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【インタビュー企画English+i】些細なきっかけで好きになった英語が、人生を動かしてくれた
皆さんこんにちは。めいこです。
インタビュー企画”English+i” では、「英語を学ぶ日本の人たち」に焦点を当てて、なぜ英語を学ぶのか?どうやって学習しているのか?今後の野望は?などを聞いちゃいます!
女性のためのキャリアスクールSHElikes (以下、SHE)の現役会員と卒業生を対象に協力者を募り、お話を聞かせていただきました。
第3弾は、学生時代のカナダ留学を経て、現在留学エージェントに勤務されているきなこさんです。
英語学習の方法や、英語とお仕事の深い関係をじっくりお聞きしました!
高校生のときに興味を持ったカナダに、大学入学後念願の留学!
――今のお仕事と、英語学習歴を教えていただけますか?
今は留学エージェントで働いています。大学生のときにカナダに留学したので、その前から英語の勉強を続けています。
――留学に興味を持ったきっかけは何ですか?
高校生のときにカナダ人のALTの先生と出会ったことです。カナダの良さをたくさん話してくれて、「行ってみたいな、留学したいな」と思いました。ただ、親には「大学生になってから行きなさい」と言われてしまって。3年生になってようやく、休学して7ヶ月ほどカナダ留学に行けました。
――そうだったんですね!当時から英語も好きだったんですか?
はい。もともと英語は好きでしたが、授業中に教科書を音読したときに友達に英語の発音を褒められて、自信がつきました。詰まらずにすらすら音読できるように発音の練習をしたり、英語クラブに入って劇を披露したりして、授業以外でのアウトプットを心がけていました。
――留学直前は、どんな勉強をしていましたか?
テキストなどで勉強するよりも生活に必要な英語を知りたかったので、「指差し英会話帳」を買って、現地ですぐ使えそうなフレーズなどを見ていました。まだスマートフォンがない時代だったんです笑。
――実際に行ってみて、留学生活はどうでしたか?
単語がすぐ出てこない、表現の幅が狭いなど、やはり英語では苦労しました。タイ人の友達と喧嘩したときに仲直りの手紙を書いたのですが、直接的な表現ばかり使っていた気がします。今思うと、もう少しオブラートに包んで伝えたかったですね。他国からの留学生との交流を通じて、文化の違いも感じました。
英語とキャリアのモチベーションサイクル
――大学卒業後、留学エージェントに就職されたんですか?
いえ、前職は販売職でした。英語を使う仕事ではありませんでしたが、たまに英語を話すお客様がいらっしゃることもありました。嬉しくて、本屋さんで接客英語の本を読んだり、YouTubeでデモンストレーション動画を見たりしていましたね。
留学したくてもできない方もいる中、自分はカナダに行って英語でコミュニケーションが取れるようになったので、それを過去のことにしたくないと思いました。留学で知り合った友達と連絡を取るときも自分の言葉で伝えたくて、日常会話で使う表現を本やアプリで調べてインプットを続けていました。
――留学エージェントに転職したきっかけも英語や留学と関係があるんですか?
まさに、留学経験を何にも活かせていないと感じて、英語を使う仕事に転職しようと決めました。旅行会社なども受けました。
――留学のために英語を勉強し、培った英語力をキャリアに活かし、そこでもまた使えるよう英語学習を続ける……というモチベーションのサイクルが素敵ですね。
ありがとうございます。確かに、目標は変われど英語はずっと好きで続けていますね。今まで意識したことはありませんでしたが、振り返ってみて私の選択はすべて意味があったんだなと思いました。
「オンライン留学」で勉強する
――今は、どのように英語学習をしていますか?
職場では、外国人の先生と積極的に話して、なるべく英語に触れるようにしています。現地の学校のスタッフに電話したり、英文の規約を読んだりするので。プライベートではYouTubeで好きな映画を見たり、SHEで学んだwebデザインに関するAdobeのウェビナーを見て機能の英語名称を覚えたりしています。他にはオンライン留学のトライアルも使っています。
――「オンライン留学」について詳しく教えていただけますか?
語学学校が世界各国を繋いで開講しているクラスにオンラインで参加するスタイルの留学を仕事で扱っているんです。本来現地の学校に行って他の留学生と一緒に勉強しますが、新型コロナウイルスの影響でこのサービスが始まりました。社員としてトライアルを受ける機会があったのですが、日本にいながら世界中の学校と繋がれるのはいいなあと思いました。学生さんなど、夜の時間を使って受ける方もいらっしゃいます。今の時代ならではだと思いますね。
――今の英語の勉強で英語力がアップしている実感はありますか?
ちょうど産休と育休で職場を丸1年離れていたのですが、復帰した当初は英語力が衰えたなと思いました。毎日アウトプットしていれば記憶に定着するんだと改めて実感しましたね。
今は小学生も留学する時代?!
――お子さんがいらっしゃるとのことですが、英語の勉強についてはどうお考えですか?
ぜひとも英語を頑張って、留学を経験してほしいと思います。多くの人とコミュニケーションが取れる、異文化理解が深まって考え方が変わるなど、自分が英語で得られたメリットはたくさんあったので。今はYouTubeにある子どもの英語の歌や、ペンで押したら英語を発音するおもちゃなどで英語に触れる機会を増やしています。仕事では小学生で留学ツアーに参加するケースもあり、留学の低年齢化を間近で感じるので、早いうちから英語を始めた方がいいのかなと思いますね。
――小学生で留学ですか?!
私も正直驚きました。学校でほとんど英語を勉強しないまま渡航させることに不安はあるかと思いますが、それでも経験をさせてあげようとする親御さんは尊敬しますし、勉強になりました。
世界中のイングリッシュスピーカーと会話できるように
――今、自分にはどのような英語学習が必要だと思いますか?
いろんなアクセントに慣れるための勉強です。私の耳はアメリカ英語寄りだなと思って。「ハリー・ポッター」の英語は全く聞き取れないんです。魔法の名前はもちろん、日常会話の部分も字幕がないと難しいですね。
――それ、すごくわかります!
ノンネイティブだからかもしれませんが、イギリス英語は発音の仕方が全然違うので、言われた言葉が自分の知ってる単語と繋がらないこともあります。でも「英語は話せますがイギリス英語は全くわかりません」ではダメだと思いますし。他にもシンガポールやベトナムの方の英語なども理解できるようになりたいです。いろんな人の英語を聞いて勉強したいですね。
あとは会話です。限られた単語や表現しか使わないと、いざというときに言葉が出てこないですし、”be doing”や “have been”など時制の使い分けもできていないと感じています。文法的に間違えていてもニュアンスで通じてしまいますが、もう少し勉強してきっちり使い分けできるようになりたいです。
アウトプットを続ければ自信がつく
――最後に、日本で英語を頑張って勉強されている方々に対してメッセージをお願いします!
英語って、自分の武器になると思うんです。ゲームで攻略ツールが増える感じでしょうか。文法は気にしないでとりあえず何か喋ってみる、一言英語日記をつけてみるなどアウトプットを続ければ自信につながります。
私も留学中にホストファミリーと会話する中で、単語がわからず話せなかったこともありましたが、会話の中で教えてもらっていました。例えば、日本でスキニージーンズが流行っていたので、「細い」という意味で“skinny”’と言ったら、「それはunhealthyでnegativeな意味になるから、使わない方がいいわよ」と教わって、初めて意味をきちんと理解しました。教えてもらった言葉は日記に書いて覚えるようにしていましたね。人から教えてもらうと記憶に残りやすいし、会話する中で覚えるプロセスが面白いから伸びるんだと思います。些細なことでも積み重ねれば何か達成できるかもしれないので、小さなことからでもまずは初めてみてください。
――ありがとうございました。
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