ゴブリンペインター解説 レガシー日本選手権・春 TOP4
概要
始めに
2024/05/25にプレイヤーズコンベンション愛知で開催されたレガシー選手権・春でTOP4となったゴブリンペインターについて解説します。
青黒スキャムが支配する環境での赤系の回答デッキの一つのはずです。
赤茶系デッキの立ち位置(青黒リアニ環境)
青黒スキャム、青黒リアニメイトの支配率が高く、メインからの墓地対策を行えるデッキが必須です。アガサの魂の大釜4、魂標ランタン+それらをサーチするゴブリンの技師の9枚の墓地対策でメインから厚く見ます。(後手番の技師は墓地対策が間に合わないので注意)
ペインター+丸砥石コンボの最大の欠点は丸砥石起動に対応したスタック除去です。現環境の青黒には除去がほぼ入っていません。厚かましい借り手さえケアすればすぐ起動できます。そのため、
アガサ+ゴブリンの技師でおにぎりアガサコンボや
ペインター(or技師)+丸砥石(or技師orウルザの物語)がそろえば簡単に勝利します。青黒墓地利用に対し非常に有利であり、コンボ(特にSnT)が減っている現環境では過去最高の立ち位置です。
他のフェアデッキに関しても濁浪の執政、ドラゴンの怒りの媒介者など墓地依存が高く、速度を低速化させこちらの多彩な勝ち筋をゆっくり狙い続けることができます。
コンボ耐性が低いため、当たらないようお祈りします。ストーム系コンボは技師+三なる宝球でなんとななりますが、実物展示教育、doomsdayはなるべく早くゲームを終わらせる以外の対応がありません。SEではDDに負け;;
勝利のために選択可能なプラン
ゴブリン+アーティファクトコンボ2軸のメリット
勝ちパターンとゴブリン要素の必要性、ペインターの枚数について解説します。コンボを多く搭載していますが、最も多い勝ちパターンはミッドレンジプランです。
ペインターコンボやアガサコンボはたった2枚の組み合わせだけで勝利しますが、もっと単純な一枚コンボがあります。ゴブリン熟練扇動者です。一枚場に出しておくだけで(対応がなければ)3ターン後にはほぼ勝ちます。ここに除去や打消しを使用するとアーティファクトコンボが通りやすくなり、ゴブリンとファクトコンボの連携が輝きます。
ゴブリンルートでは活性の力、無のロッド、溶融などを無視して勝利することができ、従来のゴブリンデッキでよくある息切れをウルザの物語で補える点で優秀です。
ペインターコンボに必要なカードは一方だけでカードパワーが弱すぎるため枚数を抑える必要があります。大釜は単体の墓地対策だけでもプレイアブルで、砲撃手の効果を1ターンに複数回使用したり、ゴブリンの技師が除去された後にゴブリントークンが技師能力を使用するなど活用法が多く腐りません。大釜があれば技師は無限パワー20のフィニッシャーになるため2枚コンボとして成立します。
実際にはハンデス、打ち消し、除去のどれかによってこちらのクロック、コンボのどちらかが対処されるため、対処されなかった方のルートで勝ちます。
以下、ルートを使用頻度順に記載
プリズンルート(メインプラン)
墓地対策など相手に有効なカードを技師によって使い分け、中期戦にしつつ、ゴブリンの熟練扇動者や砲撃手のどちらか1体もしくはサーガトークンで殴りきるプランが最も正当なメインプランです。
(青黒が多すぎるため)基本的にこのハンドで(も)キープします。青黒以外にも全然勝てます。
アガサコンボルート(最強のサブプラン)
除去や打消しがない相手には2ターンでゲームを決めるアガサコンボプランが有効です。コンボ相手にも仕方なくこのプランを狙います。
土地2枚と技師、アガサの4枚のみで成立するためほかのルートと組み合わせて使用するとなお良し。
※7枚キープのかつ先手時は先にアガサからプレイを推奨。後手の時は青いフェッチなど アンシー系置かれた時点でアガサをキャスト
サイクリング再活性、納墓再活性に間に合わせます。
技師が消された→ほかの別プランで一番近いものを探す
(技師からプレイして)アガサは通ったけど技師が除去された→以降どんなクリーチャーでも20/20になれます。ラブルや扇動者を出せば速攻で20/20が殴れます
アガサが消された→次のアガサを探すor別プラン移行
ゴブリンルート
1ターン目から、熟練扇動者→砲撃手 や 熟練扇動者→熟練扇動者と動くだけで勝つゲームは非常に多く、特に小粒のクリーチャーデッキに対しては毎ターン出てくるゴブリントークンを2点に変換して除去していくだけで勝ちます。コンボパーツが全くない場合などこのルートを選択します。
このルートでの技師の選択先はドラゴンエンジン一択です。これを墓地に置くことで熟練扇動者と技師のヘイトは同程度になります。技師の効果で2ターンに一回3ドローができるのでフェアデッキにとってはどちらも許容できません。しかも技師が対応された後にドラゴンエンジンは自力で戻ってきて3ドローできます。
手札のゴブリンを使い切るターンとウルザの物語の2章、になるタイミングを合わせてミッドレンジで戦います。
実質ゴブリン!!!
ペインタールート
ペインターでの勝ちを狙うルートです。このルートしか見えないハンドは弱いのでマリガンです。以下のハンドを例に解説します
1t技師(ペインター落とし)→2tサーガトークン→3tペインター勝ち
というルートが見えるでしょうか。ペインタールートのほかにサーガトークンも出るので2軸あるように見えますが、、、
見えてはいけないものが見えています。
除去1枚で負け、will一枚で負け、不毛一枚で負け、クロックも足りていません。
1t技師(ドラゴンエンジン落とし)→2tサーガトークン出しつつ3枚ドロー→3ターン目サーガトークン出してからランタンサーチの方が1億倍強いです。このルートだと、
相手の妨害が不毛→ドラゴンエンジンの3ドローでリソース勝ち。今後も継続してリソース共有できる見込みあり
相手の妨害がWILL→サーガトークン2体でビートダウン
相手の妨害が除去→技師が死んでサーガトークン2体でビートダウン
と勝ち筋の太さが違います。ではペインターはいつ使うのか
それは濁浪、デルバーなど相手のクロックがありこちらのこちらの寿命が確定している場合です。濁浪などがいる場合、あと何ターン以内に自分が勝たないといけないかが分かります。アガサコンボは召喚酔いや墓地の準備がありますが、起動で一瞬で勝てるペインターコンボは最適です。稲妻を構えている相手には技師を立たせた状態で今後することで除去されてすぐ盤面に戻せるので安心です。
(本リストでは紅蓮破をコンボバックアップ用にはとっていないため)自分から積極的にペインターコンボをしないように
ウルザの物語ルート
もはやルートと呼べるものでないですが、Mtgはマリガンすると手札が減り、リソースで負けます()。マリガンした際はバックアップなしのコンボで突撃するか、リソースを回復しつつ全うに戦うかの2択しかありません。コンボ突撃は相手によっては選択する価値がありますが、青黒やデルバーなど突撃を選択できない相手が多いです。
先手で2回以上マリガンした際の主な勝ち筋は本プランです。
実際の戦い方
プランの組み合わせ
上でプランについて5枚の初手でどのような動きができるかについて解説した。
初手は7枚あるため2つ以上のプラン組み合わせて順に押し通し、1番目のプランに対処している間に2番目のプランで勝つことが主な勝ち方になります。
以下のハンド例で実際に考えてみる。
ゴブリンルートをとる場合→ラブルマスターを1ターン目に出す。
指導霊刻印して墳墓からラブル→2tサーガ置きながら技師(ブレイヤorドラゴエンジン)
技師刻印して墳墓からdazeケアしつつラブル→2tサーガセットして(dazeケアしてる時点で後手なので)引いた2枚のうちから何かキャスト→サーガ起動→サーガ起動
技師刻印してサーガセット指導霊からマナ出してラブル→2tサーガ起動→サーガ起動
プリズンルートをとる場合→技師を1ターン目に出す
指導霊刻印サーガ置きながら技師(アガサ落とし)→2tサーガ起動(相手に応じてアガサを場に戻す)→サーガ起動→ラブル
など様々な選択肢があり、正解がない(正解教えてくれ、、、、)
1.1 リソースで最も優位
1.2 dazeケア
1.3 最も打点が早い
2.1 墓地利用に対して最も強い。相手が分からなくてもリソース稼げて丸い
相手が分からない状態での正解は、、、わからないのでコメント(twitter)などで質問、指摘などありましたらお願いします
(自分ならこうするなどあれば議論しましょう!!!)
サイド後や、相手のデッキが分かっている時は
doomsday→おにぎり落としてアガサ受け
storm→3玉
カスケード→3チャリス
などシルバーバレットを持ってきます
マッチアップと実際の戦い方
力尽きたので後日書く かも
神決終わってからサイドプラン込みで書くかもしれないしモダホラ3で環境激変するためそのあとに最新版にして書けばいいかなという心もちです。
気長にお待ちください。
サイドメモ
コントロールには金属モックスを1枚に減らします!
URデルバーにも後手の際は金属モックスを減らします。
scam自分が先手の時は忌み者入りません後手の時は入れます。
リアニには忌み者入れます
おわりに
以上、ゴブリンペインターの解説記事でした。まともなnoteを書くのは初めてで、読みやすさにはまだ改善の余地があると思いますので精進します。最後までお読みいただきありがとうございました。
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