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人間って、猿なんじゃん

こんばんは。
スピリチュアル薬剤師いしまるです。

スピリチュアル…!?というのは、半分冗談なのですが、そんな一面もあるかもです!笑

というのも、薬剤師って言わば科学者の端くれで、薬学部は理系人間の巣窟なんですけど、どうも私は「理屈で証明できないことを嫌う」という理系あるあるの部分が、薄い…?ような気がしていて。

例えば、"おばけ"なんてのは典型ですね。"黄泉の世界"、"パラレルワールド"、"オーラ"、"神"、"言霊"、"精神"、"魂"、"奇跡"などなど。

一科学者でありながら、私は結構こういう話が好きだったりします。最近だとユングの集団的無意識について、その成り立ちから神という思想の根底にあるヒトの歴史を考えたり……いきなり聞いたら画面を閉じたくなるような話ですね!ごめんなさい、わかってます…!

そういえば、以前記事にも書いた「私は自分を晴れ男だと信じて疑わない!」っていうのもスピリチュアル発言ですね。(リンク貼ろうと思ったけど見つからなかった。)

○△◎×

本日の本題は、「大河の一滴/五木寛之(著)」の一節にあったお話が面白かったので、紹介したいと思います。「人間ってやっぱ猿なんじゃん」という話です。

知っている方も多いかもしれませんが、京都大学にはチンパンジーやゴリラなどの霊長類と人間の共通点・相違点を研究しているチームがあります。(京大 霊長類研究所)

※個人的には「もっといいホームページ作れるだろ…!!(T . T)」といいたい。

このチームと東京工業大学の共同チームが行ったフィールドワークでチンパンジーと日本人の共通点が見つかったそうです。

(興味深かったので、原著論文を探したのですが見つからず…この本に書いてあるまま紹介します。)

男性の例で挙げられているのですが、
人は会社で誰かに会った時や、電話をした時に、その相手によって、「あ、」とか「お、」とかの感嘆詞を使い分けているそうです。

相手が目上の先輩だった場合は、
   「あ、○○さん!」 となり、
同僚や後輩の場合には
   「お、○○?」   となるらしい。

実際の調査では、およそ150人の男性が先輩・後輩に電話をかけた時の音声記録を解析したそうで、その結果は約90%の男性が「あ」と「お」を使い分けているというものだったというから、まぁそうなのかもしれない。私自身少し実感もある。

そして実は、この「あ」と「お」の使い分けは、チンパンジーが密林で他の仲間に会った時の使い分けと同じだという。これは面白い

チンパンジーは出くわした相手が、
長老や力の強い者の場合
  「あっ、あっ、あっ」
     と口をひろげて発し、
相手が弱い場合は、
  「おっ、おっ、おっ」
     と口を尖らせて威嚇するんだそう。

著者の五木寛之さんは、これに対して『<あ>とか<お>というのが、人類がはじめて使い分けた敬語かもしれない。』とコメントしていますが、だとしたら日本人は何万年前からこの言葉を使い分けているのだろうか。

でも確かに先輩に対して、「おぉ〜、○○先輩」とは言わないし、後輩に「お、いしまるさん」と呼ばれるよりも「あ、いしまるさん」と呼ばれる方がなんとなく気分もいいような気がする。

ということは、この「あ」と「お」は現代においても敬語として成り立っているのかも?

…よし。
明日からは声をかける時に、まず「あ、」から始めよう。それによって「私はあなたのことを目上として見ていますよ〜」というのが、たったの1音で伝えられるかもしれない。


ではまた!

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