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広島の新スタジアム寄付の年表

①記事投稿時の前書き

みなさんこんにちは。新スタジアム建設もどんどん進捗が進んでいてその光景の撮影が今一番の生きがいとなっている今日この頃です。

さて、広島の新スタジアムです。2019年10月から寄付募集がスタートしまして、最終受付の2024年3月29日(予定)まで残り約半年。また、2023年9月末には寄付特典の締め切りがありますのでそこが一端の区切りでしょうか。

本稿はスタジアム寄付に関して上記投稿から分離独立させたものです。ここまでの歴史を振り返りたいときにご活用下さい。よろしくお願いします。


②個人寄付の歴史

個人寄付額は当初ざっくり公開でしたが、2020年春頃から毎月ちゃんとした金額が公開されるようになりました。数字をシンプルに並べると次の通り。

2020年03月31日時点:207,397,821円
2020年05月31日時点:211,452,603円
2020年08月31日時点:224,254,603円
2020年09月30日時点:229,669,923円
2020年10月31日時点:235,893,923円
2020年11月30日時点:246,332,923円
2020年12月31日時点:279,093,423円
2021年01月31日時点:281,395,837円
2021年02月28日時点:283,286,837円
2021年03月31日時点:285,046,837円
2021年04月30日時点:289,276,837円
2021年05月31日時点:291,806,837円
2021年06月30日時点:293,111,837円
2021年07月31日時点:294,957,337円
2021年08月31日時点:299,867,337円
2021年09月30日時点:303,427,337円
2021年10月31日時点:311,253,537円
2021年11月30日時点:322,876,537円
2021年12月31日時点:344,067,151円
2022年01月31日時点:346,914,151円
2022年02月28日時点:350,138,151円
2022年03月31日時点:354,064,151円
2022年04月30日時点:357,127,151円
2022年05月31日時点:360,289,151円
2022年06月30日時点:365,884,151円
2022年07月31日時点:368,715,706円
2022年08月31日時点:372,055,706円
2022年09月30日時点:375,635,706円
2022年10月31日時点:385,595,483円
2022年11月30日時点:401,257,483円
2022年12月31日時点:426,817,803円
2023年01月31日時点:430,707,804円
2023年02月28日時点:437,132,593円
2023年03月31日時点:444,516,864円
2023年04月30日時点:455,238,872円
2023年05月31日時点:469,004,374円
2023年06月30日時点:485,947,208円
2023年07月31日時点:502,179,208円
2023年08月31日時点:523,450,448円
2023年09月30日時点:631,239,874円
2023年10月31日時点:631,761,874円
2023年11月30日時点:632,971,874円
2023年12月31日時点:635,732,874円
2024年01月31日時点:636,107,874円
2024年02月28日時点:637,107,874円
2024年03月29日時点:637,407,874円

https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/345/40036.html

これだけ見てもよく分からないと思うのでグラフにしてみました。

なお、寄付額には前述した広島市の公開情報だけでなく、中国新聞の報道等も加味しています(主に情報公開のなかった2019年~2020年春頃まで)。

こうしてみると初動~2020年末がとにかくすごい。

2019年10月01日 寄付募集開始
  期間:2019年10月1日~2023年3月31日 目標:1億円

2019年10月03日 市長、会見で寄付額が2000万円(450件)を超えたと公表
  なお中国新聞などは3日間で2300万円に上る申込があったと報じた

2019年10月09日 市、申込多数により手続き遅延を報告

2019年10月10日 サンフレ、寄付申込額が5500万円を突破したことを発表
  10月8日時点で申込数1,191件、申込金額55,921,608円

2019年10月29日 サンフレ、寄付申込額が1億円を突破したことを発表
  10月28日時点で申込数2,126件、申込金額100,320,595円
  市は新たな目標額の設定は行わず、引き続き寄付募集する(TSS)

2020年01月31日 個人ふるさと納税の申込が1億9000万円に(1月22日時点)

寄付開始3日で2000万円を超え、10日で5500万円、月末には当初目標の1億円を早々に達成しています。また、2020年末は3276万円増と駆け込みでの寄付が目立ちました。ふるさと納税を活用した場合の特徴ですね(大半の人の寄付上限が分かるのが年末だからでしょう)。

2021年8月~10月にかけてぐっと伸びたのは第2次目標である3億円が見えてきたからでしょうか。いずれにしても広島人の底力を見た気がします。

2020年09月01日 広島市、新スタジアム建設の財源内訳を公表
  個人寄付は3億円見込みとされた

2021年10月15日 サンフレ、寄付申込額が3億円を突破したことを発表
  9月末時点で申込数6,215件、申込金額303,427,337円

おかげさまで第2次目標の3億円も2021年に突破しました。さらに2023年7月末には5億円を突破。最終的に637,407,874円となりました。

これは新広島市民球場の1億2600万円ガンバ大阪の吹田スタジアムの6億2215万円を超えており正直ビックリです。もちろん前者はふるさと納税という制度のなかった時代(すなわち全額自己負担)、後者は期間が3年間なので単純比較できるものではありませんが、数字は自信に繋がります。

市民・県民だけでなく、全国からご支援いただき本当にありがとうございました。これまでも個人的にしていましたが、今後他地域のスタジアム建設の話が持ち上がった際は及ばずながらご協力させて頂きます。

②募金の歴史

個人寄付はふるさと納税制度を活用した寄付額についてですが、それとは別に試合会場やグッズショップで募金も募集しております。これは所得税等の還付・控除を受けられない純粋たる寄付行為。頭が下がる思いです。

サンフレッチェ広島は2021年以降、この募金額の情報を発表しています。

2021年02月17日 サンフレ、2020年シーズンの寄付状況を報告
1月31日時点で個人寄付の申込数5,797件、申込金額281,395,837円。また、募金額は4,581,957円(2019年3,510,900円、2020年1,071,057円)。

https://www.sanfrecce.co.jp/news/stadiumpark/5944

2022年02月19日 サンフレ、2021年シーズンの寄付状況を報告
1月31日時点で個人寄付の申込数7,168件、申込金額346,914,151円。また、募金額は5,651,695円集まっている(2021年に1,069,738円増)。2021年の内訳は試合会場983,271円、V-POINT86,467円。

https://www.sanfrecce.co.jp/news/stadiumpark/6972

2023年02月19日 サンフレ、2021年シーズンの寄付状況を報告
1月31日時点で募金額は7,611,155円集まっている(2022年に1,959,460円増)。2022年の内訳は試合会場1,454,199円、V-POINT97,134円、街頭樽募金活動408,127円。

https://www.sanfrecce.co.jp/news/other/8304

なお、2022年春にはサンフレッチェと商工会議所主導で「たる募金」も始まりました。「たる募金」と言ってはいますが、市民球場建設時とは異なり、イベント的な募金活動ですね。コロナ禍ということもあってでしょう。

サカスタ建設へたる募金 広島商議所・サンフレ開始へ
広島市中区の中央公園広場で建設中のサッカースタジアムの完成に向けた機運を高めようと、広島商工会議所とサンフレッチェ広島は15日、たる募金に乗り出すと発表した。22日に中区の紙屋町地下街シャレオで街頭募金を展開。その後はサンフレのホームゲームでもたるを置き、市民やファンに協力を呼び掛ける。

中国新聞(2022.03.16 朝刊・社会)

本イベントで408,127円の寄付が集まったそうです。

さて、2023年2月にはサンフレッチェ広島が新スタジアムの指定管理者に選定されました。そこで、上記募金活動は一旦終了し、「スタジアムパークプロジェクト募金」と名称を変更して仕切り直しています。当企画の第一弾として募金型グッズ販売もスタートしました。

https://www.sanfrecce.co.jp/news/stadiumpark/8775

2023年2月以降の情報公開を失念しているのできちんとして下さい。

③法人寄付の歴史

個人だけでなく法人からの寄付も集まっています。母体であるマツダとメインスポンサーたるエディオンが早々に寄付表明をして下さりました。また、2020年11月から商工会議所による経済界の寄付活動もスタートしました。

2020年02月08日 マツダ、5年間で20億円を寄付する意向(中国新聞)
  企業・個人寄付が19年度末に12億5100万円に届く見通し

2020年12月17日 中電や広島銀、4億円寄付へ(中国新聞)
  広島銀行が2億円、中国電力と中国電力ネットワークが計2億円の寄付

2021年01月01日 仙田信吾氏 2021新春トップインタビュー(中国新聞)
  2020年11月から広島商工会議所を中心とした寄付活動もスタートした。

2021年04月23日 県サッカー協会、1000万円寄付(中国新聞)

2022年01月05日 サカスタ寄付16億円に 商議所窓口分(中国新聞)
  広島県内の企業や個人事業主の299者から、15億9636万円の申込

中国新聞の報道によると法人寄付の大枠については「固まっている」とのことでしたが、2021年末時点で目標の10億円を大きく上回りました。情勢的に不安なところがありましたので感謝しかありません。というか地元経済界の寄付はマツダスタジアムを上回ったんですね。びっくり。

サカスタ建設へ1000万円 広島市に県サッカー協会 中区中央公園広場で計画

スタジアムは総事業費271億円。市は63億円を寄付金で賄う考えで、家電量販のエディオンが30億円▽マツダが20億円▽広島商工会議所の呼び掛けで経済界が10億円―の枠組みが固まっている。そのほかの個人・団体からは3億円の想定に対して、2月末で2億8300万円が寄せられているという。

中国新聞 2021.04.23 朝刊 広島都市圏

広島のサッカー場、企業寄付18億円に 目標上回る

広島商工会議所の池田晃治会頭は25日の記者会見で、広島市でのサッカースタジアム建設をめぐり広島県内の経済4団体が3月まで募っていた企業からの寄付が18億円に達したことを明らかにした。目標としてきた10億円を大幅に上回った。

企業からの募集は中国経済連合会など経済4団体が広島商議所を窓口に2020年11月に開始し、3月末に締め切った。広島県内を中心とする443社(個人事業主を含む)から合計18億1404万円が集まったという。別枠でマツダが20億円、エディオンが30億円を寄付する方針を表明済みで、募集継続中の個人からの寄付が現在約3億5000万円に達する。合わせると71億円超が民間から調達できるという。

日本経済新聞 2022年4月25日

サカスタ寄付者へ記念カード 広島市

個人の寄付は23年3月末時点で4億4451万6864円に上る。企業など法人を含む総額は63億9470万9302円で、当初想定した63億円を上回った。

中国新聞 2023.04.20 朝刊

サカスタきょう開業 「夢の器」 完成式に240人 広島市中区

総事業費は285億7千万円。経済界や市民、サポーターからの寄付は約77億円に上った。

2024.02.01 朝刊 朝一

最終的な法人寄付額は報告書等を待つ必要がありますが、総寄付額約77億円から個人分約6億円を引くと約71億円。ご協力ありがとうございました。

その他にも広島駅弁当や木材同業組合など色んな方が声を上げて下さるのは嬉しい話ですね。こういうのもちゃんと覚えておきましょう。

サカスタ建設費 弁当食べて寄付 広島駅弁当が発売

弁当・総菜製造の広島駅弁当(広島市東区)は、市などが計画する新サッカースタジアムの建設費用として、売り上げの一部を寄付する「サカスタ弁当」を発売した。弁当箱には完成イメージ図などを印刷し、地元食材を使ったおかずやデザートを詰めた。

中国新聞 2021.11.16 朝刊 中国経済

サカスタ建設費 広島市に100万円 木材同業組合

広島市木材同業組合(南区)は8日、中央公園広場(中区)へのサッカースタジアム建設費に充てる100万円と、新型コロナウイルスの感染防止に生かす木製の飛沫(ひまつ)防止パネル50基を市に贈った。
 (中略)
スタジアムのロッカールームのベンチなどに県産木材を使う予定の市に対し、感謝の気持ちも込めて100万円を寄付したという。

中国新聞 2021.10.09 朝刊 広島都市圏

[まちなかスタジアム] 障害者も観戦を 車いすなど贈る 広島ニューLC、創立55年記念し市に

広島ニューライオンズクラブ(LC、広島市中区)は、サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」(同)で使う車いす7台と空気清浄機3台を市に贈った。
 (中略)
クラブは創立55年を記念して100万円相当の寄付を決めた。

中国新聞 2024.02.19 朝刊 広島都市圏

④まとめ

というわけで今回は広島の新スタジアム寄付についてまとめましたが如何だったでしょうか(如何だったでしょうか)。

2019年10月にスタートしたスタジアム寄附ですが当初の想定を大きく超えて、広島に関わる人たち全国のサッカーファンの熱い思いが十分に伝わったのではないかと思います。悲観的に考えていた方々を見返すことが出来るだけのものを見せられたと思います。本当にありがとうございました。

新スタジアムが完成したら終わりではなく、ここからも長い期間一緒に歩んでいく仲間です。スタジアムには維持費がかかります。将来の大規模修繕も頭に入れておかなければなりません。もしご協力頂ける方はサッカースタジアム管理運営に係る寄附募集も始まっていますのでご検討を。

万が一noteの収益が一定額貯まったらここにぶち込む予定です。

それではまた。


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ちょっつ☆☆☆
サポートして頂いた金額は、広島のスタジアム建設募金に全額寄付する予定です。

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