食への飽くなき執念 その3 【銀座編】
なぜか若い頃から、渋谷とか原宿には苦手意識があった。
今でも足が向かない。
表参道は割と行くけど。
学生時代、遊びに行くとなると、有楽町か銀座が圧倒的に多かった。
なので食の思い出も、銀座が中心。
スコーンを初めて食べたのは、銀座の4丁目にあったトワイニングのティールームだった。
あたたかいサクッとしたスコーンに、クリームとジャムを乗せて。
少し溶けたところを口に入れ、まだ口の中に残っているうちにミルクティーを一口。
口口ばっかりやな。
もう言うことない。
幸せの食べ物。
初めて食べて以来すっかり虜になってしまって、色々なお店でスコーンを食べまくったけれど、どうも最初の味に戻るというか、記録を塗り替えられず、永遠の1位となっている。
あの丸い三愛のビルの中に入っていた。
銀座の象徴だったのに。
私が好きだった食べ物は、他にもある。
銀座レカンのレカンポワール。
熱烈に好き。
もう食べられないけれど。
洋梨とクレームブリュレの上みたいな、砂糖を焦がしたパリパリ(なんて言う?キャラメリゼ?)と濃厚なカスタードクリームのタルト!
ああ、書いていても涎が出そう。
本店とは別の場所にデザートを楽しめるお店があって、そこで食べたり、持ち帰ったり、本当に本当に大好きだった!
どうしてもう食べられないの?
という疑問を解決すべく、数年前、結婚25周年のお食事で、敷居の高い銀座レカン本店へ乗り込んだのに、お料理に夢中で聞くのを忘れたというまぬけな私…
末尾の写真は、その時のレカンでのデザート。
何だったかも忘れてしまった。
秋だったので、栗?のデザートだったかな。
ヘッダーはどれでも選び放題のプチフールである。
明らかに取りすぎ。
銀座といえば、マキシムドパリの苺のミルフィーユ。(ナポレオンパイだったかな)
これも大好きな思い出の味。
こちらは今でも、銀座シックスのレストランでいただけるみたい。
毎回、今日こそ綺麗に食べるぞ!と思うんだけど、どうしても崩れちゃう。
食べるのが難しいケーキ。
懐かしいな。
アンジェリーナのモンブランも銀座。
わたしの青春、プランタン銀座の中にあった。
一階のガラス張りのティールーム。
真っ白で素敵だったなぁ。
レギュラーサイズは本当にとんでもなく大きくて食べきれなかったのに、例の出産デトックスした後に食べたら、ペロリと余裕でいけた。
なんなんだ。
プランタン銀座といえば、隣にあったレストランにも足繁く通った。
もう名前も忘れてしまったけど、いつもラザニアを食べていたことだけ覚えている。
なぜかここのレストランはいつも大丈夫だった。
気持ち悪くならず、美味しく食べられた。
あとサラダバーがあったような。
もし覚えている方がいたら教えて欲しい。
全部また食べたいなぁ。