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「いどころ」をつくる

「いどころ」の重要性

ラジオを聴いていたら、居所をつくることの重要さを話していた。確かにこのコロナの状況下で家にいる時間が長いので、自分の居所を作ることの重要性について考えることも増えた。前に住んでいたシェアハウスはシェアハウス自体が大きな私の居所になっていたし、そこから離れて少し田舎に住んでいる今は、近くに住んでいる方に畑を借りていて、その方々と一緒にお酒を飲んだり、ご飯を食べることで、私の居所があると感じさせてもらえている。私はそのことにとても感謝している。このあたたかさ、気持ちは何だろうと考えたときに、それを言語化するのに「いどころ」がぴったりだとわかった。

「いどころ」という名の団体をつくりたい

人がたくさんいればいいということはない。
1人の人にとってそこが「いどころ」であればそれでもいい。
その「場」を提供するお手伝いをする団体(会社?NPO?一般社団法人?)は作れないだろうか?

私が最近強く感じている日本社会の問題点として
・手仕事ができる人が少なくなっている。受け継がれなくなっている。
今の20代、30代がこの様々な手仕事を紡がないと、この先日本の手仕事が後世に受け継がれなくなっていくのではないか。
・私が興味を持っている、里山の文化はどうだろう。
お金がなくても、自分で里山から恵をいただき、食べ物を調達する知恵
(味噌、漬物、調味料、薬草など)、てづくりのおもちゃ、竹細工、藁細工、郷土玩具など。
・世代間交流が減っている。大衆化が進み、みんなが携帯で好き・ほしい情報しか見ない、好きな人としかつながらない社会になっている。世代を超えた縦のつながりを持つ機会が減っている。例えば、祭り、地域の行事が身近でなくなっている。
環境問題も含め、男女平等社会の実現、貧困格差の問題、少子高齢化社会で起こる問題など様々な問題に立ち向かっていくにはこの各世代間のギャップがあってはいけないと思う。私自身、世代間ギャップに苦しむこともあるが、かといって世代が横だけつながる社会では問題に対応できないと感じる。

「いどころ」とは?

では、どのような場をつくりたいのか。
私が作りたい団体「いどころ」の概要としては
「いどころ」と提供する場所をつくる。そしてその「いどころ」にはオンラインプラットフォームが存在する。そしてその「いどころ」に登録している人は、提携を組んでいる「場所」で時間を過ごす。もしくは時間を決めてなにかイベントを開催する。授業とかでもいいかもしれない。「場所」はカフェでもいいし、小さな商店でもいい。広場でもいいし、耕作放棄地でもいい。ゲストハウスかもしれない。なるべく地域の色々な人が集う場だといい。スマホを使える人達はプラットフォームがあって、それを介して集合してもいいかもしれないが、決してクローズにはしない。たまたま来た人や通りかかった人も参加できるようにすること。
そして基本的にお金は発生しない。でも面白いことがあったらプラットフォームに投稿する。するとほかの地域に住んでいる人がマネできる。そうやって各地域に面白いことをやっている「場所」があればそれが「いどころ」になるのではないか。

私はオープンな町内会・公民館ができるのではないかと思う。
そしてFabLabのようにオープンコミュニティでオンラインプラットフォームにアイデアを共有すればさらにオープンになるし、各地域で起こっている面白いことをほかの地域でもシェアできるから持続的でもある。今地域に移住をする若い人たちが増えているが、結局移住者コミュニティがあって、地域の人たちとの交流は少ない。なくはないがある意味断絶されている。この「いどころ」ができることはその断絶をなくすことではない。あくまでもきっかけづくりをするだけだ。こういう「場所」が必要であることは誰もがわかっている。でも新しく作らなくていい。もう「場所」はすでにあるのだから。アイデアを言語化することで私の頭の中も整理され、色々な人からアドバイスやサポートも得られるので、とても大切だと思う。あなたの「いどころ」の話も聞かせてくださいな。

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