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資格の勉強を1時間した時の時給

士業の求人を見ると、雇われた時の年収がわかります。資格の種類にもよるかもしれませんが意外と雇われていると収入は安いんですよね。独立前提だったりで、いずれいなくなる可能性がありますので。あと士業事務所は大手の会社とは違いますからね。
1人で稼ぐ売上にも限界があるので、そこから経費を引いて安定的に人件費を出すので仕方ない部分もあります。

求人情報を見ることで、勉強の時給単価を出すことも出来ます。
求人情報を参考に、想定年収から今の年収を引いて、自分が定年まで働ける年数をかけたらどれだけ生涯収入が上がるのか想定できます。
例えば、想定年収が700万円、今の年収が500万円で40歳から経験者として働ける、としたら
(700万円-500万円)×20年=4000万円
4000万円生涯収入が多くなります。

更に「○○(資格名)  勉強時間」で検索するとその資格を取得するまでに必要な平均的な勉強時間が出てきます。増える収入からその勉強時間で割れば1時間あたりの勉強の単価が出てくるのです。確か資格取得で有名な河野玄斗さんもこのような理論を言っていたと思います。

例えば、想定年収が700万円、今の年収が500万円で40歳から経験者として働ける、勉強時間は1000時間であれば、
(700万円-500万円)×20年÷1000時間=4万円
1時間勉強するだけで4万円もらえるのと同じことになります。独立すればもっと稼げる可能性もあり単価は上がることになります。

計算した額と残業代を比べてみたらどうでしょうか。
当時の私はこの理論から残業するのはもったいないと感じるようになりました。残業代はせいぜい数千円ですからね。
数万円稼げる計算なら残業や副業やるよりも勉強の方が効率的じゃないでしょうか。
私は資格予備校の回し者ではありませんが、こんなにタイムパフォーマンスがいい作業はなかなかないと思いますよ。1時間あたり数万円以上稼げる残業もないですし、副業でもなかなか厳しいでしょう。

ただ、元々年収が高い人や年齢が高い人はあまりこの計算には当てはまらないのでお金以外の意義を考えてもいいかもしれません。
若くて年収が低い方ほど勉強の時給単価はかなり高くなります。
大して年収が上がらない資格の勉強にも当てはまらないかもしれません。それはお金じゃない自己鍛錬ということで。

たまに何十年という月日をかけて難関資格を取る方もいらっしゃるようですが、そうなってくると勉強1時間あたりのタイパがめちゃくちゃ低くなってしまいますので考えものです。趣味の域で勉強するならいいのですが、向き不向きがありますので諦めて資格以外の稼ぎ方を模索する方が効率的ではあります。

資格を取ったって使わなければ意味は無いわけですし、求人に書いてある金額を鵜呑みにしてもよくないとは思います。
ただ士業であれば資格者が欲しいところはいくらでもあると思います。資格者でなければできないことがありますので。
何かあれば転職しやすいのも資格者ですし、もちろん独立開業できるのも資格者の特権です。

士業の年収であまりよくないな、と思うのは「○○(資格名)  平均年収」でググること。
それが求人情報の平均なのか独立開業後の年収なのかわかりませんし、独立する資格者が多い場合は年商なのかもわかりません。独立した人の年収でしたら節税対策した後の年収にもなります。

なのではっきりと明確な勉強の1時間単価は出せませんが、あくまでモチベーションを上げるために想定するってことはできますね。
今日も頑張って数万円稼いじゃいましょう。


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