日本一使われている歌詞
こんにちは!
僕も歌詞を書いたりするので歌詞そのものにも興味があります。
ただ、初見のライブでこのボーカル何言ってんだろ?とかって爆音の中から言葉を汲み取るのはなかなか難しい訳で結局1番頭に残る言葉は
「好き」
とか
「愛してる」
とかだと思います。でも僕的にこういう歌詞は正直鳥肌が立つというか…
「死ね」
って思います…。
たぶんこの「死」ってのもブラックメタル界隈ではJポップ界隈で言うところの「君」くらい多く多様されている言葉だと思います。
単語で言ったら「愛」「恋」「君」「夢」とかこういう言葉も多く使われてますが、実は歌詞としてめっちゃ多様されているフレーズがあります。
それは…
「鬼さんこちら手の鳴る方へ」
です!
あぁって思った方もいらっしゃるかと思いますが、たぶんこのフレーズは日本一歌詞に使われています。
というのも以前イベントで対バンした4バンド中3バンドが同じ日に「鬼さんこちら手の鳴る方へ」って歌っていました。
さすがに「おっ」てなりました笑
確かに使いやすいってのあるんですよ。僕も歌詞を書くので困った時に使える意味ありそうで無さそうなワードって持っとくと便利なんですよね。歌詞の世界観を壊さずに歌詞埋められるみたいな。
「鬼さんこちら手の鳴る方へ」って凄いミステリアスなワードだし意味ありそうだけど無さそうな良くわからん感じ?笑
歌詞に行き詰まって「あぁ入れちゃえ」みたいなそんな感じで良く使われます。で全体的にそっちへ寄せるみたいな笑
「きっと」「もっと」「そっと」「ずっと」「あっち」「こっち」「そっち」「どっち」これも鬼の様に使われます。何が?って思うほど良く使われます。
メタル界隈で言うところの「ファッキン」「シット」「ビッチ」みたいな感じ。
僕の大好きな北欧メタル界隈では「サンダー」「ファイヤー」「ドラゴン」が良く歌詞に出てきます。
ポケモン?
たぶんポケモンの事を北欧メタルの人達は歌っているんだと思います。
というのは冗談で、ジャンルその物にも歌詞の特性ってあると思うんですよね。北欧メタルは基本的に神話系の歌詞が多いので和訳すると「稲妻が我々に力を与えた」とか「蘇りし龍の炎」とかそういう歌詞が多い。所謂クサメタルって言うやつね。
メタルってのは基本的に「ファイヤー」が好きです。これはたぶん70年代のハードロックとかから継承されて、イングヴェイ・マルムスティーンとか様式美界隈に広まり現代のクサメタル界隈が後を引き継いでいます。
LAメタルとか80年代のハードロックやヘヴィメタルは本当にクソみたいな歌詞が多くて
サビの最後に「ユ〜ア〜ザ ファイヤ〜〜〜!!!」みたいなお茶を吹き出す様な歌詞ばっかです。
でもそういう歌詞の和訳見ると本当面白いし好きなんすよね。
マンキンのハイトーンボイスで
「ユ〜ア〜ザ ファイヤ〜〜〜!!!」
て歌われたら確実に死にます。
歌詞ってのは曲の内容や雰囲気もそうですが、バンドの方向性すら決めてしまう物なのでとても重要です。
人間的にふざけていても曲歌詞が真面目であれば真面目なバンドと捉えられるし、人間的に真面目であっても曲歌詞がふざけていればおふざけバンドと捉えられてしまいます。
この辺が何ともむず痒いところでもあります。
話は戻り「鬼さんこちら…」というフレーズですが検索してみるとメジャーアーティストの曲で71曲もありました。
インディーズ含めれば相当あると思います。
「鬼さんこちら 手の鳴るほうへ」とは、鬼ごっこ遊びの一つ「目隠し鬼」で日本の古い童歌だそうです。
てか目隠しさせて鬼ごっことかイジメやん!笑
梅雨明けにまたお会いしましょう。
さよなら。
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