SHE Before After Awardに応募できなかった話。
女性向けキャリアスクールSHElikes (以下、SHE)が年に1度開催する「SHE Before After Award(以下アワード)」。
スクールの生徒さん(シーメイトさん)の応募から、投票などを経て「今年最も誰かを勇気づけた1名」を発表するイベントです。
会員数は累計3万人越え。キャリアチェンジを達成した人、新サービスを立ち上げた人、外部イベントやメディアに取り上げられている人……本当に、「すごいなぁ」と思うような変化を遂げている方々がたくさんいる。
そんな中でね、選ばれるなんて思ってもいませんでしたよ。そりゃあ。
SHEのお約束の中に「『私なんて』は禁止」という一文がありますが、自分を卑下したいのではなく、「私よりも、尊敬する○○さんの活躍にフォーカスしてください!」の気持ちだった。
でも、自分もいつSHEを卒業するかわからないし、来年の募集時期には応募資格がなくなっているかもしれない。そう思ったら、記念受験的な感じで応募するのも悪くないなと思った。それならそれで中途半端なものは出せないと、ES執筆には気合が入った。応募締切の当日、あと1回読み直して提出しようと思ってたら、
まさかの締切時間勘違いしてて応募できなくなったという。
マジでか。23:59までだと思ってた。違った。
SHEの社員さんたちが応募時間のリマインドをツイートしてくださってたのに、全然気づけなかった。とりあえずTwitterのタイムライン表示設定を変えた。
「募集は終了しました」の文言を見た直後はさすがに頭が真っ白になった。こんなことなら応募なんて最初から考えなければよかった、ES準備に使った時間返せとまで思ってしまった。全部、応募要項をちゃんと読んでなかった自分が悪いんだけど。
つい十数分前までESとして準備していたgoogleドキュメントだけが残った。
いやほんとこのESどうするよ……?
全文をnoteに公開するのだけはしたくなかった。ESのターゲットはあくまでも「選考をするSHEの社員さん」。どんな人に賞をあげたいのか、受賞者に求めることは何なのかを自分なりに考えて、刺さるように文章を作った。それをnoteというある種誰でも見られるプラットフォームに公開しても、私の承認欲求は満たされないし、読み手側も「これを見せてどうするの?」と思ってしまうはず。不毛な文章がさらに不毛になってしまう。
「じゃあ、なんで応募しようと思ったん?」という話をすると、一番大きいのは先ほども触れた「記念受験」みたいな意味合いが大きい。でも、そこに至るまでにはかなり気持ちの動きがあった。
誰かが盛り上がっているのを見ると冷めちゃうタイプだから、アワードへのモチベはマイナスだった。シーメイトさんたちの「ES書いてます!」「迷ったけど、やっぱり応募します!」のツイートを見て「私はやめとこうかな……」と思っていた。
「一人一人が自分にしかない価値を発揮」とビジョンで謳っているのに、「一番を決める」という会員さんの優劣をつけるような、ビジョンとは真逆にも取れることをするの……?と、アワードに対する疑問もあった。
前回のアワードは現地で参加したが、受賞者の方々に刺激を受ける反面、落ち込む気持ちもあった。私も同じように月額を払ってSHEにいるはずなのに、何も変われていない……。シーメイトさんが一度はぶつかる壁だと思う。(そんなときは永遠の半年目マインドをどうぞ)
とまぁ、アワードに対しては前向きになれなかったものの、「SHEに入会してかなり経つし、何も変わってないことはないんじゃない?」という気持ちがわいてきた。よくよく考えれば、SHEでの学びに直結してないとはいえキャリアチェンジはしたし、Photoshopで作ったバナーが採用されて、報酬もいただけた。コミュニティイベントにも登壇したし、自主企画「し~めいと縁日」ではイベントの企画・実行・ファシリを担当した。
ここで気づく。
あれ、SHEって変化だけが全てじゃないのでは?
もちろん、描いた「理想の自分像」になれるのは素晴らしいことだと思う。でも私は、「キャリアチェンジをしたい!」と目標を掲げて達成したシーメイトさんだけでなく、「スキルを身に着けたい」と入会して、目標達成して卒業していったシーメイトさんも多く見てきた。「みんなが劇的ビフォーアフターを遂げているから、私も続かなきゃ」とhave toで変化を目指さなくても、周りを気にせず自分軸で、やりたいことを勉強してもいいんじゃないかな。
そんなことを、自分のTwitterやnoteではなく、もっと多くの人に届くアワードの場で悩めるシーメイトさんに届けたい。
そう思って、「まぁダメもとで」の気持ちでESに取りかかりました。
……そして締切時間勘違いしてたというオチです。
これからコンペなどに応募される皆さんは、「締切時間」の確認を忘れないように気を付けてくださいね!!!!!
よろしければサポートお願いします。頂いたお金は大切に使わせていただきます。そして感じたことをまた記事にできたらと思っています。