盛といったところだなあと。(当日会場では、NICで働かれていたという同級生のお母様をお見かけしたり…)

NICでは従業員ひとりひとりに"コンサルタント"という肩書きが与えられ、一脚10~100万円にものぼる最高峰のインテリアの販売を行なっていたという。また、併設されたカフェサロンでは、NICのセレクトしたインテリア・空間にてコーヒー等も嗜めたという。ここで驚いたのが、そのコーヒー一杯が当時の価格で1000円だったということ。誤解を恐れずに言うと、今のスタバ等のカフェに含めれている空間やWifiの使用料金といった概念がそこにはあったのでしょう。

閉店し20年が経ったこのタイミングではあったが、当時のリアルを知る元従業員の方々からお話を聞けて、改めて今の福岡は昔の歴史の上に立っているのだと感じられた。( 写真:鈴懸さんの落雁 )

「まちづくり× Fukuokaを知る~これからの福岡と場づくりを知る~」

第二部では、これからの福岡を作り考えるイベント。福岡の中心部の再開発"天神ビッグバン"に携わる方々のトークセッション。ファシリテーターは2014年に惜しまれながらも閉幕したデザインイベント"DESIGNING?"の発起人としても知られるrhythmdesign代表・建築家の井手さん。新福ビルとその裏側にこれから立ち上がる天神ビジネスセンター(仮)、周辺地区のまちづくりに関する内容であった。
恥ずかしながら、それぞれの竣工時期を認識していなかったので、備忘録として!
・天神ビジネスセンター(仮)…2021年9月[福岡地所]
・旧大名小学校跡地…2022年 12月頃
・新福ビル…2024年 春[西鉄]
(※情報変動の可能性あり)

現在福ビルの所在地は、南北に商業歓楽の渡辺通り、東西にオフィス・ビジネスストリートである明治通りが交わるポイントとして立地している。新福ビル、天神ビジネスセンター共に、オフィスフロア、商業フロアを併設する作りになるとのことで、消費者としては、テナント情報の今後に注目したい次第です。

今回はFACTキックオフトークvol.0、今後のイベントも是非注目を!!

●関連リンク
イベント概要:https://www.nishinippon.co.jp/cp/fact/
imi-shin(加藤さんの記事):http://imi-shin.com/diary/2019/03/29/2326/?fbclid=IwAR2IuOKILUtyO49lti1AjWvmCb7aUj5EQ3MthgTn13GJrITXMfQgSvDxlnQ

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