【観戦メモ】2019年Jリーグ第21節 vsコンサドーレ札幌
①エディオンスタジアムのピースマッチ(会場編)
この日は8月3日ということで、8月6日に向けた「ピースマッチ」として様々な試合イベントが実施されました。
スタジアム周辺には平和学習系ブースがいくつも建ち並び、例えば安田女子大学さんのブースではゴーグルを使用した原爆ドームデータ内のVR体験など最新技術を用いた新しい平和学習の仕方も提示していました。
他方で、試合直前だったことやあまりにも熱かったこともあったのでしょうが、一般ブースは「文化祭のやる気のないやつ」みたいな展示物があるけど閑散としている雰囲気なのはちょっともったいない。
「伝え方」という面についてはまだまだ改善の余地があるように思います。例えば、あまりにも熱いのだからスタジアムのコンコースでやってみるとか(配置の転換が大変)。パネルを見る順路を作って、ゴールでアイスを配布しちゃうとか(コストかかる&目的がぶれる)。
デメリットとかリスクとかコストとか色々あるでしょうけど、自発的にスタジアムに来てくれる方々が相手なので、もっと何かできるんじゃないかという期待感はあるのです。
②マツダスタジアムのピースマッチ
話は大きく変わりますが、昨日マツダスタジアムのピースマッチ(正式名称はピースナイター)に行ってきました。年に数回しか行かないのに、何故かすごくいい席を譲って貰えたので超楽でした。雨降らなくて良かった。
スタジアム馬鹿なのでこういう写真ばっかり撮ってます。
ちなみに連結された椅子のドリンクホルダーは足下。
閑話休題。この日カープもピースナイターと銘打って特別なイベントを実施しました。その一つが5回のグラウンド整備時に被爆ピアノでの生演奏をしたこと。入場時に貰った緑色の新聞紙を観客が揺らしました。
遠目ですが、DeNAのファンも参加してくれたのでしょう。
広島のファンだけではなく、広島から縁遠いはずの彼らが参加してくれたことには大きな意味があるはずです。
③エディオンスタジアムのピースマッチ(試合編)
エディオンスタジアムの方に時計の針を戻します。
試合前には昨年同様広島市立広島商業高等学校の生徒さんが平和宣言を読み上げてくれました。
これも昨年説明がありましたが、長崎市立長崎商業学校との交流のきっかけとなった平和宣言。先ほどは「変えた方がいい」ことを指摘しましたが、こういう「変えない方がいい(続けた方がいい)」こともありますね。
試合に当たってサンフレッチェの選手はピースマッチ着用平和祈念ユニフォームを着用しました。これは試合前なのでみんな「86番」ですが、試合中は各々の背番号が緑色になっています。
余談ですが、GK大迫はピンク色?のユニフォーム。緑色の字が見やすいようにカラー変更されたのでしょう。
びっくりしたのは札幌の選手まで試合前にピースマッチ用のTシャツを着てくれていたこと。ありがたい話です。
この日はピースマッチに合わせて緑色のバルーンが飛ばされました。野球観戦文化とどう共生・共存していくかは(クラブはあまり考えていないようですが)、現在の要検討課題となっている気はします。ただ間違いなく言えるのは、(このバルーンについては)視覚的に圧巻でしたね。
④試合を観戦して
ありがたいことに試合はいずれも勝利。勝利の女神かな?
特にサンフレッチェさんはACLの影響で中2日という最悪なスケジュール。しかもコンサドーレは中13日という、どう考えても不利極まりない条件でしたが、森島のナイスランからのアシストを稲垣が仕留めて勝てました。
こういう日は内容とかはどうでも良くて、とにかく勝ち点を積み上げたことが最大限評価されるべきでしょう。とにかく良かった。以上。