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食べたNo.13-10【揚州】急須の噴水はコチラ!名店「冶春」で早茶

達成日: 2023年8月26日
場所: 中国・江蘇省揚州市丰乐上街8号 冶春茶社(御马头店)
オススメ度: ★★★★★

 早茶というと広東省のものと思われがちですが、こちら江蘇省揚州市も本場中の本場です。両者の違いは例えば広東省はお茶が功夫茶鉄観音などの烏龍茶で、料理は蒸籠の蒸し物の点心が多く海産物も多用される一方、揚州はお茶はご当地の碧螺春等の緑茶白茶で、蒸籠の蒸し物というより軽い料理をいくつも食べるといった感じです。
 日本で揚州の飲茶を出せる店は殆ど無く、私の知っている範囲では銀座三笠会館の秦淮春位かと思います。なので、是非本場の揚州飲茶を食べてみたいと、2023年の夏休みに駐在中の友人と揚州に行ってきました。
 揚州市へは上海市から高速鉄道で行きました。

カッコええ

上海より高い35℃、高温多湿、東京と同じですね。暑い~!

あぁ暑っ!

 揚州市は地級市で地下鉄はありません。従って市内の移動はバスかDiDi(シェアライド)です。揚州には趣园、冶春、富春、怡园という4大早茶店と言われる店があります。我々は最も観光要素の高い、冶春を選びました。下記の地図に見える通り、冶春茶社の向いに智选假日酒店=Holiday Inn Express があったので、早朝から向かうために宿泊をここにしました。

ちぃまよ

 この店は中国で有名なグルメ番組「舌尖上的中国」に出ていますので混雑必至です。

 ネットを必死に検索したところ、7:00開店だが整理券要り、6:00より前に行った方が良いといった情報がありましたが、まだ暗いし、情報の信ぴょう性を疑い7:00に行ったところ、時すでに遅しでした(笑)あはは
A23が呼ばれるまで1時間以上かかった(汗)ほんとに6時前に来る必要あったんだ…

冶春茶社 御马头店はほぼテーマパークなので、待ち時間に中を見て回りました。
まず、入口の手前はこんなお濠になっています。

入口の辺も肉まん蒸そうと準備中です。日中売るのかな?

そしてこちらが、この店の象徴の茶壷(急須)の噴水です。
いいですねー!
これ写したくてこの店選んだといっても過言ではありません。

太鼓橋的なものもあります。

めっちゃ包んでますよー!

これは何?音楽と共に現れた。エレクトリカルパレード的なもの?

 漸く順番が来ました。残念ながら座席は新館的なところ。ま、奇麗でいいか。

 料理は事前に小红书でめっちゃ調べて来ました。

こちらが「舌尖上的中国」に出た、扬州早茶に共通した名物「烫干丝」。暖かい豆腐系の料理です。
「扬州狮子头」これは味も食感も銀座の「秦淮春」と大差なかったです。ホロホロに柔らかくて清淡な味わい。 秦淮春、よく再現されていたと思います。 料理人が確か揚州の人だしね。
「招牌蟹黄汤包」 先ずはストローぶっ刺して中の汁飲みます。 上海蟹味です。
治春肴肉。実に私好みのコンビーフ感の肉。
「扬州盐水鹅」 ガチョウです!日本ではまず食べられないが中華圏ではお馴染みのガチョウ。 すごくいい香りで美味しかった。
こちらが蒸籠の点心セット「非遗什锦组合(無形文化財の詰め合わせ)」 上から時計回りに 细沙包(あんまん) 三丁包(肉まん) 翡翠烧卖(ナズナの蒸し焼売) 如意凉卷(スイーツ) 米糕(スイーツ) 千层油糕(スイーツ) 蒸饺(蒸し餃子) 松籽烧卖(中華おこわの蒸し焼売)。「千层油糕」は揚州早茶代表的スイーツ。炭水化物過多な感じ。ちなみにこれらはセットでなく個別でも頼めました。

「翡翠焼売」 拡大撮影
見た目は美しくて期待大だったが、味はかなりの草系。ナズナだと思います。ピンク色は塩漬け肉。

荠菜烧卖。很美丽。

おなかぱんぱんになりました!
なお、注文はタブレットですが、持ってくるフロアスタッフの女性が外国人と判って何となくからかわれました。でも友人が中国語話せないにも拘らず楽し気な雰囲気に持って行ったのには感心した!やるなあ。コミュニケーション能力めちゃ高い!最後には楽しく挨拶して食事を終えました。


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明明東京@中国を鉄道で旅する日本人
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