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【新闻】板凳族(ベンチ族)ってどんな族?

 2023年夏、下記の記事で上海地下鉄11号線と蘇州地下鉄11号線が接続した事を報告しました。

何せ元々蘇州と上海は高速鉄道で行き来していた距離です。なので、上海地下鉄11号線だけでもかなりの長距離ですが、蘇州地下鉄、特に蘇州の中心部でない所からの客迄も引き継ぐとなると、そりゃあ乗車人数も半端ないでしょう。そして、高速鉄道のようなチケット予約を伴わない、当日突然乗れるとなったら皆さんこちらを選ぶに違いありません。
そんな11号線について、こんなニュースが流れていました。

 板凳族(Bǎndèng zú、カタカナイメージはバンデンズー)という新語が出てきました。地下鉄に椅子持ち込んで座る乗客の事を指しているようです。小红书で板凳族を引くと、専用の椅子も販売されているみたい。これが発生しているのが上記の上海地下鉄11号線。上海地下鉄11号線は路線が長く、他の路線が乗り入れている駅も少ないため「ベンチ族」が発生しやすい、と書かれています。こちらが路線図です。そこそこ乗換駅ありますね。

地図としてはこんな感じ。嘉定区から上海ディズニーランド駅まで走ってます。

もちろんこれは地下鉄運営側としては困り事。どう見ても危険ですよね。ニュースでは乗換駅が少ないからとありましたが、私は蘇州方面、とりわけ崑山市から上海に通勤する人が増えたのでは?と感じましたが、本当はどうなんでしょうか?
また、終点の、蘇州地下鉄との接続駅である花橋駅に行って通勤時間の様子や、本当に板凳族がいるのか見てみたいところです。 
 とまあ、ここまで書いて、日本人、特に東京地方出身の日本人の私としては、「椅子置けるようじゃ、まだまだラッシュの混雑甘いな!」なんて思ってしまう。別に誇れる事でも何でもないけどさ(笑)

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明明東京@中国を鉄道で旅する日本人
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