広島の新スタジアム寄付の年表
①記事投稿時の前書き
みなさんこんにちは。新スタジアム建設もどんどん進捗が進んでいてその光景の撮影が今一番の生きがいとなっている今日この頃です。
さて、広島の新スタジアムです。2019年10月から寄付募集がスタートしまして、最終受付の2024年3月29日(予定)まで残り約半年。また、2023年9月末には寄付特典の締め切りがありますのでそこが一端の区切りでしょうか。
本稿はスタジアム寄付に関して上記投稿から分離独立させたものです。ここまでの歴史を振り返りたいときにご活用下さい。よろしくお願いします。
②個人寄付の歴史
個人寄付額は当初ざっくり公開でしたが、2020年春頃から毎月ちゃんとした金額が公開されるようになりました。数字をシンプルに並べると次の通り。
これだけ見てもよく分からないと思うのでグラフにしてみました。
なお、寄付額には前述した広島市の公開情報だけでなく、中国新聞の報道等も加味しています(主に情報公開のなかった2019年~2020年春頃まで)。
こうしてみると初動~2020年末がとにかくすごい。
寄付開始3日で2000万円を超え、10日で5500万円、月末には当初目標の1億円を早々に達成しています。また、2020年末は3276万円増と駆け込みでの寄付が目立ちました。ふるさと納税を活用した場合の特徴ですね(大半の人の寄付上限が分かるのが年末だからでしょう)。
2021年8月~10月にかけてぐっと伸びたのは第2次目標である3億円が見えてきたからでしょうか。いずれにしても広島人の底力を見た気がします。
おかげさまで第2次目標の3億円も2021年に突破しました。さらに2023年7月末には5億円を突破。最終的に637,407,874円となりました。
これは新広島市民球場の1億2600万円、ガンバ大阪の吹田スタジアムの6億2215万円を超えており正直ビックリです。もちろん前者はふるさと納税という制度のなかった時代(すなわち全額自己負担)、後者は期間が3年間なので単純比較できるものではありませんが、数字は自信に繋がります。
市民・県民だけでなく、全国からご支援いただき本当にありがとうございました。これまでも個人的にしていましたが、今後他地域のスタジアム建設の話が持ち上がった際は及ばずながらご協力させて頂きます。
②募金の歴史
個人寄付はふるさと納税制度を活用した寄付額についてですが、それとは別に試合会場やグッズショップで募金も募集しております。これは所得税等の還付・控除を受けられない純粋たる寄付行為。頭が下がる思いです。
サンフレッチェ広島は2021年以降、この募金額の情報を発表しています。
なお、2022年春にはサンフレッチェと商工会議所主導で「たる募金」も始まりました。「たる募金」と言ってはいますが、市民球場建設時とは異なり、イベント的な募金活動ですね。コロナ禍ということもあってでしょう。
さて、2023年2月にはサンフレッチェ広島が新スタジアムの指定管理者に選定されました。そこで、上記募金活動は一旦終了し、「スタジアムパークプロジェクト募金」と名称を変更して仕切り直しています。当企画の第一弾として募金型グッズ販売もスタートしました。
2023年2月以降の情報公開を失念しているのできちんとして下さい。
③法人寄付の歴史
個人だけでなく法人からの寄付も集まっています。母体であるマツダとメインスポンサーたるエディオンが早々に寄付表明をして下さりました。また、2020年11月から商工会議所による経済界の寄付活動もスタートしました。
中国新聞の報道によると法人寄付の大枠については「固まっている」とのことでしたが、2021年末時点で目標の10億円を大きく上回りました。情勢的に不安なところがありましたので感謝しかありません。というか地元経済界の寄付はマツダスタジアムを上回ったんですね。びっくり。
最終的な法人寄付額は報告書等を待つ必要がありますが、総寄付額約77億円から個人分約6億円を引くと約71億円。ご協力ありがとうございました。
その他にも広島駅弁当や木材同業組合など色んな方が声を上げて下さるのは嬉しい話ですね。こういうのもちゃんと覚えておきましょう。
④まとめ
というわけで今回は広島の新スタジアム寄付についてまとめましたが如何だったでしょうか(如何だったでしょうか)。
2019年10月にスタートしたスタジアム寄附ですが当初の想定を大きく超えて、広島に関わる人たち全国のサッカーファンの熱い思いが十分に伝わったのではないかと思います。悲観的に考えていた方々を見返すことが出来るだけのものを見せられたと思います。本当にありがとうございました。
新スタジアムが完成したら終わりではなく、ここからも長い期間一緒に歩んでいく仲間です。スタジアムには維持費がかかります。将来の大規模修繕も頭に入れておかなければなりません。もしご協力頂ける方はサッカースタジアム管理運営に係る寄附募集も始まっていますのでご検討を。
万が一noteの収益が一定額貯まったらここにぶち込む予定です。
それではまた。