コーチングを有料で提供しましょう
これは自分自身に聞かせるという意味を含めて、
現時点の自分の色々と葛藤や経験を経ての考えを記事にしました。
◆持論
コーチは早い段階からすべてのセッションにおいて、
有料なものにしたほうがいいと思います。
理由はシンプルに、
クライアントとコーチともに
お互いにより「本気で」セッションに望むためです。
過去に似た題材をテーマにして、Noteを書きました。
https://note.com/chotsushan/n/n8b7b749b306f
その記事の内容と少し似ているのですが、
その時はあくまでも先輩方の意見に対して理屈でそうだな、
と理解できるものでしたが、
今は経験から身を持ってその意見らに賛成します。
◆有料にするメリット
私は有料でセッションを行うと次のようなメリットがあります。
●コーチのメリット
・より責任感をもってセッションに望めるようになります。
-セッションの組み立てや次回までの繋ぎをより真剣に考えるようになる
-お金頂いていないから、どこまでフィードバックしよう、
アクションにつなげようという遠慮がなくなります。
・収入になります。
●お客様のメリット
・真面目にテーマを考えてきます。
・真面目に変化を求め、アクションをします。
・変化を望んでいない人が来なくなります。
◆有料にするデメリット
・ターゲットの裾口が狭くなるところ。
これぐらいしか思いつきません。
人によっては練習できなくなるじゃんという人もいると思いますが、
それはペアコーチングで練習積んでくださいと、私は思います。
逆に本気でどういうお客様を相手にしたいのか、ということをよく考えるようになので、返ってメリットなのではないかと個人的には捉えています。
◆昨日無料のお客様に有料提示しました
私の場合、スクールが始まる前から継続している無料のお客様が一人いらっしゃいます。ただセッションを重ねることに、クライアント様から主体性が少しずつなくなってきているなと感じることが増えました。
だからいろいろ考えて模索した結果、昨日有料にしますと伝えました。
有料にする背景として、
「今無料で行っているから、クライアントに求めすぎるのもよくない」
と思っていることに気づいたからです。
この考え方を自分がしているなと気づいた時に、
自分が提供したいものは何なのか、
という疑問が沸きました。
自分はただの聞き役になるのではなく、
クライアントときちんと対峙して、
目標に向かって変容を促せる存在になりたいのだと
というところに立ち返った時に、有料にしようと決めました。
その方は現在金銭的な余裕は正直そんなにありませんが、
そこは心を鬼にしてお金とその経緯をお話をしました。
これから受けてくれるかどうかは正直わかりませんが、
受けに来てくれた時には、お互い本気で臨みたいなと思っております。
この話は、無料で行っているから必ずしもこのようなことが起きるとは限らないのですが、少なくとも有料にしておいた方がこのようなことは起きにくいのだと感じます。
◆有料にするタイミングについて
よくこんな方がいらっしゃいます。
・スクールを卒業してから有料にしよう
・100人の無料セッションをしてから有料にしよう
・認定資格を受け取ったら有料にしよう
などなど
ただこれについて思うことは、
スクールを卒業する前日の自分と、卒業したその日の自分って
どれぐらい変わっていますか?
自信でしょうか?その自信は外的要因からくるものでしょうか?
100人目の人と101人目の人の差ってなんですか?
あなたはその期間中劇的になにか変わったんですか?
認定資格のありなしも同じです。
結局有料か無料かはクライアントに対しての覚悟の差であるし、
プロコーチとアマチュアコーチの違い
にも繋がってくるのかなと思います。
状態として、知識も経験も完璧なプロコーチの状態はありません。
であればあなたの基準はなんですか。
プロコーチとそうではないコーチの違いについて、
気になる方はこちらの記事を参考にして読んでみてください。
「コーチ」と「プロコーチ」の違いを語ることができないあなたが、プロコーチになれるのか?
https://cocorogumi.com/column/pro-coach/
◆設定金額について
自由に設定してください。
ルールなんてありません。
自分がほしいと思う金額にしてもいいですし、
自分が相手にしたいターゲットに見合った金額でも大丈夫です。
ただポイントとしてどうして私はその金額にしたのか、
という説明ができればいいと思っています。
よくないと思うのは、
相場がこれぐらいだからこの金額という主体性、
意味づけのない金額は正直微妙だなと思います。
なぜならば、
今の相場が本当に正しいかどうかってそもそもダウトだし、
お客様のことを考えての金額設定なのかな?って思うからです。
では今の相場はどれぐらいなのか。
それはご自身で調べてみてください。
もちろん相場金額を超えるためには、
それなりの意味づけやさらなる付加価値、
違う切口などが必要になってくる場合もあると思いますが、
あくまでも前提としては設定したい金額は自由です。
◆まずは自分で体験してみる
理想の金額で提供するためには、その金額のサービスを実際に経験してみましょう。
例えばレストランで1万5千円の料理を提供するとします。
オーナーである自分が、今まで2000円の居酒屋でしか食事したことがない場合、まず1万5千円の料理をイメージできないし、自分が提供しているサービスの質と金額が見合っているかが判断できないと思います。
ここの金額に対する期待値と実際のサービスの質に大きながあると、
「これは詐欺だ!」なんて話にもなったりすると思います。
コーチングも同じだと思います。
だから、これは私含めてそうなのですが、
自分の提供したい金額のサービスをまず知る必要あると考えています。
◆結局一番大事なこと
僕が尊敬する笠松さんもおっしゃっていたことなんですが、
自分はどのような人に、どのようなサービスを提供して、その先にどのような世界を作りたいのかが一番重要だと思います。
ただここでずっと躓いて前に進められないというのは、これはこれでもったいないので、行動に移しながらここは活動していければいいと思います。
◆まとめ
より質の高いセッションを提供しようと思ったら、有料で提供しましょう。
コーチもクライアントも臨む姿勢がより真剣になるから。
金額は好きな金額をつけましょう。
ただその金額の理由やサービスの妥当性を
ちゃんと自分が理解していて説明できるように。
前提として、日々コーチングに関する知識やコーチングに限らない経験の獲得や自己理解を深めましょう。また自分が理想とする世界を明確にしましょう。
では今日はこのへんで。
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