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#202304 花巻リズムヤンガー@東北ハーレー会

 今年最初のヤンガーの演奏でした。心配されていたお天気も問題なく晴れてくれたので、岩手山と御所湖の素敵な景色を楽しみながら、繋温泉のホテル紫苑へ。

 今回は、東北ハーレー会さんの岩手大会にお呼ばれということで行って参りました。駐車場に並ぶかっこいいバイクたちに驚き、会場の広さに驚き、音響の難しさに驚き、そんな驚きの連続の現場でした。

こんな会場です。

 会場にピアノがあるのか分からないことや、音響の面を考えて、今回は電子ピアノを持ち込んでの演奏でした。普段の練習も、ほとんどの本番も生ピアノ。電子ピアノでビッグバンドの本番を迎えるのは、年に1回あるかないか、という頻度なので、慣れなさもありとても難しかったです。まず、何よりも、向きが違います。グランドピアノで弾くとき、私の体はバンドの方を向いています。でも、電子ピアノを弾くとき、私の体はお客さんの方を向くんです。アンプの位置もあるので、自分の音も、管楽器の音も、普段とは違う方向から聞こえて来ます。こんな環境の違いに焦るなんてまだまだ場数が足りない証拠ですね。事前にしっかりリハーサル時間を取れたので、なんとか本番はこの環境下で自分のベストを尽くせたかな、と思います。

緞帳係をやるかもしれなかった本番前

 ピアノがお客さんの方を向いていると、良いこともあります。それは、幕が開き、音が鳴る瞬間のお客さんの顔をしっかりと見れるということです。お酒の席ということもあり、大きな拍手と歓声をいただきながらスタートした一曲目の「In the mood」、めちゃくちゃ気持ちよかった。
 今回、事前に演歌をやって欲しいとリクエストがありました。カラオケで歌うことができるよう、キーを変えたりしながら練習をしていたのですが、本番本当に歌う人が出てくれるのか、ちょっと分からない、と聞いていました。でも、そんな心配はなんのその。「酒よ」を3回、「北酒場」を2回、そして「川の流れのように」で大円団。大盛り上がりのカラオケコーナーでした。フルバンドでのカラオケ、私もいつかやってみたい。(ちなみに、その日の夜はずっと「男酒 手酌酒 演歌を聞きながら」と頭の中を駆け巡っていました)
 すごく嬉しかったのは、踊りながら聴いてくださる人がいたことです。実は、私が生のジャズと出会ったのは、仙台で毎年行われる定禅寺ジャズストリートフェスティバルです。勾当台公園の円形ステージで、バンドの音楽に合わせて、見てるお客さんたちが次々に踊り出す姿にめちゃくちゃ感銘を受けたのを覚えています。こんなに楽しくて素敵な音楽があるのか〜、と子どもながらに思った記憶が、目の前で自分たちの演奏に合わせて踊って下さる方々を見て、ぶわっと蘇って来ました。
 次のヤンガーはイーハトーブ音楽祭かな?今回、ちょっとブルースのソロが悔しかったので、次でリベンジします。

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