夏休みです、地元帰ってきて
おもう。学生の頃ここにいたなぁーって。
勉強とか、オシャレとかカラオケとかこの街でしたなぁーって。
カラオケ大好きだけど、最近いってないなぁ。
友達と安めのオシャレランチ探してしょっちゅーいったなぁ。
好きじゃない男子に誘われて花火大会いったなぁ。やっぱ盛り上がらないよなぁっておもったっけー。
激チャして、汗流してこの道学校かよったなぁ。
あー、このへん、好きだった人が下宿してたなぁ。
この公園、4人くらい別の男子と歩いたなぁ。
この店で友達としゃべりたおしてたなぁ、
と、、とめどなく高校、大学のおもひでが
道のあちこち、街のあちこちに溢れてて、
当時の自分たちの残像が焼きついてるかんじがする。
今違う街でくらしてるから普段はおかーさんしてるけど。
こうやって帰ってくると
あぁ、たしかにわたしも学生して青春したなってね、ほのぼのしてくる。
さらさら茶髪のちょっと粋がってた自分をおもいだす。
あと、こないだたまたま働いてた街を今の家族と歩く機会があって。
これは痺れた。苦しくて切ない時期を必死でもがいてた自分の残像が改札をとおって歩くと鮮やかに蘇り。
当時自分が高層ビルに埋もれてしまいそうな感覚になりながら、人混みをかき分けて、強がって、オシャレしてカッコつけて生きてたけど。
その街を小さな子を握り穏やかなきもちで歩けるのは幸せだとおもった、
あの頃の自分に見せたくなった。
こんな風に肩の力抜ける時期もくるよって。
でも一生懸命すぎたあの時代を思い出して、私は肌がピリピリする感覚がして当時を思い出しながら体がじーんとした。
あの時代は今は戻れないし、今も後からは2度ともどれないんだなっておもう。
今ここという時間のたいせつさ。