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キレイ好きでもめんどくさい、掃除デー|#清潔のマイルール

部屋を清潔に保つことは、心身を健康にする。


親にそう言われて育ったし、大好きな自己啓発本にももちろん書いてあるし、
実際に部屋を整理整頓、清潔にした後の達成感や爽快感を何度も味わっているにも関わらず、掃除は面倒臭い。
でも面倒くさがり屋のくせに綺麗好きという私は、
基本的に部屋は常に綺麗な状態じゃないとイライラして仕方がないのだ。(笑)

数年前CAとして世界中を飛び回っていた私には、あるルールがあった。
「部屋を完璧に綺麗にして仕事へ向かい、綺麗な部屋に帰る。」
4勤2休、3勤3休、といったようにとても不定期な仕事だったが、仕事前に掃除して気持ちよく出発し、整った部屋に帰ることで心と身体の健康をキープできていたのだ。

だが、3年前から土日祝休みのカレンダー通りの仕事をしていて、毎日規則正しくもなったものの、イマイチどのタイミングで掃除をすればいいのか分からずルールが崩れた。毎日家に帰るとはいえ、残業の日もあれば飲みに行く日もあるわけだし、土日どちらかだけでは足りない感じもする。慣れない仕事へのストレスもあってか、次第に部屋が散らかりだすし、汚れも目立つしで、精神的にもやや不安定になっていった。

ようやく、「土日の朝どっちかと、平日余力があって気になったタイミング」という新しいルールに落ち着いてきたところで彼と一緒に過ごす時間が増えた。

彼のルール、掃除デー


性格は真逆なものの、比較的価値観が合う彼と唯一譲り合えないのが”掃除するタイミング”だった。金曜日はしっかり自分を労り、甘やかす習慣の私とは違って、土日にタスクを残さず気持ちよく過ごしたいという彼。また掃除の仕方も几帳面そのもので、徹底的に完璧に掃除をする。

そう、「金曜日、もしくは休み前日は掃除デー」が彼のルールなのである。

私は「掃除デーは土曜の朝」で、気持ちよく休日を過ごすプチ儀式のようなものだったのだが、土日を有意義に過ごすためだという主張に負け、最初は気合いで金曜の夜の掃除を手伝った。(笑)
どんなに疲れていても、飲みに行った後でさえも、ノリノリでしっかり掃除をするもんだから脱帽だった。
1ヶ月も立たない頃に私は脱落して、部分的にしか手伝わなくなっていたのだが、金曜の朝に「今日は掃除デーだね!」と彼に元気に声をかけられ、私が嫌な顔をしてリアクションすることがお決まりになっていた。土曜に掃除したい、する、けど先に金曜日に掃除してくれるもんだからしないんだよ、と屁理屈みたいなことを言っていたが、本当なのだ。(笑)

突然明かされた本音と私の気づき


そうこうして1年くらい経った金曜のある夜、彼から「ずっと黙っていたことがある」と言われた。何、何、と緊張して返事をすると・・・
「掃除デー嫌なんだ。本当はめちゃめちゃ嫌だけどやっていたんだ。」と。大の掃除好きのように見えていたこともあって、私にとっては驚きの告白だった。
だけど、2人で生活する空間を気持ちよく、清潔に保ちたいからやらなくちゃいけないことだし、楽しく変換して掃除してくれていたのだと。それに気づけなかった自分がとても情けなくなった。

やっぱり掃除って本当は面倒臭い。
でも。彼の本音や、実家をこれでもかというほど綺麗にしてくれていた母を思い出して、
自分はもちろん、家族や大切な人との時間を綺麗で清潔な空間で過ごそうと思ってしてくれていること、いわば愛情表現の一種に思えたのだった。


掃除は、キレイ好きでもめんどくさいもの


こうして次第に、“嫌だけども金曜のうちに掃除をしておきたい彼”と、“やらなきゃいけないなら土曜の朝に掃除したい私”の妥協点として、掃除する場所の担当制で一旦は落ち着いている。

それでもどうしても金曜日が土曜日の前日なもんで、彼に負担がいっているんだ・・・掃除したいタイミングが悪い、悪気はない、許してください。(笑)



おまけ(コロナで加わった私の#清潔のマイルール とは)
マイルール「土日の朝どっちかと、平日余力があって気になったタイミングで掃除する」に加え、このコロナ禍で新たなルールがあるので最後に紹介させていただきたい。

「宅配物の段ボールは家に置きっぱなさない。すぐに捨てる。」
大変恐ろしいが、倉庫などにいるゴキブリが卵を産んで保つ環境に抜群らしい。。
「気づいたら手指消毒。何か食べ飲みするとき、人のものに触れる時気にかける。」
このコロナ禍で、普通の風邪や胃腸炎などにもかからなくなった。いかに日常で菌に晒されているか。

自分も菌を持っているかも、ということをより意識できるようになった人も多いのではないだろうか。相手を守るためにもこの数年で培った習慣/ルールは継続していきたいものだ。

#清潔のマイルール


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